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宮田のイチョウ

2013-02-09 | イチョウ巨木
昨年秋の、まだイチョウの黄葉には間のある頃に見学した青森市宮田のイチョウ。
上の写真が北株で、下が南株です。北株前の道を100mほど登ると南株があり、周辺は元は寺社の跡地だったらしく石段の跡が残っています。


宮田のイチョウ 北株 幹周 1470cm (全国3位)
        南株 幹周 1190cm (全国27位)

地図はこちら





イチョウの季節

2011-11-13 | イチョウ巨木
イチョウ巨木の黄葉が始まりましたね。
秋の天気や冷え込み方や標高などによって、少しずつ時期をずらしながら青森県内のイチョウ巨木は黄色く色づいていきます。

大きな木ほど黄葉時期が遅いのですが、それが何故なのか理由をよく考えます。
どこかに黄葉への発動スイッチがあって、それが幹の中心部で温度を感じるようなものだとしたら、巨木ほど保温効果が高いのかもしれない。などと他愛もない空想をしながらイチョウの木を眺めているのもまた楽しい。
12日には七戸の子安イチョウが見頃になっていました。

青森県のイチョウ巨木 Google map


 




不便の効果

2010-11-19 | イチョウ巨木
奥多摩町 日原森林館の巨木データベースを利用してイチョウの巨木巡りをしています。
検索をすると市町村名と字名だけが表記されていて、それを頼りに近くへ行ってから自力で探すのですが。
大きな木ですから遠くからも見つけることができる場合も多いのですが、さっぱり分からずに難渋することもしばしばです。
勘違いから隣の字で探していたり、近くに見えるのに道が分からなかったり。
そんな時は人に尋ねるのですが、どこでも親切に対応していただいて、それこそが忘れられない思い出になっていたりします。
時には一緒に探してくれる人がいたり、一緒に感動してくれる人がいたりと、自分一人で行動しているつもりが各地でその時々にご縁のある方と御一緒している、そんな気がします。

今、菅江真澄遊覧記を読んでいますが、200年前に青森県にも数年間滞在していた菅江真澄は、旅の途上に出会った人々との交歓をとても楽しげに描いています。
しっかり調べて予定を組み立てて行く旅行は、菅江真澄の時代にはありえない娯楽でしたが、現代でも各地で近在の名所を聞き訪ねて歩く楽しさは旅の醍醐味のはず。
青森は語りのうまい人も多いのか、中々に名調子の薀蓄を語る年配の方にもよく会います。
「おらほ」の自慢話というものも素敵な観光資源だな、と思っています。



十和田市のイチョウの黄葉も見ごろになっていました。






イチョウの季節

2010-11-15 | イチョウ巨木
イチョウの黄葉の季節になり、今年もまだ出会っていないイチョウの木を巡り歩いています。
紅葉とはまた違い、イチョウの黄色い葉の色は冬枯れ間近の里を明るく彩る秋の色です。
夏の間は他の樹木と見分けがつかないのですが、この季節には遠くからでもそれと分かり、黄色い大きなイチョウは寺社にあることがほとんどです。

田子町方面を走っていて道路端に大きなイチョウの木を見つけ、車を止めて写真を撮っていると、近在の人がやってきて説明をしてくれました。
昔このあたりにお寺があって、その寺の木だったこのイチョウは、切ろうとすれば悪い事があるので誰も切らない。寺はなくなったけれど、この木だけは今も残っているとのこと。
「古い道路は少し離れていた場所を通っていたんだ。」
そんな話を聞いているのが巨木巡りのもうひとつの楽しみで、今までも多くの方から色々な話を聞いてきました。
親切に道案内をしてくれる方や謂れを教えてくれる方など。人に尋ねるという事が本当は一番楽しいのかもしれません。

真清田神社
蔵王権現





斗賀観音のイチョウ

2010-06-18 | イチョウ巨木
南部町の旧名川町地区にある斗賀神社は、南部糠部三十三観音の16番札所にあたります。
この神社の右手奥にもイチョウの巨木があります。
巨木データベースで調べても記載がないため検索してみたところ、人里の巨木たちの中に書かれていたのですが、幹周は目通りで7.6mで、実測ではありませんでした。

こんな巨木の幹周りを自分でも測ってみたい、いつも思うのですが、まだ実際に測ってみたことはありません。
スケールも用意してありますが、こんな巨木なら3~4人はいないと計測できそうもありません。
青森県にはまだまだ知られていない、それも町の中など日常の傍らに巨木があるように思っています。
長い年月を生きてきたそんな木に会いに行くだけで、今は充分感動できるのですが。

 






石動の夫婦イチョウ

2009-11-27 | イチョウ巨木
北金ヶ沢からそれほど離れていない所に石動(イスルギ)の夫婦イチョウがあります。
幹周り12mと9mの二本の巨木が並んでいます。
山の合間にあるため、黄葉の時期は北金ヶ沢のイチョウよりも二週間ほど早くなりますが、せっかく来たのですからこちらも見学して来ました。

山に向かう行き止まりの道にあって、黄葉時期も終わりのために訪れる人も殆んどいません。
写真を撮りながらふと振り返ると、刈り取りの終わった田んぼにサルの群れがいました。
人を警戒しているのか20~30m以上近づいては来ませんでしたが、車から離れて一人で撮影中で、サルの群れは20頭ほど。
野生動物がすぐ近くにいるのはとても怖く緊張しました。
近くには集落もあり、毎日の生活は大変なのだろうなと思います。
農作物の野生動物による食害もニュースになりますが、間近に見ると実感として伝わってきます。






石動のイチョウはもう冬仕度を終えていました。





日本一の巨木 北金ヶ沢のイチョウ

2009-11-25 | イチョウ巨木
深浦にある北金ヶ沢のイチョウは幹周り22m 樹高40mの日本一のイチョウです。
全樹種でも全国で4位の堂々たる巨樹です。
樹高も枝張りも立派で、何キロも離れた場所からでも確認できるほどの威容です。
これほどの巨木が黄葉している様は、ただただ感動するばかりで言葉を無くします。
一本の木が森のような迫力でした。

青森のイチョウを調べていてこれだけは見なければと考えていましたが、期待通りの素晴らしさでした。
全体の黄葉はもう少し後になるのでしょう。
今週末が見ごろになると思います。





すぐ近くにある折曽のイチョウは黄葉も終わりに近くなっていました。
この木は幹周10m以上はあるのですが、環境省のデータには記載されていません。
青森でも10位以内、全国でも50位以内になるはずの巨木ですから、今後の調査が期待されます。

イチョウの黄葉の季節は秋の終わりでした。
遠く岩木山はもう雪を冠しています。





十和田市の無名のイチョウ

2009-11-22 | イチョウ巨木
環境省の巨樹データベースには所在地が記載されていませんが、十和田市には幹周8.8mの巨木もあります。
今までこれが何処にあるのかが分かりませんでした。
巨樹・巨木林データベース 青森イチョウ検索ページ4

イチョウの黄葉を見るため102号線を走っている時に、道路から鮮やかな黄色の大樹が見えたのでちょっと寄り道をしてると、とても立派な巨木であることが分かりました。
目測でも7mは軽く超えている幹周りです。
法量神社のすぐ横にあるこのイチョウは、近くに住む方に聞いても名前も無いらしいのですが、他県であれば堂々たる巨木になるでしょう。
この神社の境内には桂と思われる巨木の切り株もあり、歴史の古い神社であることが想像できます。

巨木を見て歩いていると、こんな出会いもあって楽しいものです。
このイチョウも名前をつけて大切にして欲しい素晴らしい巨樹でした。

 










秋の終わりの色

2009-11-20 | イチョウ巨木
紅葉が里に降りてきて終わりになると、最後の色を見せてくれるのがイチョウです。
冬枯れの景色の中に黄金色に輝くイチョウの黄葉は、遠くからでもよく目立ちます。

雪が降り出すと北国は白黒の世界に変わります。
最後の彩りが終わると来年の春4月まで色の少ない季節です。
しばらくの間、目を楽しませてくれる生き物の色は無くなり、暖かい季節の緑が恋しくなります。
そんな長い季節がある、だから春一番の花や秋の紅葉は眼に眩しいのだと感じます。

今年最後の鮮やかな黄色は山から内陸からやってきます。
今はちょうど十和田市あたりを進んでいます。
写真は十和田市の新山神社のイチョウです。



八戸 毘沙門のイチョウ 

2009-11-13 | イチョウ巨木
平成17年に道路計画予定地にあった毘沙門のイチョウは近くの場所に移植されました。
このような巨木の移植は前例もなく、どうなってしまうのかニュースを見ていたのを思い出します。
4年経って今でも葉を茂らせているというニュースが今年流れていました。
秋になって黄葉はどうなのか気になっているのですが、なかなか見に行くチャンスがありません。

田向イチョウの木 移植工事
大きな木ですが青森県内のイチョウを環境庁のデータから拾ってみるとそれ程でもない事が分かります。
幹周9m以上のものでもこれだけあります。
幹周10mを越える木だけでも13本、名前の分からないものもあり、このデータからも青森の自然の偉大さが分かります。


独特の名称          幹周  主幹   樹高

1 北金ヶ沢のイチョウ     2200cm 2200cm 40m 青森県西津軽郡深浦町 
2 宮田のイチョウー2     1470cm 1470cm 18m 青森県青森市 
3 法量のイチョウ       1450cm 1450cm 32m 青森県上北郡十和田湖町 
4 根岸のイチョウ       1410cm 1410cm 33m 青森県上北郡百石町
5 銀杏ノ木窪のいちょうの木  1328cm 1328cm 30m 青森県三戸郡階上町 
6 子安イチョウ        1290cm 1290cm 26m 青森県上北郡七戸町
7 石動(イスルギ)の夫婦イチョウ  1200cm 1200cm 26m 青森県西津軽郡深浦町
8 宮田のイチョウー1     1190cm 1190cm 28m 青森県青森市 
9 白石のいちょう       1110cm 1110cm 18m 青森県上北郡天間林村
10 鳥谷部のいちょう      1090cm 1090cm 18m 青森県上北郡天間林村
11 天神様のイチョウ      1060cm 1060cm 28m 青森県三戸郡倉石村
12 杉ノ木のイチョウ      1000cm 1000cm 30m 青森県十和田市
13 貝守のイチョウ       1000cm 1000cm 25m 青森県三戸郡三戸町
14 三光寺いちょう        950cm  950cm 21m 青森県三戸郡南部町 
15 中野のいちょう        940cm  940cm 17m 青森県上北郡天間林村 
16 銀杏木の大イチョウ      940cm  940cm 20m 青森県下北郡川内町
17 新館のイチョウ       920cm 920cm 30m  青森県上北郡上北町 
18 石動(イスルギ)の夫婦イチョウ 900cm  900cm 22m 青森県西津軽郡深浦町 
19               900cm  900cm 25m 青森県北津軽郡鶴田町


毘沙門のいちょう        700cm  700cm 30m 青森県八戸市



しばらくイチョウの巨木を調べていたのですが、意外と多いので別の場所にまとめてみました。
shouske覚え書き