毎日幸せに in青森

ヒトはどんなときに幸せを感じるのか?
形而上の話を形而下に

ブログランキングに参加しています

人気ブログランキングへ にほんブログ村 地域生活(都道府県)ブログ 青森情報へ

6月のイベント

2011-06-24 | 青森イベント
4日   どんぐりの森植樹祭 9:30~ どんぐりの森(市内奥瀬字仙ノ沢216-4)
5月26日~16日   南部町ぼたんまつり  長谷ぼたん園(南部町大字大向字長谷3)
4日~12日   古代ビーズ・アクセサリー展  南部町ハッシャゲニア
18日~19日   バラ展 八戸公園
18日~26日   インド綿の夏  南部町ハッシャゲニア
24日    東北馬力七戸大会  七戸町 県家畜市場特設コース
25日~7月18日  名川さくらんぼ狩り  南部町名川地区
25日~7月10日  しちのへバラまつり  七戸町 東八甲田ローズカントリー
26日   鳥越 竹細工・笹まき祭り   一戸町鳥越 鳥越もみじ交遊舎
26日   アメリカンデー 10:00~16:00 三沢基地前




自給自足というけれど

2011-06-24 | 思うこと
子供の頃、何でも作り出す母の手が子供心にに不思議でたまりませんでした。
足踏みミシンを駆使して出来上がる家族の服や、編み物で作るセーターは、いつか自分も同じように作りたいという思いの元になりました。
長じて私も服飾に関する趣味を持つようになったものの、衣服を完成させるのは大変なことなのだと分かります。

花好きの人と話していると共通の話題が、人に草取りを任せたら花の苗まで抜かれてしまったという話です。
私も自宅の庭はほとんど全て自分ひとりで管理しています。
どうしても出来ない事だけ家人に説明して手伝ってもらいますが、それは年に一度あるかないかの力仕事だけ。
雑草にもたくさんの種類がありますし、花にも多くの種類があり、そのどちらも花が咲く前の形状を見て判断できないと草取りはできません。
簡単そうな草取りであっても、それなりの知識は必要です。
山野に自生する植物を食べるために採ってくるには、まず食べられる植物を覚えていなければ採取できませんし、どの時期にどの部分をどのように調理して食べるかや保存の知識が必要になります。
収穫期の長い山菜や野菜を育てるとすれば、栽培法にも通じていないと駄目でしょう。

薪を使った火で調理するのであれば、火の管理の技術や薪割りの技術などが必要ですし、乾燥した薪を見分ける眼力も。
暑さ寒さに順応した身体能力もないと、冬に凍死してしまいます。
ほんの20年ほど前まで北国の人は寒さに強かった。暖房の充分でない家で育つことが、寒い時に体温を作る能力を伸ばしていたのか、若い頃のダイビング仲間で青森出身の青年は、冬場の低い海水温でも薄いウエットスーツで平気でした。

現代人は知識が豊富と思うのは錯覚で、知識や技術の総量は縄文時代の人々の方が上だったのかもしれません。
横井庄一氏が自給自足生活できたのも、まだまだ生活の手仕事が重要であった時代に生まれたからで、現代の電化生活で育った世代には不可能な事でしょう。
個人的にスキャナープリンターとパソコンの接続ができず、息子に頼んで繋げてもらったので、ちょっと悔し紛れにこんな事を考えていました。





歳を取るということは

2011-06-18 | 思うこと
必要に迫られてプリンターを買ったのですが、置く場所がない。
仕方なく自分の部屋の大幅な模様替えを敢行しています。
7年も寝起きしている部屋はアンタッチャブルなあれこれで満たされていて、新たに棚を置こうとしている場所にある物を置く為の、その場所にある物を片付けるために必要なスペースを・・・
片付けは段取りを遡る事から始まります。
普段は触らない引き出しの中には古い記憶がたくさん詰まっていて、次々と出てくる写真や手紙や資料などに目を通していると時間ばかりが過ぎていってしまいます。

アンチエイジングが流行のこの頃ですが、歳を取るのはそんなに悪いことじゃないなと思うのはこんな時。
いつもは思い出さなくても、気がつけば楽しい記憶がたくさん貯まっていて、それが歳とともに増えていくのですから。





バラの季節

2011-06-17 | ガーデニング
バラの季節になりました。
今年は春の気温が低かったのですが、それでも例年通りの季節に咲き出している模様。
「気持ちが明るくなるようにバラが見たい」と友人から尋ねられ、青森県南でバラの見所といえば、思い当たるのはこの三箇所。

あとりえ Tistou
八戸公園バラ園
東八甲田ローズガーデン


でも、今の季節は住宅地を散歩していると、どの庭も花盛りで、ときたまとても美しい庭があったりするので、一番のお勧めは近所の散歩と内心思っています。
どの季節にどこで何の花が咲くかは、花好きなら密かに持っているデータがあるはずですが、それは野山の山野草ばかりでなく、何処のお宅の庭に何が咲いているかといった、街中のマップももちろん持っています。





シャトーカミヤ

2011-06-14 | 美味しいお店
八戸の有名店、シャトーカミヤが7月末で閉店になるとのこと。
新聞で知って、これは行かなければと思いさっそくランチをしてきました。
普段はその土地らしい食事を提供する、カジュアルな食堂を選んでいますが、味とグレードの幅は広いほど良いと思っています。
美味しい青森の食材を、目でも楽しめる美しい料理でいただけるのは大変な贅沢です。
特別な時のためのレストランでしたが、閉店までの間に理由を作って、また行きたいと思っています。




八戸市城下2-11-70



野辺地納豆の旅

2011-06-08 | 青森の味
味覚というのは、栄養として体に取り込む物質の門番としての役割を果たしています。
腐敗したものは酸味や苦味で嫌悪しますし、体にとって必要な糖分やアミノ酸は美味しいと感じます。
現在では味覚の科学も進んできて、旨味成分や香料など体の希求する物質に似たものを作り出して食品に添加しているので、味だけで判断するには難しくなっていますが、母が子供の頃、豆の煮汁が美味しかったという話を聞いたことがあります。
何も味付けしていない煮汁を美味しいと感じるのは、豆のアミノ酸などの成分が水に溶け出ていたからなのか、そしてそれを美味しいと感知できる能力と栄養の欠乏があったからなのか。豆を煮る時に煮汁の味を見てみても、私にはその「美味しい」の意味は分からないままです。

野辺地納豆を初めて食べた時、とてもシンプルに「おいしい」と感じました。
何がどのようにという説明はできなくて、豆の香りだとか軟らかさだとか、そういった理由が思いつかないけれども「おいしい」と感じる不思議さは初めてでした。まるで体に必要な物が直接働きかけているといった感覚です。
この納豆を作っている所をいつか見てみたい。長い間思っていたことを実現させるべく野辺地町へ行ってきました。
野辺地町立体育館の近くにある小向納豆店は、住宅に併設された小さな作業場のような店舗です。
ちょうど大きな釜に浸された大豆があって、お店の方の説明では「今日は水に浸けて、明日は茹でて、それから発酵させるので3日かかる」
納豆の製造工場を見学したことはないので、何がこの味を作り出しているのかは分かりません。
ただ「昔と同じ味」は昔と同じ製造法から生まれるのかもしれませんし、時間をかけてじっくりと作ることが必要なのかもしれません。
昔、母が感じた美味しさは、そういった作り方の中にあったのかも、と、ふと思いました。

よく行くスーパーで見かけない野辺地納豆ですが、青森県内のスーパーではマエダ、ヤマヨ、マックスバリューなどに卸しているとのこと。
せっかくなので納豆を購入。こちらでは小売もしています。




野辺地といえば「満腹感も味の内」の有名店があり、味覚に関する全く別の観点を一つの町で体験できる楽しい小旅行になりました。



小向納豆店  野辺地町字下小中野9-7





八食センターとサバの干物

2011-06-05 | 青森の味
青森の食材は毎日の食事に積極的に取り入れているつもりですが、今でも食べたことのない食材もたくさんありますし、最近になって美味しさを知った食べ物もあります。
昨年はたまたま食べた干物の味に開眼して、特にサバの干物が大好物になりました。
干物にすると水分量が減るため味が濃厚になると聞きます。
青魚は室温に置くとアレルギー原因物質が増えるので、どのように干物を作るのか不思議に思っていましたが、サバの町八戸は、晴れの多い寒い冬があるから青魚の干物ができるのだと思い至って、土地の気象と味の関わりに深く納得しました。

震災後に品揃えの薄かった八食センターも、今ではほぼ元の状態に戻ってサバの干物も店頭に並ぶようになりました。
魚にも旬がありますし、何度行ってみても初めて目にするものに出会います。
そんな時は好奇心から色々と買い求め、家族皆で食べて新しい好物ができたりもします。







青森お気に入り美術館

2011-06-04 | 青森文化芸術
知人が青森に来た時に、美術館が見たいと言えば頭に浮かぶのがこの三つです。

棟方志功記念館
土蔵のアトリエ 常田健
お山のおもしえ学校

どんな基準で選んでいるかと言えば、青森らしさ。鑑賞環境が整っていること。そして作品内容と雰囲気です。
鑑賞環境とは、ライティングや、ガラス越しでなく直に作品を観て迫力を感じられるかで、ただ芸術作品の保護の観点からはぎりぎりの選択になっていることと思います。
青森県立美術館のアレコも迫力があって素晴らしいのですが、「らしさ」を堪能したいのであれば、今のところこの三つでしょうか。あくまで個人的にですが。
もうちょっと広く見ると、縄文土器は美術品として素晴らしい。
充分に観賞価値があると思うのですが、美術品というより歴史資料としての展示がなされる場合が多いようです。
縄文土器を芸術として鑑賞できる「美術館」があったら素敵です。

八戸市縄文学習館




時間旅行

2011-06-03 | 巨木
ある巨木を見に行った時、近くにお住まいらしい農作業姿の女性が不意に現れて
「この木はね、いろいろな人が見に来るのよ。
 去年も大勢来て、棒を立てて木を計ったりしてたのよ。」
そう言って、細い道を歩いて行ってしまいました。
その後姿を見ながら、私の今いるこの場所で、百年前や二百年前にも同じシチュエーションがあったかもしれないと、ふと思いました。
地域にあった小さな出来事を、こんな事があったと語り継ぐ暮らしがずっと昔からあったのかもしれないと。
そんな気持ちを抱く時、自分が今いる時間は溶け出してしまい、ずっと昔に暮らしていたはずの人々の、日々の感情を垣間見た気がします。

子供の頃、使っていた言葉とか、考えてた事で忘れてしまったことがいっぱいあって、でもその中に大切な何かがあったような気がして一所懸命思い出そうとしているけど思い出せません。
本を読んだらヒントになるかと、長いこと雑読し続けてるけれども今も分からない、そんな事がこの道の先にあるような、そんな不思議な気持ちになります。
 




津軽で日本庭園巡りをするなら

2011-06-01 | 名所 旧跡
久しぶりに三沢市の三陸温泉に行ってみると、窓から見える小さな庭は、すっかり春らしくサツキ色に染まっていました。
日本庭園は、ツツジ・サツキの根締めを多用しますから、春のこの時期は普段よりも花の多い明るい庭園が楽しめます。
昨年は秋に津軽の庭園巡りをしていましたが、新緑と花の季節も見てみたい。
ひとつの場所に、季節を変えて何度も行けるのは、考えてみれば贅沢な話ですね。
津軽の日本庭園は見ごたえがあって、日本庭園をテーマに巡るのも楽しいかもしれません。
宮崎映画にもなった盛美園と、建物も見事な清藤氏書院庭園もお勧めです。


藤田記念庭園
貞昌寺庭園
揚亀園