藤枝市長の部屋

元気なまち藤枝づくり 北村正平のちょっと一言

「病院フォーラム」を開催しました。

2011年12月01日 | ちょっと一言
私たちの誰もが、健康的な暮らしをしたいと願っています。そして、私たちが健康を維持していくうえで欠くこと出来ないのが「地域医療」です。
この「地域医療」を市民の皆さんと考えるフォーラムを開催しました。
今回のフォーラムは、市立総合病院の毛利院長による「地域医療のこれから」と題した基調講演と、7人のパネラーをお招きして「いざという時のお医者さんのかかり方」をテーマにしたパネルディスカッションが行われました。
病院長の講演では、市立病院の現状を交えながら、今後確実に訪れる超高齢化社会に対する患者の予測などのお話が聞かれました。
パネルディスカッションでは、志太医師会の鈴木副会長から、「かかりつけ医」をもち、自分の体をコーディネートしていただくことの重要性が、市立総合病院の池谷副院長からは、市立病院の医師や看護師の仕事内容とその多忙な状況の話があり、特に夜間・休日でのコンビニ受診を控えてほしいとの訴えが聞かれました。
また、本市消防本部の嶋崎救急救命士からは、救急車の出動要請が増えていること、救急とは思えない方やタクシー代わりとも思える要請など、真に救急車を必要としない要請が多いことに、参加者からは憤りにも似た声も聞かれました。
今、「医療の連携」が強く求められています。私たちの周りでも、藤枝市立総合病院、志太医師会、藤枝歯科医師会、近隣市町の病院や医院、浜松医科大学及び浜松医科大学病院、静岡県など、大変多くの関係機関の皆様の連携により、この地域の医療が成り立っています。その結果として、私たちは、いつでも安心して医療を受けることができます。そのことを忘れてはいけないと思います。
今後も、こうしたフォーラムを開催し、いざと言う時、頼りになる地域医療を確保していくためにはどうしたらいいのかを、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。