日々是愉快♪

笑いながら愉快に生きていけたらいいなぁ~

女子プロレス「NEO」年内で解散

2010年05月28日 | プロレス
5月5日の後楽園ホールで発表されたNEOの解散・・・。

NEOは毎年子どもの日に後楽園ホールで大会を行っています。
今回のは10周年記念大会ということで楽しみにしていたのですが、
引越しと重なり観戦しに行く事は出来ませんでした。

ただ仲間からこの情報はリアルタイムで携帯にメールされてきました。
最初「井上京子が退団する・・・」というメール。
次に「タムラ様年内で引退・・・」、
そして「NEO解散・・・」と立ち続けにきたもんですから、内容を理解
出来ず、頭の中は「?????」でした。
観戦していた仲間たちも内容を把握出来ないようでした。

“10周年記念大会”と銘打っての興行ですから、これからも頑張って
やっていくんだろうな、という前向きな感じで見ていました。

ところが発表されたものは全くの逆で・・・。

その後の記者会見、NEO甲田社長のブログでの発表などから、今回の
経緯が明らかになりました。
簡単にまとめると以下になります。

・田村欣子、タニー・マウス・宮崎有妃の3人が大晦日に揃って引退
・この3人の意向として、引退と同時にNEOを解散したい
・NEOが新人育成に失敗
・未来のない団体にはいたくないと井上京子が退団

甲田社長は、若手の3人が今後もNEOの中でプロレスを続けていく意志が
あるなら解散するつもりは無かったようで、若手新人の育成に失敗したことが、
そのまま直接団体の解散につながったようです。

今の女子プロレス界は、このNEOが引っ張っていました。
甲田社長の地道な経営手腕が功を奏し、少しずつ少しずつ大きくなっていき、
それが女子プロレス界の主流になり、多くの他団体やフリーの選手もここの
リングにあがって名勝負を繰り広げていました。

NEOがなくなるということは、ここのリングをメインに活躍していたフリー選手
の上がるリングがなくなるということです。
かと言って、簡単に他の団体のリングに上がれるかといったらそうもいきません。

NEOが解散することによって、引退する選手や活動停止を余儀なくされる選手が
多々出てきてしまうのです。既に引退を発表した選手もいます。
ひとつのメイン団体が解散することによっての余波が起こってくるわけです。

それでも残っている既存の団体が盛り上げていけるかと言ったら、それも相当
厳しいのが現状です。
どの団体も新人の育成には苦労しているようだし、長くは現役を続けられない
職種ということもあって、“女子プロレス”というジャンルそのものの消滅が噂
されるほどです。

今ではかなりマニアックなジャンルである“女子プロレス”ですが、それが無くなる
ということは我々ファンからすれば、とても淋しく悲しいことであります。

井上京子は団体設立を視野に入れているらしいです。
女子プロ界をひとつにまとめたいとも言っていました。
今ここでひとつにまとまらなかったら、本当に消滅してしまうかも知れません。
ここは大きな垣根を越えて、関係者が集まって同じ方向に進んでいかないと大変な
ことになってしまうでしょう。

女子プロなんてどうでもいい人にとってはどうでもいいことですが、我々ファンには
淋しいことなのです。





最新の画像もっと見る