わたしの好きな詩人

毎月原則として第4土曜日に歌人、俳人の「私の好きな詩人」を1作掲載します。

私の好きな詩人 第177回 ―ケンドリック・ラマー― 城前 佑樹

2016-06-19 10:42:54 | 詩客

 王位とは、あまねく瞬間的なものである。即座にまた異なる者のもとへと渡ってしまう。詩歌の世界においても、スポーツ界においても、また音楽の業界においても、みな同じことだ。周りのライバルを蹴散らし頂上へ駆け上がった気でいても、王位にいる時間は永遠には続かない。頂を目指すという志は立派なものだ。そしてそのために長い期間をかけて密度の濃い努力をする、という心意気はさらに立派なものだ。しかし、いったん世界の覇権を手にするとそこには以前のような煌めきはない。そして必然的に王位の所有者は目まぐるしく変わり続ける。その営為に無常を感じ逃げてしまうか、あるいは自己模倣におちいるのか、もしくはそれらとは全く異なる道を探るのか、王位を獲得した者にのみ許された苦悩がはじまる。

 ケンドリック・ラマーという人物は、カリフォルニア州コンプトン出身のラッパーである。いわゆる現代詩といった世界からみると遠いものと思われるかもしれない。まず、文学界と音楽界との間の距離がある。そして二つのジャンルへのイメージが違うことは容易に想像される。現代詩は高踏なもので、ヒップホップは不良のためのもので、というように。だが、その垣根を無効化するかのように、詩歌の世界は変わりつつあることは否定できない。現にケンドリック・ラマーのリリックの世界は、ただビート(リリックをのせる歌なしの曲のことをそう言う)に適当に言葉を当てはめる、などという行為とはかけ離れている。音楽として体感すると素晴らしいという感覚を超えて、歌詞をみてもそこに滲み出る詩性、さらに思想性にまで触れることができるのだ。

 わたしが初めてケンドリック・ラマーの世界に触れたのは、かれのセカンドアルバム『Good Kid, M.A.A.D City』を聴いたときだった。高田馬場のTSUTAYAにおもむき、外は晴れているにもかかわらず薄暗い店内のレンタルCDコーナーをさまよった。そのTSUTAYAに来たのは元々ケンドリックの音源目当てではなく、違うCDのためだった。だが、五枚まとめて借りればお得になることを思い出し、興味のままに五枚そろえた中の一枚に『Good Kid, M.A.A.D City』が入っていたのだ。とくに何の期待もなく、借りて家でデータ上に取りこみウォークマンに入れた。そうして大した期待もなく、すきま時間に聴くなどした。

 すこし経って、ケンドリックのしゃがれた声色に病みつきになっている自分に気づいた。わたしは英語を解さないし、ラップとしてまくし立てられ、意味的には何を言っているのかは分からない。ときおり「nigga」とか「bitch」といった語が聴き取れるが、曲全体では何を言っているのか分からない。だが、声音とそのリズムのとり方、イヤフォンを通じて伝わってくる熱気が、じわじわとわたしを包みだした。一年前の自分がヒップホップに興味を持つなんて思ってもみなかった(ミスチルとか聴いてたのだ)。黒くスモーキーな音楽に浸るのが習慣になるのにそう時間はかからなかった。昼の電車内で、ひかりから逃げるように瞳を閉じケンドリック・ラマーの楽曲を聴くようになった。

 そのアルバムを何度も何度も聴いているうちに、ケンドリックは新しいアルバムをリリースした。そして、(これまでも評価が高かったが、これまで以上に)スターダムの地位へ登っていく。現に2016年のグラミー賞では、数々の賞を受賞した。その新アルバム、『To Pimp a Butterfly』は全米チャート1位も記録した。しかし、わたしはその情報を知らずにこのアルバムを手にした。「ケンドリック・ラマー」という名だけをたよりにして。タワーレコード新宿店でそのCDを目にしたさい、帯文には「The Blacker The Berry」という収録曲のリリックの一部が記されていた。

   I`m the biggest hypocrite of 2015

   俺は2015年最大の偽善者
                         (英歌詞および日本語訳詞はライナーノーツによる)

 世界中で偽善者たる者は大勢いるだろうが、そのなかで自身を「偽善者」と自称するものは稀有に近い。ケンドリックのそのリリックは、わたしの心を撃った。まるで信じ得るものはそれしかない、と決然とさせるほどに。そしてレジにアルバムを持っていき、自分のものとした。ジャケットにはホワイトハウスの前で暴動を起こした(そして議会議長を打倒した)黒人たちの写真があしらってある。もちろんそんなことは現実には表れていない。しかしそのジャケットからは、差別から自由へと飛翔した彼らのエネルギーすら感じられる。ケンドリックは「偽善者」と言った。まだこの時点で、わたしはそこに込められた思いを知らなかった。そののち、このアルバムが語りかけるシンプルかつ強固なメッセージに、またもや心を震わされることになる。

   Hit me!
   When the four corners of this cocoon collide
   You’ll slip through the cracks hoping that you’ll survive
   Gather your wind, take a deep look inside
   Are you really who they idolize?
   To pimp a butterfly

   撃ち抜け!
   このコクーン(繭/フッド)を割って脱出する時
   生き残れると信じて殻から擦り抜ける
   深呼吸してしっかり見てみるんだな
   お前は本当に彼ら(音楽業界/アメリカ社会/資本主義)が
   崇拝するような存在なのかね
   お前は食い物にされる蝶なのだ

 一曲目「Wesley’s Theory ft. George Clinton & Thundercat」のイントロは上のようなリリックで始まる。前アルバム『Good Kid, M.A.A.D City』によって成功を勝ちとったケンドリック・ラマーに対して、フューチャーされたジョージ・クリントンというミュージシャンが語りかける。王位に駆け上がったと思ったら、その次の瞬間には頽れてしまう怖さ。そんなリスクも知らずにケンドリックは「ンスフロアやカメラのストロボに浮かれて/ホーミーに秘書の姉ちゃんをあてがった」り(「デカイケツをした青い目の悪魔」)、「何でもプラチナ仕様、結婚指輪もプラチナ/ラップ・ゲームとの結婚、バッド・ビッチをモノにし」たりする。そんな彼にも以下のような心のわだかまりは消えない。

   At first, I did love you
   But now I just wanna fuck
   Late night thinkin’ of you
   Until I got my nut
   Tossed and turned, lesson learned
   You was my first girlfriend
   Bridges burned, all across the board
   Destroyed, but what for?

   最初はお前をマジで愛してた
   でも今じゃヤリたいだけ
   夜中にお前のことを考える
   気持ちよくイクまで
   夜も眠れずに学んだのさ
   お前は俺の初めての彼女だった
   関係は台無しになって
   壊れちまった、でも何のために?

 フェイムとプライズを獲得した彼でさえ「でも何のために?」と自問する。汚れた世界のなかで、純粋だったあの頃を思い返す姿は、今現在が虚飾にまみれている分だけ鮮やかに浮かび上がる。二曲目「For Free (interlude)」においてどんなに「俺のディックはタダじゃねぇ」と叫ぼうが、三曲目「King Kunta」においてどんなに「ビッチ、有名になる前の俺を気にもかけなかっただろ?/今じゃゲームを支配する俺、世界中で話題のキング・クンタ」とまくしたてようが、ケンドリックの悔恨が消えないことが次第に分かってくる。

 五曲目「These Walls ft. Bilal , Anna Wise & Thundercat」に至ったとき、その一端が感じられてくる。ケンドリックはイントロより次のような言葉を口にする。

   I remember you was conflicted, misusing your influence
   Sometimes, I did the same

   お前は心に葛藤を抱え、自分の影響力の使い方を間違えていた
   時に俺も同じことをした

 このなかの「お前」というのは、前作『Good Kid, M.A.A.D City』中の「Sing About Me, I’m Dying of Thirst」という曲において、ケンドリックの友人を殺した犯人のこととされる。「These Walls」では「お前」は犯罪の償いのため獄中にいる。だが、その犯罪者「お前」の妻とケンドリックは、肉体関係にあることが示される。この曲において「Walls」というのはプッシーの隠語であり、曲中でその彼女とのセックスの様子が、暗喩的に表現される。「もしもこの壁(プッシー)が喋れたら、うまく泳ぎなさいと言うんだろうよ/ボートはなくとも俺はヤツよりもうまく漂うぜ」、「その壁は長いこと借り手がいないって家主が言ってた/この壁は傷つきやすく叫び声を上げる/ピンク色のインテリアにカラー・コーディネート/部屋の隅々や割れ目を尋問/前は俺のことなんて相手にもしなかったのにさ、驚きだよな」とさえ言う。またケンドリックは、このように憎しみに満ちたリリックを綴る。

   Walls is telling you to listen to “Sing About Me”
   Retaliation is strong you even dream about me
   Killed my homeboy and God spared your life
   Dumb criminal got indicted same night
   So when you play this song rewind the first verse

   “Sing About Me”を聴けと壁が言う
   復讐は強いもので、お前は俺の夢さえ見る
   俺のホーム・ボーイを殺したのに神はお前の命を助けた
   犯罪者め、同じ夜に起訴された
   だからこの曲(“Sing About Me”)を聴く時は
   最初のヴァ―スを巻き戻すんだな

 “Sing About Me”は前述したように、ケンドリックの友人の逝去を扱ったものである。そして次に、以下のようにも続ける。

   About me abusing my power so you can hurt
   About me and her in the shower whenever she horny
   About me and her in the after hours of the morning
   About her baby daddy currently serving life
   And how she think about you until we meet up at night
   About the only girl that cared about you when you asked her
   And how she fucking on a famous rapper
   Walls could talk

   権力を乱用してお前を傷つける俺
   彼女がヤリたくなったら俺はいつでも彼女とシャワーの中
   彼女との夜を過ごしたら翌朝にいる俺
   彼女とのベイビー・ダディは終身刑
   夜俺と会うまではお前のことを考えてくれる彼女
   お前が頼めばお前を想ってくれる女
   その彼女が有名なラッパーとヤってる様を
   壁はお喋りだぜ

 悪徳をかかえる心情を吐露する姿だが、ケンドリックはそれだけでは終わらない。そしてアウトロの独白でもう一度、「お前は心に葛藤を抱え/自分の影響力の使い方を間違えていた/時に俺も同じことをした」と語り、「自分の力を悪用して/憤りを抱えていた/憤りは深い鬱状態に変わり/ふと気がつくとホテルの部屋で叫んでいた」と続ける。そして叫び声からはじまる六曲目「u」へと繋がっていく。そこでは最初に「お前(自分)を愛するのは複雑なこと」と繰り返されるように、ケンドリック自身と「お前」が絡み合って痛切な問答が展開される。

   You just can’t get right, I think your heart made of bullet proof
   Shoulda killed yo ass a long time ago
   You shoulda feeled that black revolver blast a long time ago
   And if those mirrors could talk it would say “you gotta go”
   And if I told your secrets
   The world’ll know money can’t stop a suicidal weakness

   お前はもう分からなくなっちまったのさ、お前の心臓は防弾仕様なんだろ
   とっくの昔に自殺しときゃよかったのに
   ずっと前にその黒いリヴォルヴァ―の弾倉を詰めときゃよかったのに
   もしも鏡が口を利けたらこう言うだろう、「死んじまえよ」
   もし俺がお前の秘密をバラしたら
   金があっても自滅的な弱さは止められないと世界は知るだろう

 この認識に辿りついたとき、絶望にまみれたとき、七曲目「Alright」がはじまり光が射す。ファレル・ウィリアムスというミュージシャンが「ニガ、俺たち大丈夫さ/ニガ、俺たち大丈夫さ/俺たち大丈夫さ/俺の言うこと聞いてるか、分かるか? 俺たち大丈夫さ」と歌う。そしてケンドリックは、五曲目のイントロ・アウトロの独白を受け継いで、十曲目「Hood Politics」において次のように語る。この独白こそが、治安の悪いアメリカ、コンプトン出身の彼の決意となり、また世界的なラッパーの作品としての『To Pimp a Butterfly』というアルバムが掲げるメッセージへと拓かれていくのだ。

   I remember you was conflicted
   Misusing your influence
   Sometimes, I did the same
   Abusing my power full of resentment
   Resentment that turned into a depression
   Found myself screaming in a hotel room
   I didn’t want to self –destruct
   The evils of Lucy was all around me
   So I went running for answers
   Until I came home
   But while my loved ones was fighting
   A continuous war back in the city
   I was entering a new one

   お前は心に葛藤を抱え
   自分の影響力の使い方を間違えていた
   時に俺も同じことをした
   自分の力を悪用して
   憤りを抱えていた
   憤りは深い鬱状態に変わり
   ふと気がつくとホテルの部屋で叫んでいた
   自滅はしたくなかった
   ルーシーの邪心は俺を取り囲んでいた
   だから答えを求めて走りに出た
   家に帰るまで
   それでも自分だけが生き残った罪悪感は消えなかった
   自分が得たリスペクトや自分の土台がいかに素晴らしいかを
   自分自身に認めさせようと必死になった
   でも俺の愛する仲間たちが地元で絶え間なく戦争で闘っている間に
   俺は新たなる戦争へと突入して行った

 貧困、差別、殺人……そうした渦に巻き込まれる黒人の問題について、ケンドリックは熱烈にリリックを綴る。十一曲目「How Much A Dollar Cost ft. James Funtleroy & Ronald Isley」では「1ドルの真の代価とは?」と言い、ホームレスの物乞いとの気まずいやりとりを活写して『出エジプト記』をひもとく。十二曲目「Complexion(A Zulu Love) ft. Rapsody」では、肌の色で区別されてしまう世の中をリリカルに糾弾する。そして前に記した「俺は2015年最大の偽善者」が繰り返される十三曲目「The Blacker The Berry」に入ったとき、このフレーズは厚みをもって胸に迫って来る。今現在は黒人も白人も同等されているにもかかわらず、リアルとしてはアフリカ系アメリカ人が警察に射殺されるという事件が起きる。黒人であるケンドリック自身もその矛盾を一身に引き受ける。自分もその不条理に対して決然と立ち上がるべきではないのか。その怒りは、十五曲目「i」で「人の不条理を否定するまえに、まず自分が自分を肯定できなくてはならない」というシンプルかつ確とした哲学へと展化する。

   (And I love myself)
   When you lookin’ at me, ahh, tell me what do you see?
   (And I love myself)
   I put a bullet in the back of the back of the head of the police
   (And I love myself)
   He said I gotta get up, life is more than suicide
   (And I love myself)
   One day at a time, uhh

   (俺は自分を愛してる)
   お前の目に俺はどんな風に映ってる?
   (俺は自分を愛してる)
   俺は警察の頭の後ろに銃を突きつける
   (俺は自分を愛してる)
   神の手が照明をかざす、内気な子じゃないな
   (俺は自分を愛してる)
   1日1日を着実に

 この部分だけみると、いかにも安上がりなフレーズに思えてしまうかもしれない。だが、歌いまわし・アルバムの構成・音楽的な良さが相まって身体に沁みわたってきた時、「(And I love myself)」というリリックが完成されたものに思えてくるのだ。まるで詩歌の神の託宣のように。そして最終曲「Mortal Man」に到達した時、ケンドリックは、自身とともに〈いまのリアル〉を生きつつある我々に向かって、この思想を託すのだ。

   The ghost of Mandela, hope my flows they propel it
   Let my word be your earth and moon you consume every message
   As I lead this army make room for mistakes and depression
   And if you riding with me nigga, let me ask this question nigga

   マンデラの亡霊、俺のフロウが彼の(人種差別撤廃の)遺産を
   押し出していけたらと願う
   この言葉の数々が君の地球、月となり、メッセージを消化して欲しい
   俺がこの軍隊を導く時、俺が間違ったり落ちこむスペースも空けておいて欲しいんだ
   もしも君が俺と一緒に進んでくれるなら、ニガ
   この質問に答えてくれよ、ニガ

 だが、この『To Pimp a Butterfly』というアルバムはまだ終わらない。アウトロとしてケンドリック・ラマーと2パックという亡くなってしまったラッパーの、架空のダイアローグが展開される。生前の2パックのインタビュー音源から所々を切り取り、ケンドリックの哲学(これは同時に2パックの哲学にもなっている)を最後に結実させているのだ。2パックは言う。「ニガは店から略奪するのにもううんざりしてて、次に暴動が起こったら、マジで流血沙汰になるだろうね。アメリカはそれを分かってないと思う。アメリカ人は俺たちがただふざけてるだけで、またおふざけをするさ、くらいに思ってるんだろうけど、殺人が起こるぜ、分かるか、1831年のナット・ターナーの反乱のようなことが起こるんだ。分かるか、マジでそうなるぜ」。ケンドリックはそれに対して言う。

   クレイジーだよな。俺たちに残された希望は、音楽とヴァイブレーションだけだ

 そして彼は、仲の良い友達が、自分の世界を言い表して書いた詩を朗読する。「青虫はストリートを心に描くストリートの囚人だ/この狂った街から自分を守るために/周りにあるものすべてを食べたり消費することだけが仕事だ/その環境を消費する間に、青虫は生き残る手段に気付き始める/気付いたことのひとつが、いかに世界は彼を避けているのに/蝶は賞賛するか、ということだ/蝶は、青虫の中にある才能、思慮深さ、美しさを象徴する/でも人生の厳しい展望から、青虫にとって蝶は弱く見えてしまい/自分の利益を得るために蝶から摂取する方法を見つけ出す/既にこの狂った街に囲まれていた青虫は/自分を制度化する(収容施設の生活に依存させる)/コクーン(繭/フッド)へ仕事に出かける/彼にはもう過去も自分の考えも見えなくなった/閉じ込められてしまったのだ/この壁の中に閉じ込められてしまうと、いくつかの考えが根付き始める/家に帰って、この狂った街に新しいコンセプトを持ち帰ろうと/その結果は?/羽が生え始め、よどんだ感情のサイクルが壊れていった/ついに自由になった蝶は/青虫が今まで考えたこともなかった状況を浮き彫りにし/心の葛藤に終わりを遂げた/蝶と青虫はまったく違うものだけれど、ふたりはひとつであり/まったく同じなのだ」。このアルバムは、この詩に対する2パックの応答を願う、ケンドリック・ラマーの「パック?!」という声で終わる。王位へとおさまった男は、そののち如何なる働きをするべきなのか、その自問に立ち向かう苦悩と決意を表した作品が『To Pimp a Butterfly』と言えよう。自分を深化させ進化させ、肯定できる位置に達したならば、以後(その自身のスピリットを維持するとともに)周りの世界へと渡り合わなければならない。ケンドリックも自身が「食い物にされる蝶」になってしまうかもしれないことに疑念を呈さない。だが、Pimpされることを恐れずに「」を目指すことこそがより良い世界のヴァイブレーションに繋がるのだ、と彼は信じている。ケンドリック・ラマーの『To Pimp a Butterfly』は、その信条をわれわれの方にも問いかける。その確でありオープンでもある姿勢にも深く感銘を受けるのである。


 *歌詞・日本語訳は『To Pimp a Butterfly』日本版ライナーノーツから引用した(塚田桂子・訳)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿