South Is. Alps
South Is. Alps
Coromandel
Coromandel, NZ
Square Kauri
Square Kauri, NZ
Lake Griffin
Lake Griffin


石川橋「おけい鮨」

オーストラリアでおいしい魚が食べたいと思っていて、今日はわがままにも「おけい鮨」。
この前は、親父さんはモルディブにダイビングだったのだが今日は初めてお会いした。塩へのこだわりの一環をきいた。岩塩じゃなくて、海塩。グルタミン酸添加ではなくて、自然のミネラル。100種類以上の塩をためして、今のような塩使いになったのだとか。

何をつけて食べるというのが指定されているのはいいような気もするが、しかし、何となく、縛られているような。もちろん、指定されたもので悪くないのだけれど。

とはいえ、おいしゅうございます。

2008-03-24 22:47:38 | 夕食・外食 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


ABC ドキュメンタリー「Air Australia」

機内のオンディマンドで簏で見たのは、ABCのドキュメンタリーで3回シリーズだった「Air Australia」。オーストラリアの民間航空の歴史が良くわかった。

オーストラリアの国内線は、1984年にオーストラリアにいった時は,TAAとAnsettだった。やがて、TAAはQantasに吸収されたのでQantasとAnsettの組み合せとなった。しかし、Ansettが倒産して、Qantasが一社残り、一部の路線にVirginが入っているのが現状である。現在の一社体制になってからは違うが、二社のときは、いつも同じ時間に(もちろん同時ではなく、管制上、どちらかが早くなるが)同じ都市にむけての航空路線があるのである。これの理由が良くわからなかった。これは、戦後の労働党の時期に、政治的に決まったらしい。

いずれにしても、いくつかの疑問がこのドキュメンタリーで良くわかった。

キーワードは、戦争、若者、ビジネス、政治、リンドバーグ、キングスフォード・スミス、航空界の記録、距離の暴虐。

第一次大戦のヨーロッパでの航空戦で活躍したフィッシュ、マクギネスらは、戦後、オーストラリアに戻り、広大なオーストラリアの探検や郵便路線の開発でしのぎを削る。
また、孤立した大陸であるオーストラリアとヨーロッパをつなぐ航空路の確立が課題であった。航空会社の長距離路線は植民地と無縁ではない。世界最古の航空会社のKLMについて、世界で二番目に古い民間航空会社として、クイーンズランドに設立はQantasである。また、世界に類を見ないフライング・ドクターに期待を供給したのもQantasである。こちらは、国営会社をへて、現在の国家が株の過半を握る航空会社となる。
一方、後にAnsettにつながるANAがヴィクトリアに設立され、こちらは、民間航空会社の道を歩む。

リンドバーグが最初の大西洋単独横断なら、キングスフォード・スミスは、「Southern Cross」号によるカリフォルニアーハワイ―フィジーーブリスベーンルートでの長距離飛行を行い、さらには、1930年には単独でのロンドンーオーストラリア間単独飛行をおこなう。彼は、1938年にやはり、記録飛行の中でビルマ沖で行方不明となるが、かれは、"Smithy"の名で知られ、現在のシドニー空港の正式名称は「Kingsford-Smith International Airport」である。

ANA: Australian National Airlines
TAA: Trans Australia Airways
Qantas: Queensland and Northern Territory Aerial Services
Ansett: Ansett (創設者のひとり、Reginald Ansettの名にちなむ)

ABCドキュメンタリー:50分3本
May 31, 2007: Air Australia: Canvas and Sticks
June 7, 2007: Air Australia: Australia's Own
June 14, 2007: Australia: War in Suit
http://www.abc.net.au/tv/documentaries/programs/title_A.htm

カンタス航空の歴史:
http://www.qantas.com.au/international/jp/about_qantas/history.html
オーストラリアの航空事情: http://www.australia.or.jp/gaiyou/japanese_resources/pdf/02_travel.pdf
Australian Aviation: http://www.cultureandrecreation.gov.au/articles/aviation/
Kingsford-Smith: http://www.culture.gov.au/articles/kingsfordsmith/
Technology in Australia 1788-1988: Aviation: http://www.austehc.unimelb.edu.au/tia/496.html

2008-03-24 16:23:16 | 映画/TV/DVD | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


機内映画「I Am Legend」

機内映画、最近はオンディマンドでたくさんの品揃えがあるから、なかなかいい。もちろん、内容が全部入っているかどうか知らないけれど。いくつか、ザッピング(映画でこれができるのは、なかなかよい)して、最後まで見たのが、標題の「I Am Legend」だった。ウィル・スミス主演で、伝染病で人類が死滅し、最後の生き残りの主人公ロバート・ネビルはどのように生きるのか、というのが大まかなあらすじ。

このテーマは魅力的なのだけれど、ちょっとどうかと思うところがあった。それは、伝染病は人類の大半の人口を絶滅させただけではなく、生き残った人類の一部をゾンビのような(夜間しか活動できない)存在に変えてしまっている。彼らが襲ってくる中、たったひとりの「人類」としていかに生きるかという話なのである。以前に見たことのある、「アポカリプス2」と類似なのだ。
彼は銃器をいつも持っていて、冒頭のシーンは車を使った鹿のハンティング(人類が死滅したニューヨークでは野生が甦っている)だった。しかし、この銃器は護身用なのだ。彼は、自分の家に立てこもっているが、それは夜間に襲ってくる、ゾンビのような存在から身を守ろうとするためなのだ。
彼は、医学者でゾンビを捕獲してこのウィルスの研究を続け、ワクチンを開発しようとしている。ところが、その試みはうまくいかない。しかし、ふとしたことで、生き残りの女性と子どもを見つける。彼らがめざしている生き残りたちの住むサンクチュアリなのだが、生き残るために彼らを向かわせるために、自爆攻撃で、彼らを救い、「ネビルは伝説となった」(これが、タイトル)訳である。

この映画は、まさに2001年のWTCへの自爆テロを踏まえていて、彼は、グラウンド・ゼロという言葉を連発し、そして、ゾンビまがいの「テロリスト?」と戦うのだ。しかし、そのことは、自爆攻撃によって伝説化されるのだ。読み方によってはだけれど、これは、原理主義と原理主義の闘いとも見える。さらに、ゾンビたちを容赦なく射殺し、ひき殺し、爆殺する。敵にたいしては、情け容赦ないのである。

なんか、気が重くなる映画だった。ゾンビの描きかた、殺し方、救いは自己犠牲だけ、そして、自分の仲間だけが生き残るという、自己中心主義。

I Am Legend, 2007: http://www.imdb.com/title/tt0480249/

2008-03-24 15:18:14 | 映画/TV/DVD | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )