陶芸ブログ「ひとりごと」

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登り窯窯出しと作品

2023-06-09 | Weblog

今日のお天気雨のち曇り
6月4日に登り窯の窯出しに参加してきました。

耐火煉瓦とモルタルでふさがれた入り口を外して、中の作品を出していきます。



人が入るとこんな感じのサイズ感。


最初に作品を出したのは胴木間。
今回、温度も良く上がり、艶の出た灰たっぷりの作品が仕上がった間です。

自分は今回ここには作品入れていなかったので残念。












こちらは2の間の窯出し前の画像。
一の間は大勢人が居たので撮影せず。
(他の方が撮影した綺麗な画像が回って来るでしょう)



こちらは3の間の画像。
白い矢印の先の作品が多分自分の作品です。



こんな感じに、台の上に並べて行きます。


















こちらは3の間に合った自分の備前土作品を集めたもの。
予想以上に歪みました。
炎の流れによる温度差で、歪むのは必須なんですが、このパワー凄いなぁと改めて思いました。

今回は、温度があまり上がらなかったそうです。
1~2の間の作品は割と灰が溶けきらずカサカサとした仕上がりになりました。
それもまた良い味わいですが、灰が溶けた艶を出すために、希望者にはもう一度仕上げの焼きをしてくださることに。

これは、灯油窯や電気窯で、1200℃前後で行います。

今回備前のものは程よく焼けたので問題ないのですが、他の作品を焼き直すかどうか。
私は迷いが出て会場では決められず。

一度持ち帰って一つずつじっくり作品と向き合ってから決めることにしました。
焼き直しは自分のところでも出来るので。

で、作品紹介。







一番よく出来たかなと思う花瓶二つ。
備前焼の土を使用。


抹茶茶碗


カップ。


カップ


抹茶茶碗。
風情のある色なのですが、歪み過ぎて、底がへたってしまいこれでは抹茶茶碗としては無理ぽい。
穴をあけて植木鉢にする?


こちらも抹茶茶碗。
こちらは使えそうな感じです。




ぐい呑み



おなじくぐい呑み





ぐいのみ。
裏は3か所道具土を置いた跡が綺麗に出ています。



青っぽくて、かなりカサカサな雰囲気に出たぐい呑み。



白っぽく出たぐい呑み



抹茶茶碗



カップ



ぐい呑み


底。



とりあえず、この二つは焼き直してみるかなぁ。

登り窯イベント参加の感想。
なかなか出来ない貴重な経験をすることが出来ました。
ありがとうございます。

また、今回は自分の右手の障害のことをオープンにしました。
TOUTOU展等も含めて、人が集まる催事の時などは言わないと無理することになっていまいがち。
言わないで済む環境と、そうじゃない環境の区別が必要だなと感じました。

どんな障害かというと。
9年前に手術した後、右上半身に色々影響が出ています。

その中で右手に関しては、力を入れる作業がとても苦手になりました。
握力も低く、疲れやすい。
ペットボトルの蓋を開けられるかどうかという感じです。
また、皮膚も爪も薄い上に、汗もかけない(バリアがないカサカサじょうたい)のため、多くの作業に神経を使います。

利き手なので不便ですが、左手もかなり器用になったので、多くの作業を左手でこなしています。
そのため、普段の生活では大きな不自由はありません。

原因は頚椎症や、他の影響もあるかもしれません。
胸郭出口症候群にも似ています。
この手術(肺縦隔腫瘍神経原生腫瘍)の後遺症は個人差かなり大きいようです。
ほぼなんともない方もいらっしゃいます。
私の場合は、腫瘍の場所があまり良くなかったようです。

一時的なことで、だんだん回復する可能性を期待しながら気が付くと9年。
まぁ、受け入れていくしかないですね。



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