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秋の種差海岸

2009-09-15 | 種差海岸
買ったばかりのカメラが不調で修理に出していました。
やっと戻ってきたので、早速種差海岸へ行ってきました。
ハマギクも咲き初め、秋の彩りに変わりつつあります。

 

 

キク科の花は季節に誠実です。
日照時間で開花期が決まるので、毎年ほぼ同じ日に満開を迎えます。
昨年のハマギクは9月の20日頃が見頃でした。
今年も同じ頃に見頃になりそうです。

今年もたくさん楽しませてくれた種差海岸は、少しずつ冬に向けての準備に入っているようです。
名残の様な秋の花は、植物にとっての一年の終わりに向かって粛々と進む厳かな感覚を持っています。
残り僅かな秋の花を見せてくれる種差海岸は、秋の青空もなぜか深い青に見えます。




ベストシーズン in種差

2009-07-06 | 種差海岸
種差海岸を歩いて旧交を温める集まりがあり、日曜日に種差遊歩道5.2キロを歩いてきました。
霧の深い朝の天気でしたが、次第に晴れてベストシーズンの種差海岸を堪能できました。

庭弄りが好きでいろいろ手を掛けているのですが、この景色を見ると自分の非力さに思い至ります。
自然はなんと美しいものを作り出すのか。
デザインや花の選定など馬鹿々々しくなるほど完璧な美しさを作り出しています。
そして毎年この美しさを見せてくれます。

日曜日のため多くの人が歩いていました。
ここ種差海岸は、今まで自分の見てきた多くの観光地に負けないすばらしい魅力のある場所です。
地元の方にも気がついてもらいたいし、多くの人に知ってもらいたいと思っています。

写真には県指定希少野生生物のミチノクヤマタバコ群生も写っています。
(二枚目後方の背の高い黄色い花)











森林変遷

2009-07-01 | 種差海岸
週に一度のペースで種差海岸を歩いています。
3週間前に駆除をした場所も少しずつ緑が増えつつあります。
ススキやヨシなども刈り取り管理がされているようで、見晴らしもよくなっています。

種差海岸には広い芝生地があります。
以前ここで牛馬の放牧をしていて、そのために背の高い植物が無くなり今のような姿になったのだそうです。
放牧されなくなった今は何らかの手を入れ続けなければ、この場所もいずれは森林へと変遷していきます。
それもまた自然の成り行きなのですが、今ある自然の姿を惜しむ声も聞かれます。

種差海岸ボランティアガイドクラブを運営している方と海岸を歩きながら、外来植物駆除について話し合ったことがあります。
その方は、駆除がいいのかどうかは分からないと言っていました。
人間が手を出すことが植生に対してどんな影響があるのか分からない、と。
それでも何かしなくてはいられないのだと。

私にも外来植物の駆除がどんな影響をもたらし、どんな効果があるのかは分かりません。
自然の力はあまりに大きくて、10年後、20年後の状況がどうなっているかは理解不能です。
それでも今出来ることをせずには居られない、自然を愛する心には共感するものもたくさんあります。
謙虚に分からないと言うその人の有様が、周りの人を動かしていくのかもしれません。


種差海岸で会いましょう

2009-06-23 | 種差海岸
この季節は毎週違う表情を見せてくれる種差海岸。
ニッコウキスゲもだいぶ咲き進んでいます。
ノハナショウブの紫色にスカシユリの朱色が加わると、とても絵になる海岸風景の完成です。
ノハナショウブはちらほらと咲き始め、スカシユリも蕾を膨らませています。





主役の登場はもう少し待たなければなりませんが、遊歩道の周りには主役を引き立てる名脇役がそろっています。
この植物の多様性こそが種差海岸の魅力になっています。

種差 夏の花

6月28日は「はちのへ小さな浜の会」主催の「潮風ハイキング シー・ルック・ロードの旅」があります。
種差海岸芝地から葦毛崎展望台まで5.2キロの散策で、参加費無料、申し込み不要。
当日朝11時に出発地点に集合。

種差海岸の一番美しい姿を鑑賞できることでしょう。


人目を惹く美人は

2009-06-08 | 種差海岸
人の話ではなく植物の話なのですが。

種差海岸ではハマエンドウも盛りの時期で、一面に咲く花は辺りを赤紫色に染めています。
花の写真を撮るとき、たくさんある花の中から美人な花を探し出します。
花にも一つ一つ個性があって、花自体の綺麗さの他に高さや位置、周りの植物の状態などの条件があります。

私個人は写真を撮るときにまず考えるのが構図ですが、額縁にあたる部分に力を入れています。
隣の植物はどうか、写りこむ遠景はどうか、角度はどうか。

花自体は咲き出したばかりの色が一番鮮やかで、この辺は人間と同じ娘十八の頃。
そんな美人な花を探しだすと、それだけでステキな写真になってくれます。
花でも美人は目立ちますね。






初夏のお花畑

2009-06-07 | 種差海岸
種差海岸の外来植物駆除ボランティアの帰りに、少し遊歩道も歩いてきました。
春から初夏へとお色直しは進んでいて、気の早いニッコウキスゲが花を咲かせていました。
今の季節はハマナスの花盛りです。
遊歩道のすぐ脇で花を付けているハマナスは甘い香りを漂わせています。

これからの季節が種差海岸の一番美しい季節です。







種差の花を守ろう

2009-06-06 | 種差海岸
昨日は種差海岸で外来植物駆除活動がありました。
私も昨年に続いて参加してきました。
八戸市の種差海岸ではオオハンゴンソウが繁茂していて、ここ数年今の時期に駆除活動を行っています。
オオハンゴンソウは草丈の高い多年草で、草丈の低い在来植物を駆逐してしまいます。





人手が頼りなので皆さん頑張って作業しています。
実際に群落内を見ると、他の植物がほとんど見られなくなっているのが分かります。
「この草ばっかりですね」
隣の人がびっくりしたように話しかけてきました。
近くで作業する人と現状について話し合ったり、詳しい人の説明に耳をそばだてながら駆除作業は続きます。







最後は抜いた草を詰めた袋を道路まで上げていきます。
バケツリレー方式ですが、皆さんなんとなく笑顔になっています。
これでも僅かな効果しか見えないのですが、来年も参加して少しでも在来植物が戻ってくれればいいなと期待してしまいました。

駆除の終わったところにはウバユリが何本か残っていました。
周りがすっきりした中で元気に育っていくのでしょうか。
人の気持ちに触れられる楽しいイベントでした。





外来植物の駆除

2009-06-01 | 種差海岸
見た目には美しいが‥‥大雪山麓に繁茂する外来種ルピナス

外来生物の問題はいろいろありますが、植物の場合も同じです。
ずいぶん前からセイタカアワダチソウが問題にされていましたが、今でも河川敷などで大繁茂しているようです。
背の高い外来植物が繁茂することで、桜草のような草丈の低い在来植物は衰退消滅してしまいます。

青森県内でも外来植物の駆除が云われるようになっています。
奥入瀬渓流や種差海岸でも外来種が増えつつあります。
交通が便利になる反面、自然にはどのような影響があるかはまだよく解ってはいませんが、将来的に取り返しのつかないことにならないとも限りません。


八戸市の種差海岸ではオオハンゴンソウが増えています。
草丈1.5mを超える大型の外来種のため、混在する在来種の衰退が始まっています。
数年前から地元ボランティアによる駆除も始まっていますが、広い範囲に広がっているため相当な人手が必要になります。
昨年始めて参加してきましたが、手作業で引き抜くために全部を駆除できたとはいいがたい状況でした。

在来植物に気を使いながらの作業ですが、少しでも多くの人に参加してもらいたいと思います。
今年ももうすぐありますのでまた参加してきます。





低緯度地方の高山植物 種差海岸

2009-04-14 | 種差海岸
八戸市にある種差海岸は、海岸沿いであるにもかかわらず高山植物も見られるところです。
中心市街地からそれほど離れていない場所ですが、山野草好きにはたまらない野草の宝庫です。
種差海岸 春の花


キジムシロ

海岸沿いに続く遊歩道の周りには、季節の山野草が春から秋まで途切れることなく咲いています。
海の景色も素晴しいのですが、ここの見所は関東以南では高山植物と思われている花が海岸沿いで見られることです。
空にはウミネコが飛び交い、足元に山野草ファンには嬉しい花。


葦毛崎展望台下の海岸風景

今の季節はフクジュソウが見ごろです。
海岸で潮風に当たるために草丈が低いのかと思っていたら、ミチノクフクジュソウという種類とのことでした。
花の数が多く、大きな花を咲かせます。
ボランティアガイドをされている方の説明を聞くのは楽しいものです。


ミチノクフクジュソウ