陶芸ブログ「ひとりごと」

マイペースに陶芸やっています。
委託販売や通販も行っております。

金彩焼き上がり

2009-06-30 | 陶芸・技法
昨日焼いた金彩絵付けの窯出しをしました。
今回は綺麗に焼きあがってくれました。

一部、白金彩(プラチナ彩)も使ってみました。
思っていたより、黒っぽく思えましたが、銀色も綺麗で素敵です。

デザインによってですが、広い面を塗る場合などは最初から2度焼きするつもりで良さそうです。

銀色に焼き上げるには、白金彩のほかに、銀を焼き付ける方法もあります。
そのひとつが「シルバーオーバレイ」。

銀粘土の一種として販売されており、以前から興味を持っています。
陶磁器に焼き付けるために調合されたものです。
こちらは、最後磨いて仕上げる必要があるそうです。
また、銀なので使っているうちに変色するだろうというところが違います。

もちろん、色味も違うことでしょう。

今持ってる白金液を使い切る頃にどうするか決めようと思います。

新作アップ

2009-06-29 | 新着情報
ぐい呑み、お皿、陶玉をアップしました。

ちょっと間があいての新作アップです。
画像のぐい呑みは、赤紫、青紫、ごく淡い赤紫と白のマーブル、極淡い青紫を使ってマーブル模様にしてあります。

ろくろの回転が流れるような模様を出してくれます。

ここ暫く、製作過程をブログで紹介させていただいておりましたが、無事完成です。

だいたい予想通りの雰囲気に出来上がってくれたので安心しました。

製作過程の紹介は画像が地味ですが、予想以上に反響がいいので、今後も続けてみようと思います。

石膏

2009-06-28 | Weblog
画像は石膏で型を作っているところです。

楕円のお皿を作るための型で、粘土で成形したところに石膏を流してあります。

固まったら粘土から外して乾燥。

角などを削ったりして形を整えて完成です。

型を作ったあとの粘土は作品には使えないので、リサイクルして次の石膏型を作るときに使います。



先日の記事で、粘土のリサイクル作業のことを「スイヒ」と表現していましたが、適切な表現ではありませんでした。
お詫び申し上げます。

詳しくはこちらを参照してください

教えてくださったどろやさん。
親切にどうもありがとうございました。

私は、自分が間違ったときにそれを教えてくれる人が居ることをとても有難いことだと思っています。

プライベートでもそういうものだと考えています。

怖いのは、言ってもらっても自分が「聞く耳もたない状態」になってしまうことですね。
そうならないようにありたいものです。

今日の作業

2009-06-27 | 陶芸・技法
今日も暑かったですね。
風がほどよく吹き抜けてくれたので、今年はまだエアコンに頼らず頑張れています。

季節よりだいぶ早めに作り出さないと間に合わないのが焼き物。
秋にむけて紅葉の箸置きを作っています。

この形は、社会人をやっていた頃にデザインしたもので、今でもリニューアルせずに使い続けています。

型紙を粘土の板に当てて、ナイフで切り出して作っています。
抜き型とはちょっと違ったラインが出るのが特徴です。

葉脈は一本ずつ針で描いています。

そのため個体差が多少あります。

手作りならではの個性です。

食卓に葉っぱというのは、とても似合うと思っています。
さりげなく彩を添える役に立てば嬉しいですね。

ちなみに昨日の画像の作品は今窯の中に居ます。


お気に入りの和菓子屋さん、山形屋さんに動きあり。
あつぎ地域SNSに新規ブログを追加したそうです。

広報あつぎに、記事が掲載されたことなども詳しく見ることが出来ます。
薔薇の和菓子を製作しているところの画像がとても綺麗です。

登録されていない方は、右下の「未登録の方はこちら (閲覧のみ) 」をクリックしていただけると見ることが出来ます。

そういう私は厚木市民ではないので、閲覧のみです。

釉薬かけ準備&生キャラメル

2009-06-26 | 陶芸・技法
画像は、素焼きの後、表面を整えたものです。

練り上げの場合、特に削りにくい内側に凸凹が残りやすいので、仕上げにやすりをかけることもあります。
その場合は、ヤスリのくずをしっかり落とすために一度きっちり洗ってから、ある程度乾燥させておきます。

その後、透明釉薬をかけて乾燥。
それから本焼きになります。


話は全くかわりますが、母が出かけた先で生キャラメルを作ってきました。
最近料理など色々と教わってきます。

名前はよく聞いていましたが、食べたことはありませんでした。

ひとつ口に入れてみると、ふんわりと甘くて柔らかくて。
キャラメルのやさしい味わいが広がっていきます。
流行るのが納得の味です。美味しかった♪

レシピはこちら

固さとかを意識すれば特に難しいことはなさそうですね。
時間は表記よりだいぶかかったと言っていました。
色々アレンジも出来そうです。

これを食べて思い出したのが、幼い頃に作ってもらったキャラメル。
こげ茶色で、固くて、とても濃厚な味でした。
鍋から漂う甘い香りにわくわくしたこと、カットしたものをオブラートでくるみ、綺麗な色のセロファンで包むのを喜んで手伝ったことなどを懐かしく思い出しました。

また、あのキャラメルを食べてみたいなと言ってみると、レシピをなくしてしまったとのことです。

記憶を頼りに、近いレシピを探してみました。
生クリームは使わず、砂糖、練乳、バター、水あめだけで作られていました。
いつか気がむいたらチャレンジしてみるかもしれません。

今日の作業

2009-06-25 | 陶芸・技法
昨日丸めた玉に、穴を開けました。

画像は昨日の画像とは別の個体で、色々な形を作ってみました。

折角手に入れたヘンプに合わせられるよう意識したものもあります。

丸めてすぐに穴を開けようとすると、形が崩れるのである程度硬くなってから行います。

程よい固さになってからでも、一気に大きな穴を開けようとするとやはり崩れたりしやすいですので、小さな穴を開け、そこから広げるようにして穴を大きくしていきます。

相変わらずの、地味な作業の連続。

私は、こういう根気のいる作業はあまり苦にならない性格のようなので良かった。
ちなみに、バリのようなものが見えていますが、これは完全に乾燥してから取ります。
今回お供の音楽はMichael Nyman の THE PIANO (サントラ)や デビットボーイのブラック対ホワイトノイズ、氷室京介のミッシングピースなど。

ジャンルはあまり問わず、多少聞きなれたものが丁度良いです。
音楽に意識が行き過ぎないので。

ろくろ作業のときは音楽聴かないですね。

今日の作業

2009-06-24 | 陶芸・技法
粘土をまるめていました。

画像のものは直径1cmちょっと。
穴を開けて陶玉にします。

相変わらず手で丸めて作っています。
気長な作業なので、好きな音楽を聴きながらまったりとした気分で。

型を作って粘土を流し込んで作るやり方もあるので、一応検討してみたりも。
試作はしてみましたが、量産準備はしていません。
型を作ることに手間もかかりますし、型を使った製作にはそれなりにスペースが必要なので実現しない可能性のほうが高いかもしれません。

上手にやれば、お手ごろ価格の陶玉を出せるかもしれませんが。

私は基本的に手作業の良さを大切に製作していますので、手で丸めるやり方が好きなんでしょうね。
もし、型製作をするようになっても、手で丸める玉作りは続けると思います。


再生

2009-06-23 | 陶芸・技法
こちらは日中とてもむし暑かったです。

削り作業をしていたので、ろくろから来る熱も暑さを増してくれました。
エアコンのスイッチを入れるか迷って我慢してみましたが、結果集中力がダウン・・・ってこれでは良くなかった・・・。

暑さに弱い私。そろそろエアコン依存スタートかしら。



製作時に出た粘土の削りカスは、スイヒ作業をして再生しています。

まずは、しっかりと乾燥させて、そこにひたひた程度の水を注ぎます。

一晩置いて、上澄みを捨てて、攪拌。

荒めのざるを通してから、布を敷いたすいがめに土を入れて天日干し。

数日たって程よい硬さになったらしっかり練って寝かしておきます。
これで完成。

画像は、干してる状態です。
明日は雨の予報があったので室内に取り込んだところです。

すいがめは、素焼きの器で水分を吸ってくれます。
画像は自作したもので、一般的に使われているものよりも小さくて深いです。
布は、シーツの古布など身近なものを色々使っていますが、化繊の薄いものが結構洗いやすくすぐ乾いて便利です。
画像は風呂敷。

手間をかけるよりは、削りかすを捨てて新しい土を買ったほうが経済効率がいいと言う人もいらっしゃいますが、私は粘土の状態を捨てるということが嫌なので、出来る範囲で再生して使うようにしています。

削り

2009-06-22 | 陶芸・技法
一昨日ろくろ引きしたものを、一晩おいて、削りました。

通常の作品は外側だけ、しかも厚みのある高台のほうだけしか削りませんが、今回のように色粘土を使って模様にしたものは、表面全体を削ります。
(意図的に削らない部分を作ることもあります)

ろくろ引きしたばかりの状態は、マーブル模様はすっかり隠れていますが、表面を一皮削ると、粘土の色模様がくっきり出てきます。

画像の作品は、ほぼ白に見えるほど淡い赤紫、青紫。淡い赤紫、青紫の組み合わせです。

模様の出かたがそれぞれ違って楽しいです。
多少の意図はして、粘土の配置を行っておりますが、ろくろの動きに沿って出る模様は自然な感じでとても好きです。

色の組み合わせを考えるのも楽しいです。

テソロのブログにて、青薔薇シリーズを紹介していただきました。

テソロに行けば、現物を手にとってご覧いただけます。
伊勢原駅から本当に近いので便利な場所です。
また、店長さんや、多くの委託作家の手作り品が沢山♪
パーティ用のアクセサリーから、お手軽なものまで盛りだくさん。
見てるだけでも楽しいです。

今日の作業

2009-06-20 | 陶芸・技法
今日は日中暑かったです。

ひんやりとした水に触れられる、ろくろ作業をしていました。
画像を見てもわからないのですが、実は紫系のマーブル模様になる予定です。

今回はぐいのみがメインでした。

私が作るぐい呑みは、つい大きくなってしまいがち。

でも、大きいほうから売れていく気がするのでこれで間違ってないのかも。

日本酒はとても繊細な飲み物で、ぐい呑みの形ひとつで味が左右されてしまいます。
気のせいでしょ?と思う方は、是非呑み比べをしてみることをお勧めします。

器を変えるだけで、予想以上にはっきりと味わいに違いが出てくるのです。

利き酒用の器は、色と形が決まっているのも納得です。

ワインと同じように、とても奥が深い飲み物なのでしょうね。