藤枝市長の部屋

元気なまち藤枝づくり 北村正平のちょっと一言

「おばあちゃん劇団ほのお」がうつ・自殺予防を訴える

2010年09月27日 | ちょっと一言
この度、うつ・自殺予防対策を分りやすくお伝えするため、「おばあちゃん劇団ほのお」と協力して「生きる 生かされる ありがとう」と題した新作劇を公演しました。
劇の内容は、妻子と母、会社員の主人公の4人暮らしという、ごく普通の一般家庭をモデルにしています。主人公が、課長昇進による環境変化からストレスを抱え、うつ状態に陥り、自殺を考えるも家族や友人に支えられ元気になっていくというストーリーです。
公演には、多くの皆様にご来場いただき、改めて「おばあちゃん劇団ほのお」の人気と、うつ・自殺予防対策に対する市民の皆様の関心の高さが伺われ、大きな笑いの中にも自分の家庭でも起こり得る身近な問題として、真剣に見入っていました。
現在の日本の自殺者数は、警察庁の統計によりますと平成10年以降12年連続で3万人を越えています。この数は、交通事故による死亡の5~6倍にのぼり、大きな社会問題にもなっています。
自殺は、さまざまな要因が関係していますが、多くの場合うつ病が関係しているといわれており、自殺を未然に防ぐにはうつ病の早期発見と早期治療が不可欠です。
これらのことから、本市では「元気なまち ふじえだ」を実現するための重点事業として「こころの健康づくり事業」を立ち上げ、昨年度より「働き盛り世代の睡眠キャンペーン」と称し、うつ・自殺予防対策事業を進めています。
今回の公演もこの事業の一環として行ったものです。
うつ病は、適切な治療を受ければ治る病気です。「最近ちょっと眠れない」「気力がわかない」などの気になる症状ある方は、専門医に相談しましょう。
この公演に際し全面的にご協力いただきました、「おばあちゃん劇団ほのお」の皆様に心から感謝いたします。