地方で考える ●oyajiの侃々諤々

北信濃の豊かな自然と歴史に抱かれて過ごす日々・・・

ちょっと斜に構えてみれば
???と思うことも多いですね~

「総合評価方式」

2011-11-16 | この「国」のこと
「東京ゴミ戦争」は遥か昔・・・。
その結果整備された23区の清掃工場も、順風?に建替えが進んでいるようです。
となれば、
石原慎太郎都知事のコメント ↓ も余裕にあふれてきます 

《石原知事、小金井市長「辞めるのは当たり前だ」》    (11月5日YOMIURI ONLINE)
「石原知事は4日の記者会見で小金井市のごみ問題を巡る、佐藤和雄市長の発言について、「嫌な仕事を引き受けている他の自治体が『何を言っている』となるのは当たり前。言動が間違い。辞めるのは当たり前だ」と述べた」


        (東京新聞より)


ところで、
小金井ごみ騒動は市長の認識不足に留まらず、根本的な問題も伏在していますね。
石原都知事の、

「一方で、都内では各区市町村ごとに焼却施設を建設して処理することを原則にしていることについては、「ごみ処理を各自治体がやるようになったのは間違い。東京のようなマンモス都市では、都が一括してやった方が機能的だ」と持論を述べた」

には同感です。
かつての時代ならともかく、今やごみ処理は厳しい環境ハードルをクリアするためにイニシャル、ランニング共に膨大な税金を投入するわけですから、集約化や効率化も避けては通れません。
マンモス都市に限らず、
都道府県が大局的な視点から広域的に整備できればベスト。
現に、
一部事務組合方式や広域方式による処理がほとんどですから。
が、
都道府県となると一層難しくなるのが建設場所で、
「あっち」
「そっち」
と市町村同士がジョーカーを投げ合うことになるでしょうね。
だから都道府県は手も口も出さない 

 話は逸れますが、順風?に進む東京23区の清掃工場建替え。
東京二十三区清掃一部事務組合の情報によりますと、

 《練馬清掃工場建替工事》
  落札決定者   JFEエンジ・東急建設特定建設工事共同企業体
  落札決定額   19,582,500,000 円(消費税相当額を含む) 
  予定価格     26,213,636,500 円

 《大田清掃工場建設工事》
  落札決定者   タクマ・東急建設特定建設工事共同企業体
  落札決定額   18,630,838,800 円(消費税相当額を含む)  
  予定価格     26,615,484,000 円

で、
談合防止対策として「総合評価方式」が採用されていますが、
落札率は練馬が約75%、大田が約70%。
数字を見る限り競争効果あり・・・ですね。

とはいえ気になるのは、
◆そもそも予定価格が高すぎるのではないか
また、
「総合評価方式」は、
◆選定委員の「思い」が介在しないのか
・・・という点。
どうでしょう?

「総合評価方式」の今後に注目です。
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