陶芸ブログ「ひとりごと」

マイペースに陶芸やっています。
委託販売や通販も行っております。

植木鉢アップと2021年振り返り

2021-12-31 | Weblog


今日のお天気晴れ。
minneに黒系焼き締め植木鉢を8個アップしました。

こちらのシリーズ、土をちぎっては層を重ねるようにして制作しています。
黒く焼きあがる土を使用しています。

割と厚みがあるので、ずっしりと重たい感じです。
前回の作品たちがご好評頂いたおかげで、今回も制作出来ました。

結構作るのが楽しい作品です!



大きいもので12㎝程度と、全体的に小ぶりです。
小さめの盆栽や、多肉植物、苔なども似合うと思います。



横から見た雰囲気も、それぞれ全部違います。



水に濡れると、黒っぽさが増すので、そこも魅力と思います。







ちょっと丸っぽいものも。



今回アップした中で一番小さいもの。



こちらは、前回アップした作品の残り。

同じ土で焼いてますが、焼き上がりの色はほんの少し違います。
今回の方がやや赤みが感じられる色合いです。

白系の鉢も出来てますので、近日中に撮影してアップする予定です。


<<2021年を振り返って>>

今年は、自分にとって変化の多い一年でした。

一番大きいのが父の認知症の悪化。

身体は元気だったため、有り余るエネルギーで異常行動に走りました。

ご近所の方にもご迷惑をおかけしました。

幸い、他人事じゃないと暖かく見守り頂き、更には励まして頂き、本当に有難く思いました。

母と私二人では、とてもじゃないけど対応出来る範囲ではなく、プロの方たちに頼りました。

認知症専門医の「だんだん症状が進むと悪さも出来なくなってきます」の言葉が、正直希望でした。

実際最近は歩行困難が進み、外への徘徊が減り、ピークは過ぎたと感じます。

家の中での異常行動は結構ありますので、まだ日常生活油断出来ない感じです。

デイサービスや、ショートステイは本人に合っているようです。

最初は面倒くさそうにしていましたが、最近は行くのが楽しみになっている様子。

これもまた、本当に助かっており、貴重な時間になっています。


数年前から、友人に誘われて一緒に仕事を立ち上げようと進めてきた話から抜けました。

先方から提案されて、私もそれが良いと納得。


その流れで出来た時間は、陶芸に向けています。

オンラインショップに作品を定期的にアップ出来てるのは、自分でも嬉しいです。

時間が出来た時に少しずつ進められるのがオンラインのメリット。


催事参加や、オーダー受付の再開はもう少し先になると思います。



体が丈夫になった。

去年も同じこと書いてますが、更に体力ついてきたと思います。

アラフィフで、こういう方向に行くのは想像外でした。

若い時は虚弱でしたので、今が人並みなのですが、動けることは本当に嬉しいです!

今は特に健康管理が大事な時。

軽い運動習慣や、家庭菜園効果もあるかなと思います。

メンタル面も強くなったと感じます。


2021年、自分にとっては怒涛のような一年間でした。

嫌なことも多かったけど、良いことも沢山ありました!

非常時こそ、人柄を知ることが出来たりします。

凄い沢山の経験を積めたと感じる、ある意味面白い一年でした。



簪アップ

2021-12-30 | Weblog


今日もお天気晴れ。
minneに簪アップしました。

トップ画像は珊瑚風の簪。
黒ニッケルメッキの金具。



金メッキの金具。



模様部分のアップ。
3色に色分けした陶土をマーブル模様にしてあります。

今回、新たにきめ細かな土を入手して、色テストの後本番焼成しました。
歪みもあまり出ずに無事焼き上がり。
自分で作りたかったイメージにだんだんと近づいてきたと思います。



青緑釉薬の簪。



軸の色違い。


背景を変えてみると、色味が伝わりやすいかしら。

この釉薬は、一部の方に大変ご好評いただいてます。
深みがあるけど、鮮やかさも感じられる綺麗系の色です。
ピーコックグリーンと表現するのがいいのかなぁ。

色の表現はいつも迷います。


艶消し釉薬のグリーン系です。

ちょっと砂糖菓子みたいな印象もあり、可愛らしい色合いです。

釉薬をかけるとき、棒にさしてくるりと回しながら釉薬に漬けるのですが、その跡がはっきりと出ています。

淡い部分は黄色みがかって、濃いところは青緑ぽさがあります。
変化を楽しんでいただければと思います。

以前はなるべくムラが出ないように気を付けていましたが、今は手作りの過程で自然に出るムラを喜んでくださるお客様が増えたと感じます。

お抹茶の道具などに見られる不完全さを愛する気持ちや、柳宗悦 の民芸に美を見出す感覚。
日本人的な美意識とか、そういう感覚大好きです。

もっとそういうものを表に出していってもいいかなと感じて来ました。

やっぱり陶芸って奥深くて、凄く楽しい!





淡い青緑系釉薬の植木鉢アップ

2021-12-29 | Weblog


今日もお天気晴れ。
minneに辰砂釉薬の植木鉢を6個アップしました。

トップ画像は、一番大きいもので、長編18.5㎝前後。

轆轤引きした後、楕円形にしてあります。

底は全部削って、三角形の足を付けてみました。
鉢底の通気性が良くなるメリットがあります。


見る角度により変化があるので、どこを正面に持ってくるかも楽しめるかな。



他は4号前後(12㎝)の作品中心



サイズを表記してもイメージが湧きにくい場合も多いそうで、マジックペン置いてみたり。



三点の足だと、ガタつかずに安定しやすいのが良いかな。



今回深さはやや浅いタイプ中心。



辰砂釉薬酸化焼成のこのエメラルドグリーン系の色合いが結構好き。



で、置く場所により還元がかかって本来の赤紫がほんのり出てくるのも味があってて良いと思います。



上記作品の裏側はグリーンが出ているので、好みで正面を決めても楽しい。



こちらは、赤紫が結構はっきり出たタイプ。



で、こちらは反対側。

今回は、窯出しをささっとやってしまったため、窯変が出た部分の隣の環境を確認していません。

前回は紫釉薬の影響でしたが、今回は原因を特定出来てないです。

基本的に、辰砂釉薬は還元焼成で赤紫系の色合いを出すための釉薬です。

ちょっとしたきっかけでこの紫色が出やすい性質があります。

色の変化のグラデーションが自然で綺麗なので、意図的に出来れば、これもまた楽しい感じになると思います。



今日は、デイサービスが年内ラスト。

父が留守しているあいだに庭仕事を進めたりしました。

私は長年庭はノータッチを宣言してきましたが、流石に放置出来ない状態に。

結構荒れ放題になっていますので、今度シルバー人材センターの方たちに色々整えてもらう予定です。

綺麗になるのが楽しみ♪

作品アップ

2021-12-28 | Weblog


今日もお天気晴れ。
寒い日が続きます。

minneに作品アップしました。

トップ画像は南天の簪。



こちらは昨日窯出しした箸置き。
一気に30枚のアップです!

以前クックパットTVにお買い上げいただき、ご利用いただいたそうです。
有難い事です。

ですが、その画像が見つからないんですよね^^;



昨日紹介した抹茶茶碗。


見込みの内側は、外と比べて穏やかな色合い。

削らないと、模様はハッキリ出てこないのでそれを活かしています。



因みに昨日の夕方撮影のもの。
夕方なのに、白っぽく写ってる・・・結構写りが違うんですね。



こちらは杯。



こちらは内側も削って模様をハッキリと出しました。

もっと沢山作ったのですが、微妙に焼き直したい作品ばかりでした。

やっぱり炉内温度の10℃差って大きいんですね!

焼きあがったもの、確認整理して、だんだんとアップしていきます。

窯出し

2021-12-27 | Weblog


今日のお天気晴れ。
工房に窯出しに行ってきました。

焼成の結果は一応無事。
最初から入っているプログラムではなく、自分で入れたプログラムで焼いたので仕上がりはちょっと心配でした。
陶玉の釉薬が垂れるのを防ぎたくて、トップ温度を10℃下げて、他にもちょっといじってみたのですが、それなりの仕上がりでした。

トップ画像はピンクマーブル抹茶茶碗。
今日アップしようかと思いましたが、夕方の光だとなんか色味が微妙に思えたので後日撮影し直します。



茄子の帯留めは、ヘタの色は後から入れます。
グリーン系ガラス入り箸置きや、帯留め用のパーツなど。



植木鉢。
白い粉みたいなのは、アルミナの粉末で、後で落とします。



植木鉢。



バレッタや杯、箸置き。



陶玉いっぱい!
今回は沢山焼きました。
玉のみの販売を再開させたいと考えてのこと。



今回の失敗。
釉薬に穴があいてしまいました。
今回、玉の焼き直しが結構出ました。

色釉薬の玉、釉薬を厚くかけたいと思ってつい・・・というのが主な原因です。



温度を下げて焼いたため、その中でも一番温度が低いであろう下の段の作品が、釉薬が溶けきれずざらっとした仕上がり。
元々マット系の釉薬のため、溶けにくいという原因もあります。

左は失敗で、右は同じ釉薬だけど上の段に入たら、予定通りのマット調グリーンに焼きあがっています。

前回も、窯の癖を書いていたのにやっぱり詰める時になると忘れてます(笑)

重たいものを下に詰める基本も大切な部分なのできちんと考えてやっていかないと。



こちらは青系の釉薬。

上二つが上段、下二つが下段。
左が磁器素地で、右が陶器素地。

素地や、焼成環境の違いで、これだけ色味が違って焼き上がります。

因みに低温焼成用の磁器のため、陶器と同じ温度で焼成出来ます。



下の方の棚にあったピンクマーブル抹茶茶碗。
内側が綺麗に仕上がらず。
こういうものは、焼き直ししていきます。

とりあえず、焼き直ししなきゃというものは多かったけど、大きな問題ない結果で良かったです。

次回は、元々あるプログラムで焼いてみようと思います。


ブログや作品の更新、少し間が開きました。

家の事等、溜まった用事を進めている感じです。
父がショートステイやデイサービスに行ってる間に済ませておきたい事もあります。

母が歩行困難を抱えながらの介護とストレスで疲れ切っています。

頑張ってくれているけど、自分にかかる負担も大きい。

ここ暫く結構アクティブに動いていました。
こんなに動けると思ってなかったくらいでしたが、気を張ってる部分も感じます。

睡眠はきちんと取れているし、食事も美味しく頂いているから基本大丈夫ですが、
ちょっと疲れが溜まってきたと感じています。

ここで無理しないように気を付けて行こう。

作品アップ

2021-12-22 | Weblog


今日のお天気晴れ。
minneに作品アップしました。

トップ画像はグレイッシュな紫の麻の葉模様バレッタ。
10㎝金具タイプで、髪の多い方へお勧めサイズ。
落ち着いた色合いです。


小豆色釉薬に白い桜のバレッタ。
こちらは8㎝金具タイプ。



赤玉簪。
金色系の金具です。



濃いめのコーラルピンク系の二股簪。

背景変えると色味が凄く変わって見える・・・

磁器はガラス質なので、特に色合いの表現が伝わりにくい時があります。
オレンジとピンクの中間的な色合いです。



先日素焼きした作品たちは、本焼き準備中です。

画像の茄子パーツは、右側のように紫色の釉薬をかけてから、針と竹串でギザギザに釉薬を削り落とします。

この後石灰透明釉薬を重ねて本焼きしていきます。

こんな感じに、本焼き準備に手間のかかる作品が結構あります。

細かい作品が多いため、素焼から本焼きまでに結構時間がかかっていますね。

特に今回は茄子パーツの制作時間を計ってみようと10個まとめて作ってみています。

これが、既に予想以上の数字が出ています!

これをまんま価格に乗せると・・・

・・・手作り品販売って難しいですね!


ポニーフックなどアップ

2021-12-19 | Weblog


今日のお天気晴れ。
minneに作品アップしました。

トップ画像はなまこ釉薬に白い桜のポニーフック。
スッキリした色合いなので、季節を気にせずお使い頂くのも良いかなと思います。



青いアゲハ蝶のポニーフック
焼き締め素地に、背景に金銀ラメでぼかし模様を入れてみました。



紫陽花ポニーフック。
手描きです。
平らな磁器素地への絵付けは描きやすくて嬉しい♪



黒っぽい素地にラメ桜絵柄の二股簪。


三日月とススキのヘアゴム(小)



紫マーブル素地に、白い桜の帯留め。



雪うさぎのピンブローチ。
蝶タックピンタイプです。
今回は厚みのあるコロンとしたデザインです。
手びねりのため、毎回サイズなど違います。



こちらはCreemaにアップした赤玉簪。

年始の挨拶の代わりに、兄家族がやってきました。

このご時世、年末年始の混雑を避けてこの時期にしたとのことです。
良い判断だなと思いました。

姪っ子の遊び相手は久しぶりでしたが、子供の遊びに嵌るツボってほんと謎。
凄く楽しかったようです!

3年前にプレゼントしたアゲハ蝶刺繍のヘアゴムを愛用してくれているそうです。
クタクタになって使い込んだ様子が伝わってきて、嬉しくなりました。

今回は、桜刺繍のヘアゴムをプレゼント。
早速ママが髪を束ねてくれました。

猫と桜の作品アップ

2021-12-17 | Weblog


今日のお天気雨のち晴れ。
minneに作品アップしました

トップ画像は黒猫シルエットにピンクの足跡模様帯留め。



ピンク釉薬に足跡模様の簪。



オレンジ釉薬に白い桜の二股簪。
こちらは手描きの絵付けです。



桜帯留め、三分紐用。
これも手描きタイプ。
転写紙より味のあるデザインと、濃淡のあるピンクの絵の具の色が特徴になります。



こちらは、彩泥の桜。
色土で絵付けしてあり、焼成すると色が割と透けた感じになるため、素朴な風合いになります。
花芯の部分だけ上絵付です。
手描き、手作り感満載のデザインです。

転写紙のシャープではっきりしたラインの良さもありますが、手描きの風合いも最近好んでくださる方が多いなと感じます。

お好みに合うものが見つかればと思います。

お客様とのやり取りのおかげで、自分ももっと良い作り手でありたいなと思えます。

レビューやメッセージ、TwitterやInstagramでの反応や、リピート頂くこと等。
とても励みになって、力になって、日々感謝しています。
ありがとうございます。

なまずくん簪などアップ

2021-12-16 | Weblog


今日のお天気晴れ。
工房の窯をお借りしての素焼き。
中に入っているのは植木鉢や、ピンクマーブルの抹茶茶碗、陶玉や帯留め等。

年内に本焼きしたいなと思っています。

minneに作品アップしました。

トップ画像は久しぶりのなまずくん簪。
耳かき簪タイプ。



シンプルな一本軸タイプ。



楕円玉タイプ。

なまずくんの絵付けは、手描きでも、転写紙でもなかなか手間と技術が必要だったりします。

今回は、転写紙で焼いて、手描きで補う感じにしました。

手描きだと、丸玉に正確に筆先を当て続けることが難しくなってきました。
正直お年頃です(笑)
元々強い乱視なので、眼精疲労などもあるかな。

自分の状態に合わせて、色々試行錯誤してみています。




椿も久しぶり。
この季節に合わせてみました。



耳かき簪タイプ。

簪玉、もう少し作っていますが、赤の絵の具の発色がもうちょいなものに絵の具を重ねてもう一度焼く予定です。

この赤の上絵の具の色は、転写紙系だと出なさそうですので、ここは手描きの頑張りどころかなと思います。

綺麗に焼けた時は、とっても嬉しいです♪

南天モチーフ作品アップ

2021-12-12 | Weblog


今日のお天気晴れ。
最近、夕方の空が綺麗で良く眺めているまちゃぷです。

minneに作品アップしました。

トップ画像は南天絵柄のヘアゴム。

難を転ずると言われたり、縁起物の絵柄です。
年末年始のお出かけにもお勧め出来るかなと思います。



帯留め房付平紐用。



帯留め三分紐用



簪!



季節外れですが、紫陽花の帯留め。

今日の制作は陶玉丸め。
簪の玉は、手で丸めて作っています。
手びねりの割には真ん丸っぽく出来てるかなと思います。

時間かけて丁寧に仕上げてます。


父がショートステイに行っている間の息抜きに、昼夜外食にしました。

母に選択を任せてみると、昼マクドナルドでグラコロセット、夜サイゼリヤでグラタンとティラミス。

とても満足だった様子。
食の好み、若いよなぁ。