書とお寺が大好きな春逕の「日々是好日」

日々思うこと、感じた事をつづります。

「書」について想う。

2010-11-28 10:02:32 | 書について
今、空前の書道ブーム?

書道が注目されているのはとても嬉しい。
マイナーな「書」をずっとやってきた私にとっては嬉しいのかそうでないのか複雑な感じなのだ。

しかし、ブームであろうとなかろうと、今までやってきた「書」を今までどおり模索しながらやっていくだけであって、これまでとはあまり変わりはしないと思う。

おてんばだった私は小学校のとき水泳、中、高で軟式テニス部そして空手を少し、いわゆる体育会系のスポコンだった。
しかし、その傍らには「書」があった。
そして今、体育会系だった私はラケットを持つことはない。

究極の選択の時に持って出た物は子どもとワンコと書の道具だった。

振り返ってみると、私の大事なものの選択ははっきりしているからシンプルではある。

これからも迷ったら、原点に戻って考えてみたい。

最近は随分たくさんの好きなものに囲まれている。(かなりぐちゃぐちゃに)
自然に書に関するものや本がいっぱい集まってくるから嬉しい。

私が書き続ける「書」が人の心を癒せたり、勇気を与えるようになれば嬉しい。
そして、「書く」という行為を伝える事と、生きた証の「書」を書く。ということを続けていきたい。

道があるから歩くのか道を作るために歩くのか?
とにかく、これからも書の「みち」を二本の足で歩きたい。


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8 コメント

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書について (久保田)
2010-11-29 09:50:33
昨夜ラジオで書家木村真理子さんが書についていろいろと話していました。

「私は漢字作家ですから墨を沢山使います。墨液もいいのが出ていまして使います。仮名作家は墨の使用量が少ないので隅を摺っても良いのですが、感じは大変です。」
「墨は寝かせると味のあるものが出来上がりますので、寝かせて使います。」
「いい文字というのは『これがいい』というモデルが無ければかけません。沢山文字を見て、いいと思ったのを頭の引き出しに蓄えるのです。書くときに引き出しから出してくるのです。」
「空間とのバランスも重要です。」
などなど。
しゅんけいさんを思い浮かべながら、「なるほど」って聴きました。

この方の得意分野はしゅんけいさんの分野と近いのでしょうか。
http://kinoshitamariko.blog.ocn.ne.jp/blog/2008/01/post_1113.html

>これからも書の「みち」を二本の足で歩きたい。

がんばってください。
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間違えた (久保田)
2010-11-29 09:53:32
隅を摺っても良いのですが、感じは大変です。」
       ↓
墨を磨っても良いのですが、漢字は大変です。」
返信する
もう一つです (久保田)
2010-11-29 10:00:09
木下さんの作品はここのそれぞれをクリックすると出ます。
(前のリンクは場所が悪かったみたいです)

http://kinoshitamariko.blog.ocn.ne.jp/blog/2010/01/post_6972.html

シュンケイさんのも同じようなジャンルでは?
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なるほどです。 (久保田さんへ)
2010-11-29 10:07:55
彼女が師事された高木先生やその前の青山杉雨先生は私が憧れとした先生方ですので、かなり共感できます。
墨のご苦労もよくわかります。
実際、やった方しか悩みませんからね。
東博の大中国展の文字は彼女だったのですね。
多分青山先生の系統とは思っていましたが。素敵でしたよね。

ところで、昨日、久保田さんに「呉・越」の大書源のDVDから文字をメールで送ろうとしたのですが、なんとページを指定してなくて莫大な容量を送るような事になってあたふたしたところでした。
PC音痴は困ったものです。

もうちょっと待ってください。
いや、やっぱり、印刷してお手紙で送るかも知れません。

すみませんが、私のメールにご住所を送ってくださいませんか?
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住所 (久保田)
2010-11-29 17:11:13
大書源はDVDで所持されているのですか。なるほど。

住所は別のご連絡いたします。
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「大書源」 (久保田さんへ)
2010-11-29 20:45:00
大きく分厚い3巻の書籍も持っておりますが、DVDも付いていました。

DVDだと「文字」の拡大も出来ますから上手く使いこなせばすごいのでしょうが!!!私は、重たくても紙をめくって調べる方がいいです。
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ご紹介有難うございました。 (久保田さんへ)
2010-11-29 20:57:20
彼女の書は凄いです。
魅力ある実力者だと思います。

多くの方々に影響を与えていかれる方と思います。

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しゅんけいさんも (久保田)
2010-11-29 22:01:02
しゅんけいさんも熊本の「女流書家」としては凄いじゃないですか。
(調べたんですよ。。。(笑))
熊本では大いに影響を与えていますね。
(無能な私にも影響を与えてくださいました。)

>「書く」という行為を伝える事と、生きた証の「書」を書く。

いいですよ。がんばってください。
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