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親父のこと

2009年03月03日 | 親父
前回ここで親父のことを書いたのは昨年暮れあたりでした。
あの時は再入院ということで、今もそのまま入院しています。

先月、金曜日~月曜日まで外泊許可が出て帰って来ました。
新居に来たのはそれが2度目のことでした。

前回はわずか1泊だけですぐ帰った感じで新しい家を見ることは
ほとんど無かったのです。
ストレス解消でした。

こないだもノイローゼになりそうということで、やはりストレス解消
ということを含めての外泊。

ほとんど寝たきり状態で、介護をする我々家族は大変でした。
それまで介護というものを経験したことのない我々は、どう対処
していいか良く分かりません。
看護婦さんがやっていたことを見よう見まねでやってみますが、
親父にとっては痛くて苦痛のようで「もう二度と帰って来ない」と
言っていたぐらいです。
介護の大変さを知りました。

ガンとの闘病は本人もそうですが、家族も体力を奪われます。
何人かの経験者の友達からもそういう助言を受けていましたが、
実際にそのアドバイスの意味が分かります。

朦朧とした意識の中で苦痛な表情ばかりの親父を見ると、楽に
させてあげたい・・・という複雑な心境にもなります。
日々衰えていく親父の姿を見るのはつらいです。

“死”というものはネガティブに考えられがちですが、ひょっとしたら
“生”に対する、“生”をまっとうした者へのご褒美なのかも知れない
と思ったりするようになりました。