南の国の会社社長の「遅ればせながら青春」

50を過ぎてからの青春時代があってもいい。香港から東京に移った南の国の会社社長が引き続き体験する青春の日々。

ここは何処?

2007-04-09 00:34:24 | 日本
この上の写真は私が今日撮影したものなのですが、一体、
ここはどこでしょうか?4月の3日の日まで、シンガポール
にいたのですが、3日の夕方から5日の昼頃までは香港でし
た。香港でブログを更新しようと思ったのですが、時間が
なく、気がついたらもう別の場所にいました。

そして、今日撮影した写真がこれです。何となくヨーロッパ
の南の国のようですよね?イタリア?南フランス?それとも
スペイン?さて、どこでしょう。ここは残念ながら、ヨー
ロッパではありません。実は、ここは、何と、日本です。
それも、東京のすぐそば。舞浜あたり。そうなのです。
ここは、ディズニーシーなのです。

今年は五周年ということですが、生まれて初めて行きました。
実は、どんなところなのかよくわからずに行ったのですが、
行ってみてびっくり、いろんなアトラクションがあるのです
が、全体の作りがかなり本格的に作り込んであって感動です。

この南ヨーロッパ風の街並もその一部なのですが、ここは
もはや日本ではなく、全く別の空間です。夢の世界と言った
ほうがよいのかもしれません。

まず、私は、駐車場で感動しました。駐車場に入る車を誘導
する係員の人たちが、笑顔で、はっきりとした動作で車を誘
導してくれるのです。一台の車が駐車場に入るまでの間に、
何人もの人たちが、それを導いてくれます。さすが、ディズ
ニーだなと思いました。

駐車場というのは、設備全体からすると、全くの周辺的な
場所なのですが、そこから、すでにディズニーのコンセプト
が徹底されている。駐車場というマイナーな部門で働く若者
たちが、自分たちの使命を自覚し、照れもせず、投げやりに
もならず、実にシステマティックにきびきびと働いている。
私は、こういうのがすごく好きです。この駐車場を見ただけ
で私は、ディズニーシーに来たかいがあったと思いました。

駐車場の入り口からちょっと入ったあたりに立っていたいた
女性の係員がまるで、バレーか、スポーツでもしているかの
ように、すらりと手を伸ばして、はっきりと方向を指示して
くれているのを見たときには、感動して、涙がでそうになっ
てしまいました。働く姿の美しさを、そこに見ました。

私の妻も学生時代に、ディズニーランドでアルバイトをして
いたことがあると言っておりました。アルバイトであっても
徹底したトレーニングを受けて、お客さんの夢を壊さないよ
う行動しなければならないということでした。

この空間は、何でできているのかと問われれば、それは夢で
できていると言えるのかもしれません。

アトラクションで見たのは、海底2万マイル、インディー・
ジョーンズ、ビッグバンドジャズ、タワーオブテラーなど
でした。どれも見事な仕掛けでしたが、タワーオブテラーの
エレベーターが暗闇の中で落下するアトラクションはかなり
強烈で、心臓がとまるかと思いました。手に汗握るとはまさ
にこのことです。

ビッグバンドジャズは、ブロードウェイのミュージカルの
ような感じですが、演奏も、ダンスも本格的で、感動です。
そんな中で、ミッキー・マウスが踊るのですが、この踊りも
かなり上手で感動でした。私の妻は、このステージで登場
する白い猫のキャラクターが出て来るたびに、苦笑しており
ました。猫の眉毛がちょっと変だよ~と笑いながら言って
ました。

今日は夕方から小雨が降ってきましたが、小雨の中
で見た花火はとてもロマンチックでした。また行きたいと
思います。

シンガポールの道路の黄色と赤の線の謎

2007-04-02 01:55:54 | シンガポール
シンガポールのバスレーンのルールが、4月1日からちょっと
変更になりました。この上の写真は、シンガポールのラッフルズ
ホテルの横を通るブラス・バサー・ロード(Bras Basah Road)
ですが、黄色い線と平行して、見慣れぬ赤い線が引かれている
のがお分かりになるでしょう。一体これは何の印なんでしょう。

たまたま数週間前に、私のところにLand Transport Authority
(陸運局)から送られてきたパンフレットを私は見ていました
ので、それが何なのかが分かったのですが、おそらくほとんど
の人がこれが何なのかわからないと思います。この赤い線だけ
でなく、路肩の黄色の二重線、さらには、この写真にはないの
ですが、ところどころで見かける路肩のギザギザの線など、
シンガポールの道路にはわけのわからない線が、やたらと
たくさん描かれています。

シンガポールには以前から(1974年から)、バスレーンという
のがありました。シンガポールは日本と同じ左側通行で、バス
は、道の左側を走りますが、バスの運行をスムーズにさせるた
め、一番左側の車線を、バス優先車線としていました。

これは平日の朝の通勤時間帯(7時半から9時半まで)と夕方
のラッシュアワータイム(4時半から7時まで)の間は、普通
車両がバスレーンの走行を制限していました。また土曜日も
朝は平日と同じ時間帯、そして帰宅時の11時30分から2時まで
の間がバスレーンの有効時間とされていました。

バスレーンの目印は、黄色の二重線。上の写真の一番左側の
路肩の黄色の二重線は、これはまた別の印で、駐停車しては
いけないという意味です。

それが、この4月1日から、平日の夕方の時間帯が、5時から
8時までと変更になり、土曜日のバスレーンの制約はなくなり
ました。土曜日も営業している会社は少なくなりましたからね。
さらに、新しく変わったのは、FULL-DAY BUS LANEというのが
設定されたのです。

月曜から土曜日まで、午前7時半から夕方8時まで、この車線
はバス専用車線となります。それを示すのが、この上の写真の
赤と黄色の線。これが適用される道路は、オーチャード・ロー
ド、ユートンセン・ストリート、ビクトリア・ストリート、
サマーセット・ロード、ヒル・ストリート、そしてこの上の写真
のブラス・バサー・ロードです。

上の写真のように、一部点線になっている部分がありますが、
これは、手前から左折して入ってくる車や、またこの道から
左折する際に瞬間的に左車線に入らざるをえず、それが可能な
区間ということで、点線になっているのですが、これを厳密に
守ろうとすると、左車線に曲がる車が並んでいると、そこでは
左に曲がれなくなってしまいます。

これ違反した場合、どうなるのかというと、罰金が130ドル(約
1万円)で、免許証の減点はとくにないのだとか。これは徹底し
て、取り締まってほしい気がします。でないと、ルールが徹底し
ないでしょうからね。

私は、ここ2年ちょっとシンガポールで、車で通勤しているので
すが、バスレーンに一時停車している車とか、タクシーとかを
よく見かけます。そうなると、バスはそれを追い越さなければな
らず、バスの運転手の立場からすると大変迷惑なことなのです。
そういうのを見るたびに、こういう勝手なドライバーをどんどん
取り締まってほしいなあと思っておりました。

バスレーンで、タクシーを止める人も多いです。またバスレーン
でタクシーを降りる人もいます。交通局のパンフレットでは、
バスレーン内では、決して、客を拾ったり、降ろしたりしては
ならないと言っています。しかし、それを知らないであろう一般
歩行者は、手をあげても、タクシーが何故とまらないのか、乗車
拒否が多すぎると文句を言う人も増えるのでしょう。

観光客の人は、シンガポールの交通ルールはほとんど知らないの
で、バスレーンだけでなくても、こんなところで絶対停まれない
だろうと思うようなところで、タクシーを拾おうとしている人た
ちをたまにみます。街中では各所にタクシースタンドがあります
ので、そこから乗るのが基本です。

シンガポールの道路の路面上の表示はいろいろあるので、英語で
すが、こちらをご覧ください。
→ Singapore Road Safety