毎日幸せに in青森

ヒトはどんなときに幸せを感じるのか?
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懐かしい風景

2013-06-24 | 思うこと
子供時代には関東平野で育っているので、日常見ている山というものはありません。
公害とか光化学スモッグなどがありふれていて、遠くの山が見える事も無い時代でしたし、年に数度、秋の空気の澄んだ日に、学校などの高い建物の屋上から富士山が見える事もある子供時代でした。
それでも山を見ると何故か懐かしさを感じます。

近所に古い木造の洋館があって、「あの家はオバケが出るらしい」というまことしやかな噂に興じたものでした。誰かが言う、その家のちょっと猟奇的な歴史が本当であったかなど検証しようもなく、ただ古い木造の洋館風の家が持つイメージを子供心に膨らませいてただけかもしれませんし、当時流行っていた怖いマンガの影響かもしれません。
当時私が住んでいた住んでいた自宅は、ごく普通の日本の住宅でした。
「懐かしい」と思う要素が無いのに、古い洋風建築を見て懐かしさを覚えるのは何故でしょう。
子供時代のオバケ話のインパクトの強さが影響しているのか、子供時代の忘れてしまった記憶の中では木造洋館は大きな位置を占めていたのかもしれません。

先日、板柳町に行ってきました。
板柳町の商店街は古い大きな蔵などの建物が多く、それを新しい店舗として使っている店もまた多く、街並みを見学しながらの買い物も楽しそうです。
そして板柳駅の近くにある板柳温泉は、古い木造学校を彷彿とさせる洋風建築のような建物が魅力的で、次はぜひ入浴して内部も見学してみたいと思いました。
内部はこちら参照→ 板柳温泉 シドの温泉日記

青森県内をドライブしていると、興味をそそる温泉があちこちにあって、毎回風呂道具を持っていない事を後悔しているのに、この日も同じで、風呂道具は持ち歩くべきだと反省しています。

 






シジュウカラの巣 続き

2013-06-22 | 青森自然
二週間ほど前のある日、シジュウカラの巣から雛の鳴き声が聞こえず、親鳥も来なくなっている事に気が付いて、私の気づかないうちに巣立ってしまったようでした。
それまでひっきりなしにやってきていたシジュウカラが突然姿を消してしまったので、何か寂しく思っていたのですが、三日ほどたつと、またシジュウカラのつがいがやってきました。
子育てをしていた親鳥かと思いましたが、鳴き声や私に対する警戒感が全く違い、前とは別のシジュウカラのようです。
庭の木に掛けた巣箱に入ってみたりしていましたが、結局またあの植木鉢を巣として使用することに決めたらしく、巣の材料にするあれこれを運び込んでいました。
なぜこの植木鉢がこんなに人気のある物件なのかは分かりませんが、シジュウカラの好みの何かに訴えるものがあるのでしょうね。

前の親子が巣立った後に植木鉢を開けてみた写真。
巣の材料はほとんどが苔で、ふかふかしていて寝心地の良さそうな部屋になっていました。
現在入居しているシジュウカラは、また上手に子育てできるでしょうか。





東門

2013-06-19 | 蕎麦
私の中の蕎麦好きはまだ続いていて、以前より外食の機会は減ったものの、昼食に蕎麦が食べられると聞けば、それはとても嬉しい機会となります。
巨木見学会での昼食は、階上町『東門』での蕎麦になりました。
こちらの蕎麦は「階上早生」という品種を使った蕎麦で、蕎麦の美味しい南部地域の青森県内での品種です。
色々と食べ歩いていると、蕎麦の品種についての知識も蓄積されていきますが、純粋に美味しさを楽しむのではなく品評会の審査委員のような食し方がもう嫌になってしまって、単純に「ああ、美味しい」と思える食事の仕方に最近はなっています。
どこの店の蕎麦がどうだとか、そんな事はもうどうでもよいような感覚に陥っているので、単純に美味しかった蕎麦だったとしか表現できないのですが、食事の味はその時の空腹感とか食べている場所のイメージに引き寄せられるので、たとえば登山の後の頂上でオニギリを食べた時の美味しさはたいていの料理より上であって、そんなオニギリと比べても大きくは違わないほどの美味しさでした。
巨木巡りの後だったからでしょうか。
ひとつだけ、この店の蕎麦についての説明があるとすれば、大盛りの蕎麦は確かに大盛りで、女性には手ごわい量であることです。

どれくらいの蕎麦粉割合なのかとか、十割が良いとか蕎麦の好みは色々と聞きますが、個人的には十割蕎麦の食感よりも、二八の腰の強さが好みです。



オマケとして、階上町の牧場にいるハートマークの馬。
人が来ると寄ってきて、可愛い。








春の巨木探索会

2013-06-18 | 巨木
東北巨木調査会が主催する春の巨木探索会に参加してきました。
階上町は巨木の多い町で、階上町役場を起点に徒歩で巨木巡りの出来るコースもあります。はしかみ里山 巨木・古木めぐりコース PDF版
巨木紹介の冊子も作られているので、興味のある方は階上町役場に問い合わせてみてはいかがでしょうか。

今回は階上町の巨木を巡り、茨島のトチの花見と昨年確認された階上岳中腹にある天狗の松も合わせて見学してきました。
茨島のトチは花の時期も終わりに近く、巨木いっぱいの満開の花とはいきませんでしたが、低い位置で咲いている花を間近で観察することができました。
階上町の巨木は、なかなかに雰囲気のある名木が多いと思っています。


トチの花 


銀杏の木窪のイチョウ 


舘神社のモミ 


(左)天狗の松と(右)日吉神社のハリギリ






御所野縄文公園

2013-06-13 | 名所 旧跡

北東北の縄文遺跡を代表する御所野遺跡と、その出土品を見学できる御所野縄文公園と博物館。縄文ファンにとって一度は行きたい場所です。
ここで住んでいた縄文の人々が朝夕眺めていた風景は、今と同じ様になだらかに続く高原だったのでしょうね。
先日、新郷村で行われたキリスト祭で、キリストの魂を鎮めるという祭りの趣旨を読んで、日本人のメンタルの特徴はこういう所にあるのではないかと考えていたのですが、もし本当にキリストが日本に来たとしたら縄文晩期であって、その時代の大きい集落であった御所野や三内丸山には行かなかったのだろうか、などと変な妄想を楽しんでいました。

予備知識なしに訪問してみると、遺跡出土物もさることながら建築物としても素晴らしい。
駐車場から公園内へと向かう木造の屋根付き釣り橋を渡りますが、この釣り橋の造形デザインも楽しめます。ただ私は高所恐怖のため、微妙に揺れる橋で気分が悪くなり、充分に楽しむことはできませんでした。う回路の案内もぜひお願いしたいです(笑)