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七戸町の駅の蕎麦復活

2015-11-11 | 蕎麦
最近は食べ歩きといっても新規開拓をする事も無く、今まで行った美味しい所だけを順に回っているだけなのですが。
二年ほど前にここの蕎麦を食べに行った時は蕎麦の営業を止めていて、とてもがっかりした事がありました。
先日久しぶりに前を通った際に、また蕎麦を提供していると知り、早速食べに行きました。
一度やめたものを復活すると、味が変わっていたりするものですが、相変わらず美味しくて満足しました。
タレに問題があったのも改善されていて、価格設定も低く、より良くなった感じです。

以前は一人であちこち突撃していましたが、最近は誰かを案内する場合が多くて、以前自分で行って良かった所に連れて行くと、たいてい大満足していただけます。
自分の感覚が人にも通じるというのは嬉しいことです。

営業日と営業時間は不確かですが、たしかこう書いてあったと思います。
すいません。
休日 火曜日
時間 11:00~2:00





東門

2013-06-19 | 蕎麦
私の中の蕎麦好きはまだ続いていて、以前より外食の機会は減ったものの、昼食に蕎麦が食べられると聞けば、それはとても嬉しい機会となります。
巨木見学会での昼食は、階上町『東門』での蕎麦になりました。
こちらの蕎麦は「階上早生」という品種を使った蕎麦で、蕎麦の美味しい南部地域の青森県内での品種です。
色々と食べ歩いていると、蕎麦の品種についての知識も蓄積されていきますが、純粋に美味しさを楽しむのではなく品評会の審査委員のような食し方がもう嫌になってしまって、単純に「ああ、美味しい」と思える食事の仕方に最近はなっています。
どこの店の蕎麦がどうだとか、そんな事はもうどうでもよいような感覚に陥っているので、単純に美味しかった蕎麦だったとしか表現できないのですが、食事の味はその時の空腹感とか食べている場所のイメージに引き寄せられるので、たとえば登山の後の頂上でオニギリを食べた時の美味しさはたいていの料理より上であって、そんなオニギリと比べても大きくは違わないほどの美味しさでした。
巨木巡りの後だったからでしょうか。
ひとつだけ、この店の蕎麦についての説明があるとすれば、大盛りの蕎麦は確かに大盛りで、女性には手ごわい量であることです。

どれくらいの蕎麦粉割合なのかとか、十割が良いとか蕎麦の好みは色々と聞きますが、個人的には十割蕎麦の食感よりも、二八の腰の強さが好みです。



オマケとして、階上町の牧場にいるハートマークの馬。
人が来ると寄ってきて、可愛い。








黒石 おしゃべりはうす10

2012-09-22 | 蕎麦
新蕎麦の季節まであと少し。
自分で打つ蕎麦もそれなりに上達したものの、気が向いた時に打つだけでは初心者に毛が生えた程度のもので、ぴしっと締ったプロの味には遠く及びません。
臭いを嗅ぎ続けるとだんだんその臭いに鈍感になっていくように、味覚も時にはリセットが必要と思っています。
頻繁ではないけれど外食をしてプロの味に触れるのは、日々の食事の味の維持のためという理由になっています(笑)

黒石市内にある手打ち蕎麦店「おしゃべりはうす10」は、北海道幌加内産と秋田産の二種類のソバ粉から選べる蕎麦の美味しいお店です。
北海道産はもう新蕎麦とのことで、一足早い新蕎麦をいただきました。
外二割は二八よりややツナギが少なくなりますが、コシが強く透明感のある蕎麦になっています。そばつゆは辛めで、ワサビではなく刻んだ唐辛子を蕎麦にまぶしていただく食べ方とともに、蕎麦の香りや甘味を引き立たせるように感じました。
ジャズの流れる喫茶店のような雰囲気も素適な蕎麦店でした。

県内各所では終わりに近い蕎麦の花を見かけます。
あと少しで地元の新蕎麦が出回るのでしょうね。





おしゃべりハウス10
ざるそば 幌加内産 800円
     秋田産  700円
 デザート付きの蕎麦のランチセットもありました。




水車(からうす)そば處 田子町新田

2011-11-22 | 蕎麦
開店日が月に一日だけ。
行ってみたいと思いつつも、なかなか機会が無かった田子町の水車(からうす)そば處に、偶然にも伺う事が出来ました。
この地区で採れた蕎麦を水車で粉にして地元の女性陣が打つという、一度は食べてみたかった蕎麦です。

玄関で靴を脱いで上がると十二畳ほどの畳の室内が客席です。
地元の方々が運営している素朴で暖かいサービスが、まるで親戚の家を訪問したような感覚になります。
蕎麦は極太の田舎蕎麦で、コシが強く香りも良い。
小さな厨房の隣では蕎麦を打つ小部屋があって、次々と蕎麦を打っていました。
洗練された蕎麦とはまた違った美味しさは、打ちたての蕎麦の味だからというより、その土地で収穫した食べ物はその土地で食べるから美味しいという理由なのかもしれません。
そしてその土地の調理法であることが、本当は重要なのかもしれないと考えていました。
田子町新田(しんでん)の蕎麦はこれなのだ、と。


周囲は刈り入れの終わったソバ畑で、ソバの花の時期には花畑の中に水車小屋の風景が見られるのでしょう。
この畑で採れた蕎麦を食べたという実感が、味に対する評価を上げているようにも思います。


水車そば處
営業日 毎月第三日曜日のみ営業 ただし八月は休み
場所  田子町遠瀬堺沢出口1-3





蕎麦道楽一覧

2011-10-28 | 蕎麦

  八戸 藪春    南郷 朝もやの館    八戸 蕎楽    下田向山 高橋 


青森・津軽
 燈りや
 お山のおもしえ学校 土日のみ
 おしゃべりはうす10
野辺地・七戸
 食事処ながはま
 しちのへ まちの駅 
 婆古石 土日のみ
三沢・十和田
 長命庵
 はつ花
 そばCafé 福
南部・三戸・田子
 そばの里 けやぐ
 のら
 水車そば處 毎月第三日曜日のみ
岩手県北
 四季の里
 きんじ☆☆



青森蕎麦マップ


二戸市浄法寺    野辺地      七戸 といち    青森 鞍馬
天台の湯食堂    齋藤のり屋まるしめ







南郷新蕎麦まつり 山の学校

2011-10-24 | 蕎麦
新蕎麦の季節ですね。
祭りと名が付くものは、あまり行く事がないのですが、新蕎麦だけは別です(笑)
そして南郷の「山の学校」の蕎麦だけは、祭りなどのイベント時でしか食べられないこともあって、23日の祭りの日に出かけてきました。

以前食べた事がある「山の学校」の手打ち蕎麦。
震災の数日前に、『焼畑は世界を救う』というテーマの講演会を聴講した際に昼食として供された蕎麦が、味も香りも素晴らしい蕎麦でした。
焼畑について、もう少し調べてから書こうと思っていたものの、震災以前の話をまとめる事ができずに、そのままになってしまいました。

江戸時代に石高2万石の八戸藩は、米の収穫の少ないこの地方の産業として、大豆の生産を奨励していました。
大豆油と、綿花の肥料用の油粕が採れる大豆は、焼畑でも多くが作られていて、3~5年の輪作には蕎麦も植えられていたとのこと。
国のエネルギーや化学肥料など、時代の変遷とともに消えつつある焼畑ですが、焼畑で採れたというその講演会時の蕎麦の味は感動するほどの美味しさでした。

 


新そば祭りでの蕎麦は、焼畑で採れたものではなかったようでしたが、それでも山に囲まれた冷涼な気候の生み出す蕎麦の味は、しっかりした味と香りを持っていました。
太い麺のかけそばは、南部のこの地方の元々の食べ方だったのでしょう。
蕎麦と言えば江戸前の細い蕎麦を思い浮かべますが、地場の食材を使った地域の伝統食は、きっとこの場所で食べるから美味しいのだろうと思います。
東北の酒が寒い冬に美味しかったり、沖縄の泡盛は暑い沖縄で飲んでこそ美味しいというのと同じように。

 
 



山の楽校「焼き畑日記」





紅葉の季節に蕎麦 田子町のら

2011-10-21 | 蕎麦
先週末、今週末と新蕎麦のイベントが続いています。
夏が涼しいので蕎麦の美味しい青森の、その新蕎麦を食べられるのが嬉しい季節です。

田子町は青森県の南の端で、岩手県秋田県と境を接し、町を貫くのは鹿角街道。
十和田湖や鹿角にも近い山あいの町で、そんな土地柄なら蕎麦も美味しいに違いないでしょう。
そんな期待を持って訪れた田子町にある食堂「のら」では、田子町産の卵をつなぎに使った田子町産の蕎麦が食べられます。
田舎蕎麦より太いこちらの蕎麦は、蕎麦の味や香りをしっかりと出しながらも、歯ごたえは蕎麦とは少し違ってモチモチ感いっぱい。感覚として「うどん」に近い。

蕎麦のつなぎに卵、というのはあまり聞きませんが、かん水なしのラーメンでは卵黄の黄色を利用した卵麺があります。
卵とコシの関係についてはよく分からないものの、卵の白身がコシを強くするという話もあります。
「のら」の蕎麦は、うどん好きの方にも勧められる新感覚のジャンルかもしれません。

田子町といえば有名なのが「みろくの滝」。
スヌーピーの滝、そうめん流しの滝とも云われているこの滝の周囲も、ちょうど紅葉が見頃を迎えていました。

 


のら


場所  田子町田子天神堂向24-15
定休日 日曜
営業時間 11:00~18:00





食事処ながはま 野辺地

2011-09-15 | 蕎麦
蕎麦への興味が高じて、手打ち蕎麦の講習会に参加してきました。
見よう見真似で何とか形だけは蕎麦になりましたし、それなりに美味しい蕎麦だったのですが、「家庭で食べるには」という但し書き付きの美味しさでした。
素人がいきなり打って美味しいそばが出来上がるなどとは思っていなかったのですが、「それなり」以上を食べたいのなら、やっぱりプロの打った蕎麦でなくては、との認識をきっちりと持てた体験でもありました。

野辺地の「食事処ながはま」は現在町の食堂といったラインナップのメニューを提供していますが、元々が手打ち蕎麦の店だったこともあり蕎麦のメニューが充実しています。
そして、供される蕎麦もハイレベルな美味しさ。
コシ、香り、甘みの三拍子揃った蕎麦と、辛め濃いめのつゆとの相性もすばらしい。
つゆの味は人によって個人的な好みの割れる所ですが、蕎麦自体の持つ甘みを感じるには、甘さの少ないつゆが良いと思っています。
初めに蕎麦だけを食べると、続いてつゆに浸けた蕎麦を食べた時に味の変化が分かりますが、特に甘みに大きな変化があります。
塩分には甘みを際立たせる働きもあって、小豆餡やお汁粉を作るときに塩を入れないと、何となく間の抜けた味になってしまいます。
江戸前の蕎麦はつゆが辛くて濃いと聞きますが、蕎麦の持つ甘みを引き出すには理にかなった食べ方なのでしょうね。

夏播きの蕎麦の花が盛りの季節になり、もう間もなく新蕎麦のシーズンも始まります。
新蕎麦を味わうイベントも楽しみです。
第2回七戸そば博覧会
まだ今年の日程が分からないそば祭りは、階上早生新そばまつり ひがしどおり新そば街道まつり 雲谷新そばまつり 新田そばまつり 、などなど。



食事処ながはま
場所   野辺地町野辺地307
営業時間 11:00~14:00 17:00~22:00
定休日  月曜

・・・写真を見てみると看板は「そば割烹 ながはま」となっていて、正確にはどちらの店名なのかが不明のままでした・・・・

 




長命庵

2011-08-01 | 蕎麦
蕎麦好きは全国どこにでもいて、食べるだけでなく打つのも好きな人も多い。
蕎麦打ちが高じて蕎麦店を開業する話はよく聞きますし、美味しいと評判になることも。
なぜ蕎麦打ちに惹かれるのかを考えてみたことはありませんが、食べる側としては、とても繊細な香りや腰を店ごとに比べてみるのが楽しさの一つです。
作り手の楽しさには、そんな比較の中に飛び込んでいく事もあるのかと思います。

三沢市の「手打ちそば 長命庵」は、私のベスト10に入る蕎麦店です。
こちらでは田舎蕎麦と更科蕎麦を比較しながら味わう「二色そば 750円」があり、蕎麦粉の違いによる味の変化が楽しめます。
甘味の少ない濃い目のそばつゆが、蕎麦の香りを引き立ててくれるので、個人的に好みです。
蕎麦の香りは本当に微妙なもので、食べ比べと言っても日にちが経ってしまうと、微かな記憶をたどりながらの禅問答のようになってしまうのですが、同時に味わえるので純粋に美味しさを楽しめるのも良いところ。
他と比べるなど、しなければ良いのにとも思うのですが、どうしても比べてみたくなるのが人情というものです(笑)
それにしても味覚の記憶とは曖昧なものだなと思います。食べる側の空腹具合や体調で味の感じ方は大きく変わっていくのですから。

 


蕎麦処 長命庵 そば(蕎麦) / 三沢駅

三沢市三沢下久保41-62
定休日 火曜日



有名蕎麦店の味は

2011-07-23 | 蕎麦
一年ほど前に美味しい蕎麦を食べてから、蕎麦の魅力にどっぷりとハマり、ネット上のガイドなども参考にして、近隣の蕎麦を食べ歩いています。
美味しい蕎麦の店も多くあるのですが、では東京の有名所と比べてどうなのか、というのは今まで分からなかった部分です。
所用で東京に行っていたので、2店の定評ある蕎麦屋で味を確認してきました。
どちらも香りと腰のある、とても美味しい蕎麦でした。
でも、こちらの蕎麦もひけを取る訳ではありません。
充分に互角といえるほど美味しいそばが身近にあるのだと、やっと理解することができました。

まだ近隣の蕎麦屋を全部味わったわけではありませんが、今まで食した中には感動するほど美味しい蕎麦もありましたし、これからも期待を持って食べ歩こうと、小さく決意しています。


  蕎楽亭                  手打ち蕎麦 じゆうさん