藤枝市長の部屋

元気なまち藤枝づくり 北村正平のちょっと一言

環境にやさしい施設を視察してきました

2013年07月09日 | ちょっと一言
7月4日、5日の2日間、志太広域事務組合の行政視察研修に、組合の管理者である焼津市の中野市長と、副管理者である私とで埼玉県熊谷市と東京都三鷹市に行ってきました。
初日に伺ったのは埼玉県熊谷市にあるセメント工場です。ここでの目的は“都市ごみ焼却灰セメント資源化システム”。このシステムは、家庭から出るごみ焼却灰や下水道汚泥を原料として普通のセメントをつくっています。これにより、廃棄物を再資源化することで、埋立処分場に運び込まれる焼却灰の大幅な減量に役立ち、ごみ処理負荷の軽減に大変貢献しています。
そして二日目に訪問したのは、今年4月1日に稼働したばかりの東京都三鷹市の「クリーンプラザふじみ」です。このできたばかりの施設には、ごみ焼却時の熱を利用して発電する設備があり、最大出力は9700kw、一般家庭の電気消費量に換算すると年間約1万2000世帯分もの電力を発電することができます。発電した電力の3分の1はこの施設で消費し、残りは売電するとのことで、年間約3億5000万円の収入が見込まれています。
“環境にやさしい”クリーンセンター建設を目指す志太広域事務組合にとって、大変参考になる非常に有意義な視察研修でした。住民の皆さんと手を携え、様々な工夫を凝らして私たちの環境を守っていかなければと気持ちを新たにし、2日間の行程を終え帰路に着きました。