藤枝市長の部屋

元気なまち藤枝づくり 北村正平のちょっと一言

松下さん、全国優勝おめでとう!

2012年10月31日 | ちょっと一言
10月20日に静岡県武道館(前島)で第47回全日本居合道大会が行われました。「都道府県対抗六段の部」に静岡県代表として大会に出場し、見事優勝した本市職員の松下武人さんが昨日私に喜びの報告をしてくれました。これはまさに日本一の快挙であり素晴らしいことです。
皆さん「居合道」をご存知ですか?居合道とは日本の武術である抜刀術(ばっとうじゅつ)を武道としたもので、大会では座った状態で鞘から刀剣を抜き打ち、納刀に至るまでの形を演武し、修業の深さ、礼儀、技の正確さ、心構えなどを審判員が判定して勝敗を決します。勝負を抜刀の一瞬にかける居合道の修業は、死生一如(生も死も同じものであるという武士道の考え方)、動静一貫(動作と静止を一貫した流れで行うこと)をめざす心身鍛錬の道です。
剣の理法の習得が人間修練の道という考え方において、剣を扱うことを主とする武道として居合道は剣道と同じです。ご存知の方もいるかと思いますが、私は幼い頃から剣道を続けており、今でも公務が無い限り、週に一度の練習は欠かしません。道場で心気力一致し竹刀を握ると、身も心も引き締まります。
山々雲。剣道は高き山を登るごとく、山越せば前にまた山。武道修行の原則は「一生涯かけてやるもので、技の追求に終わりはない。習い始めから死ぬまでが修行」です。
これは市政にも通じるものがあると思います。藤枝に関わる人、一人ひとりの幸せな生活を追及し続け、一つひとつ大小さまざまな山を着実に越えていきたいと思っています。