住まいの安全 心の健康 住まい塾 21

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ソニー(日本技術)にエールを送る

2012年04月14日 | 日記
  ― ただいま ― 
 ・・御一同様は、何事も無く帰って来ることが出来ましたが、その感謝の気持ちを、今、御先祖様に伝えました。 内容は、特別なことも無いので伏せておきます。 折に触れて、これから出てくるかもしれません・・・・・。


 今日の日経新聞、ソニーがんばれの記事読ませて頂きました。
日本の企業体質は大雑把に、北朝鮮的な会社と、アメリカ的な会社と従来の日本的な会社に、無理を承知で分ければ分けられるのでは無いかと思います。
やはり、日本的な思考過程、日本的な謙譲の美徳を世界に広めたい筆者としては、日本的な会社、応援せざるを得ません。

  ***  以上引用 NIKKEI.Com 4/14付 ***
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 ・・ 翌日の報道やインターネット上の書き込みは「どうしたソニー」より「がんばれソニー!」の論調が強かった。やはりこの国で「SONY」は愛されている。

 理由の1つは、私のような40歳代から上の日本人の多くが強烈な「ソニー体験」を共有しているからだ。

 ソニー・ウォークマンのCMに出演したニホンザルの「初代チョロ松」(1987年ころ) 個人的な話になってしまうが、筆者にとって最初の「ソニー体験」は「ウォークマン」だった。 今から30年前の高校生の頃。 友達が買ったばかりのウォークマンのヘッドホンをいたずら半分に奪い、自分の耳に押し当てた。 その瞬間に景色が変わった。

 後にソニーはヘッドホンをかけたサルがうっとり音楽(?)に聞き入るテレビCMで一世を風靡したが、あのときの私はまさに、あのサルだった。

 1979年に発売されたソニーの初代ウォークマン=企業提供 「どうせ、オモチャだろう」という予見を裏切る音質。それをどこにでも持ち運べる驚き。 今も我が家のテレビは「ブラビア」、パソコンは「バイオ」だ。 強烈な「体験」は消費者にブランドへの忠誠心を植え付けるらしい。

 だが往年のソニーファンは、このところの「ソニー体験」の質の低下を心配している。 

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  ***  以上引用  終  ***


 日本の企業は、今ある意味、転換点に差し掛かっているのだろう。

 トヨタやキャノンの様に、日本の政府の庇護の下に消費税の還付などを当てにして、グローバリズムの波に乗りながら今の円高を乗り切ろうとしている会社と、ソニーやホンダの様に独自技術を開発しそれを世界標準まで高めながら、あくまでも技術の最先端を走ろうとしている会社と、国内に軸足を置き生活に根付いて無理な拡大路線を夢見ることなく、堅実に会社を持続させようという会社であろうかと・・・。
しかし、実はそれらは言い換えれば、夫々の会社の成長過程の度合いに拠るもので、有る意味夫々の会社で、其の過程は避け様が無いことなのかもしれない・・。

 ソニーやホンダの様に、国内の技術による恩恵の実績を請われて、其の技術を世界に広めながら、その感謝の気持ちが金銭的なものに置き換えられて、反映されると言うところが日本企業の目指すところであろうか・・・ 。 云わば、会社における壮年期を持続させ続けることが、一つの企業目的としたいところではないか・・・。
どうしても、トヨタやキャノンのようなグローバリズムに乗っかった、金が金を生む出す仕組みに乗ろうとすると、何処かに綻びが出て矛盾を隠しきれない事態が表出する事があるのだろう。  


 筆者は、現在の健康保険の拠出金に拠る『なんだら国民保養センター』とか、失業保険の拠出金に拠る『なんだら働く仕事館』等の、ムダ使いを見るにつけ《保険の掛け金に拠る無駄使い》と言うことは、永遠に無く成らないのではないかと言う、妄想に襲われる事が度々ある。  それらは、公的資金だからばかりではない。  民間の保険会社に納めた保険金にしても、同様と言いたいのである。
保険の加入者から集められた金は、遠慮なく其の保険金を集める営業マンや、其の保険を企画した保険会社の人に配られる。 其の残った保険掛け金残額を、保険金の加入者に《保険金》として該当させ、配る訳であるから間違いなく集められた掛け金の半分位は、経費として、無くなっている訳であろう。

 云いたいのは、保険と綺麗な言葉で言い繕って見ても、言葉を変えて云えば《高給パチンコ》保険金が戻ってくる人よりも、圧倒的に失う人のほうが、多い訳である。
《二宮尊徳翁》が考えたところの、互助制度に戻して現在の保険制度、銀行制度を変えれば、日本経済は永遠に壮年社会を保っていけるのではないかと思えてくる。 それには、ある程度問答無用で迫ってくる《アメリカの制度》を、一旦止めなければいけないのだろう。 東南アジア各国が徒党を組まなければ、それは不可能かもしれないが・・・ 。


 日本の産業界あるいは技術開発の業界にとっては、とっくに《昼のさなか》を過ぎ午後4時程度の、今、将に暮れようとしていると言うことが出来るのだろう・・・。
今日本に必要なのは、揺るぎの無い精神に裏打ちされた競争心と、揺るぎの無い技術で、傾きかけた太陽を西から、真ん中まで引っ張り上げる事ではないだろうか・・・ 。
ソニーやホンダには、旧来の日本的組織の再活性化を、期待したいところである。 IPS細胞と言うこともあり、綻びは繕っても、ここはじっと忍耐力で乗り切って欲しいものである。

コメント
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