地方で考える ●oyajiの侃々諤々

北信濃の豊かな自然と歴史に抱かれて過ごす日々・・・

ちょっと斜に構えてみれば
???と思うことも多いですね~

“KE連携”はネジレ国会の羅針盤 ☆☆

2008-01-31 | Weblog
1月31日(木)


『つなぎ法案』は予想外の展開 ・・・。

が、
形は意外でも、
落ち着くところに落ち着いたというべきで、
合意の大前提は 「修正」 。
紆余曲折はあっても、
「このまま」&「10年」が、
真摯な論議の中で、
「無駄の見直し」や「使途の構造改革」や「期間の短縮」に繋がるのが、
一番!!

結果の評価は、総選挙の一票がくだすことになります (

  《つなぎ法案、一転撤回 ガソリン税暫定税率、事実上延長》  (1月30日asahi.com)
「・・・「つなぎ法案」をめぐる与野党攻防が30日午後、急転直下、決着した。河野洋平、江田五月衆参両院議長が同日、期限延長を含む予算関連法案の年度内の成立を事実上、担保する代わりに、つなぎ法案は取り下げるという内容のあっせん案を与野党に提示し、各党が受け入れた。与党はつなぎ法案を取り下げる方針。与野党の全面対決はひとまず回避された」

両院議長による斡旋は、戦後3例目とか・・・。
河野洋平 衆議院議長と、 江田五月 参議院議長の“KE連携”は、ネジレ国会における今後の羅針盤になりそうですね。

かつて、新自由クラブ代表として新風を巻き起こしたリベラルの河野さん。
自民党総裁でありながら、唯一、総理大臣になれなかった運命を背負っています。

  (HPからです・・・) 

『構造改革論』の旗手・旧社会党の江田三郎を父に持つ、江田さん。
多感な青年時代に学生運動も経験した闘士も、今は難しい逆転参議院のまとめ役・・・。



 お二人の、腕の見せ所です。

これで、
「今後は一般財源化など道路特定財源のあり方が幅広く国会論議の争点になる」(asahi.com)
わけですが、
さて、
『合意』は どちらにポイント をもたらしたのでしょうか?

■自・公とすれば、
“暫定税率10年延長”に国民の抵抗感が強い中で、
劇薬の“3分2再可決”を使わずに「延長」を確実とすることができた (
■民主とすれば、
徹底抗戦のスタンスをアピールした上で、
“年度内成立を人質”として有利に修正を迫ることができる (

で、
肝心なことは「どこまで国民の声が反映できるか」 (
 

  《民主、年度末決戦へ 法案修正でハードル次々? 》   (1月31日産経ニュース)
「・・・暫定税率の延長期間を10年から短縮する見直しや、一部の一般財源化など、民主党が次々と修正案を出して与党側を追い詰めようとするのは必至だ。民主党の無駄遣い批判や修正攻勢が世論の支持を集めるか。それとも民主党が「年度内採決」という議長斡旋に縛られ、身動きが取れなくなるのか。年度末の攻防はすでに始まっている」

ところで、
緊迫していた昨日の昼。
テレビ朝日の ワイド!スクランブル に出演していた自民党の 石原伸晃 さんと、民主党の 菅直人 さん。 
「政局」さえ抜きにすれば、根本的な認識ではかなり近い・・・。

自・公にも、「このまま」「10年」に疑問を抱いている議員がいて当然。
国民の目線にあわせた「政策協議」は、
大いに進めてほしいものです。

  ( 通行量も少ない朧橋・・・)

菅さんが指摘した「無駄」の象徴、福岡県八女市上陽町に架かる朧(おぼろ)大橋。
関連事業を含めれば、90億円とか・・・。
地元にとっては切実で、
「無駄」かどうかの判断は難しいわけですが、
乏しい財源を何に優先するか?
そこの問題でしょうね、
究極は。
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好きですね、あの「格好」「顔」「眼鏡」「カツラ」・・・。

2008-01-30 | Weblog
1月30日(水)
昨日からの雪が、かなり積もりました。

朝の7時過ぎ。
長野市との合併を問う信州新町と中条村の住民アンケート結果を、
YOMIURI ONLINE長野は、
《長野市と合併協議へ 信州新町・中条村》《アンケートで賛成多数》として、
長野市長のコメントなども交えて報じています。
意外?なほど高い賛成率ですね~ (
  ●信州新町   賛成   70%
  ●中条村     賛成   93%
(二者択一形式・18歳以上(高校生を除く)対象)

で、
地元紙・信濃毎日新聞の信毎webは、
3時配信の《フラッシュ》として、
「長野市との合併住民意向調査、賛成が多数 信州新町が7割、中条村が9割占める・・・両町村協議申し入れへ」
と 頭出しのみ ・・・。


ナ、ナント 7400万円も  

  《「振り込め」7400万被害 南信の女性、1年にわたり》  (1月26日信濃毎日新聞)
「南信地方の60歳代の無職女性が2006年5月から約1年間にわたって振り込め詐欺に遭い続け、計約7400万円をだまし取られていたことが25日、分かった。一人当たりの振り込め詐欺被害としては県内で過去最高額。県警は昨年8月に被害届を受理し、詐欺容疑で捜査している。

捜査二課などによると、女性が被害に遭ったのは「架空請求詐欺」。不審な男から「個人情報がインターネットに流出している。情報を削除するには金が必要だ」などとだまされ、金融機関の窓口で数十回に分けて現金を振り込んだという」

で他にも、

「・・・昨年は振り込め詐欺の被害として▽北信地方の70歳代の無職女性が10、11月ごろ、息子を名乗る男から「会社の金を使い込んだ」などとだまされ、十数回に分けて約3300万円をだまし取られた▽南信地方の40歳代の会社員男性が9-12月に融資保証金名目に百数十回に分けて約2600万円だまし取られた-などの事例があった」

長野県警によると昨年1年間の「振り込め詐欺被害」は、
前年比10.9%増
約6億4300万円
とか。

う~ん、
子どもや老後のためにと、コツコツと蓄えている中高年をハゲタカが狙っています・・・。


  
「知らない人に 笑われ続けて34年」・・・。
”狙われる”中高年 のアイドル 『綾小路きみまろ』 さん。 
本名、假屋美尋(かりやよしひろ)。
昭和25(1950)年生まれの、鹿児島県は志布志市出身。
血液O型。

好きですね、あの「格好」「顔」「眼鏡」「カツラ」・・・。
勿論、その「ギャグ」も「間のとり方」も。

 有効期限の過ぎた亭主・賞味期限の切れた女房
 下取りのきかない体、返品のきかない顔
 失敗は、顔だけで十分です
 妻の口 一度貼りたい ガムテープ
 中高年はおしっこも近いけど、天国も近いです!!
と、
キツイセリフでもドッと笑いがでてしまう 
誰にでも、どこか、思い当たる節がありますからね~



が、
 ようこそいらっしゃいました。努力して年をとった人はいないのです
はそのとおりですし、
 今日あるのは、主人のおかげ
 ガンバッテいただきたいの・・・
に至ってはついホロリ。
そして、
 こんな夫婦に誰がした? 謹んでお慶び申し上げます
には人生の万感も。

ところで、あの芸名。
綾小路も、きみまろも“お公家”風です。
なぜか、
「・・・綾小路の裏小路・・・」
って言葉を連想してしまうのですが、
あれは
「・・・やぶらこうじのぶらこうじ・・・・」
でしたね。
笑い話の 『寿限無』 は。

生まれた男の子に“長寿の名前”をつけてやりたいと、お坊さんと相談した末が、「めでたいことがらをいっぱい重ねた」この  長~い名前。

「じゅげむ じゅげむ ごこうのすりきれ
かいじゃりすいぎょの すいぎょうまつ
うんらいまつ ふうらいまつ
くうねるところに すむところ
やぶらこうじの ぶらこうじ
パイポパイポ
パイポのシューリンガン
シューリンガンのグーリンダイ
グーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの
ちょうきゅうめいのちょうすけ」・・・君というわけです。

ちなみに、
やぶらこうじ(藪柑子)は長持ちする木で、「春に若葉で夏に花。秋に実をつけ、冬には赤くなって霜をしのぐ」とか。


全国ニュースにもとりあげられて、大きな話になっている「しなの9号」の臨時停車。
まあ、
「裁判に迷惑をかけては・・・」と必死だったでしょうし、
JRの「それなりの判断」の結果ですから、
これ以上大騒ぎすることでもないのでは。

  《「裁判に間に合わない」乗り過ごし検事、特急を臨時停車》  (1月29日読売新聞)
「・・・JRの内部基準では、臨時停車は、急病や災害、車内での不法行為の発生時などに限られ、乗客の急用では認めていない。同支社の宮島澄夫広報室長は「裁判関係者への影響を考え、社会通念上、許されるケースと判断した」としている。長野地検の高森高徳次席検事は「関係者の皆様にご迷惑をおかけし、心からおわびします」と謝罪した」

今朝も、『寿限無』のように長~くなりました。

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“2か月ブリッジ延長”とは、根本的に違いますが・・・。

2008-01-29 | Weblog
1月29日(火)
昨日に比べて、今朝の冷え込みは比較的穏やか。


  (松本市 のHPより)

 読売のスクープなのか、昨日は他社のネットにはでてきません。
萩原県議の不出馬表明・・・。
松本市長選は、菅谷さんと市川さんの一騎打ち?
とすれば、
「変わらない長野」と比べて「変わっている松本」を感じてしまいます。

     《松本市長選 萩原県議が不出馬》      (1月28日読売新聞)
「・・・3月の松本市長選に向け、市民グループ「松本の活力を取り戻す市民の会」から出馬を要請されていた地元選出県議の萩原清氏(57)は27日、出馬しない意向を固め、同会に伝えた。同会は、別の候補者擁立を進める方針。萩原氏は25日に出馬要請を受けていた。同市長選には、1期目の菅谷昭氏(64)、元市収入役の市川博美氏(49)が出馬表明している」

市長選は3月9日告示、16日投開票。 
松本市民がさらに変化を求めるのか、注目です。

  (松本広域観光ガイド より)


インサイダー取引 (内部者取引)。
これって、
金融商品取引(『金融商品取引法』で規制)じゃないけど、
似たようなことは、
どんな世界にも あるんじゃない?

「え~そうなの?4月から値上がりするんなら、今のうちに買っておこう・・・」
とか、
でっかいことでは、
「開発計画や公共施設の予定地を、察知した企業が事前に買い漁る・・・」
とか (

まあそれはそれとして  。

    《NHK、勤務中の株取引さらに1人》     (1月26日読売新聞)
「NHK記者らによるインサイダー取引疑惑を受け、NHKが全職員と契約スタッフを対象に行っている緊急聞き取り調査で、新たに1人が勤務時間中の株取引を認めていることが25日、分かった」

“勤務時間中の株取引” 。
NHK報道関係の職員で、一年以内に株取引をした者は5百人を超えるそうですから、もっとアリエ~ル?
いやいや、どこにでもありそう・・・。

で、
またまた暫定税率 のこと。
1月26日の 《2兆6千億円を、「このまま」での「10年延長」では納得できませんね》 では、
  
取得税、重量税の暫定税率や、 
歳出の「削減」も含めて、
「1年の暫定の暫定延長」で徹底的に・・・と「水」をいれましたが、
(しみず)さん から、

  私も暫定税率の暫定延長賛成です。
  今のままでは混乱するし、かといっていつまでも暫定は無いでしょう。
  この機会に道路全体の政策見直しを行うことが必要かとも思います。

とコメントをいただきました。
拙いブログをご覧頂いて、ありがとうございます。

まあ“犬の遠吠え”ですが、周波数があって「共振」するかどうか?
とは言っても、
政府の、
「このまま」での「10年延長」を前提とした “2か月ブリッジ延長” とは根本的に違いますが・・・。

覗かせていただくブログやメルマガの中でも、賛否両論。
「白川勝彦」さん、「きっこ」さん、「江田けんじ」さんらは明確に「廃止」です。
無所属・衆院議員の江田さんは 『ガソリン値下げ国会?・・・暫定税率は廃止すべきだ』 (1月21日)で、

「・・・私は、昔はともかく、まさに田中角栄政治の象徴だった「高速道路」と「新幹線」で「日本列島改造」しようという時代は終わったと考える。昔なら、何よりもこの二つを起爆剤に「国土の均衡ある発展」を図るということはあり得たが、今や、年金や医療、介護、子育てといった国民生活への予算配分に優先して、財源を先取りし、囲い込む形で整備していくこと、すなわち「特定財源」が必要だとは思わない」

と主張しています。
「必要な道路整備は進める」ことについては誰しも一致。
が、
「暫定税率」を廃止したり、
「特定」をはずして「一般財源化」すれば、
“潤沢な道路財源”が失われて道路事業が縮小することは必至・・・。

逆にみれば、
「道路」の公共事業を減らして、
「年金・医療・介護・子育て」などのソフト事業にウエイトを移すかどうかの、
構造的選択 でもあるわけですね。
あまり急激なシフトチェンジは問題 () ですが、個人的には、道路事業はもっと精査される余地はあると思います。

ところで、道路は増える一方 。
鉄路の場合は廃線もあるし、ケースによっては民間経営に移行していくわけですが、高速道やバイパス道が新設されても旧道は残ってしまう。
国→県→市町村と管理は移行されても、
利用度は下がって  も、
事故防止や防災面からは、
それなりの維持経費は必要。

中には旧道が便利な“青空駐車場”になっていたり、実質“私的に利用されるだけ”の価値しかないケースもみられますが、「私有地がくっついて」いますから廃道化は難しい (
だから、
廃道できるのは“猿や鹿しか通らない”、
買い手もつかないような所だけ?!

  《県内35市町村、廃川廃道の敷地11万平方メートル》   (07年1月31日信濃毎日新聞)
「県内で道路や河川の付け替えに伴い不用になった後も売却されずに残っている県所有の廃川、廃道の敷地が現在、35市町村の95カ所、計約11万6600平方メートルに及ぶことが30日、県土木部のまとめで分かった。未売却物件の大半は傾斜地や中途半端な形状のため宅地などに転用できずにいる」

「・・・廃道敷地は谷筋を縫うように走る道を橋に付け替えたり、土砂崩れなどで使えなくなった場合などに生まれ、27市町村に計46カ所、1万6400平方メートル余ある」

で、管理道路はドンドン増えていくというわけです・・・。

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それだけの“手順”を踏むからには⇒⇒⇒でなければ、いつまでも堂々巡り・・・。

2008-01-28 | Weblog
1月28日(月)
冷え込んだ、寒い朝です。


初場所千秋楽。
初のモンゴル人横綱同士による、相星決戦を“上手投げ”で制したのは白鵬。
3場所連続で6度目の優勝。

賢い朝青龍は  「空気が読める」?!
 『朝青龍 下手をとって わきまえて』 
でも「春は曙」・・・。
春場所はきっと、  
 『春は朝 綱の決め手は 上手投げ』 
というのは、
視点がヒネクレ過ぎかな?

大阪府知事選をブッチギリで制したのは、橋下徹さん。
あの快活さとバイタリティーで、宮崎に負けず劣らず 「行列ができる大阪」 に。
やっぱり大阪はタレントが強い (

 
海でのこと。
こんな「不法投棄」もあるんですね~
海洋汚染・海上災害防止法』 違反の疑いです。

   《大量の石で漁船沈め投棄 渡船業の男逮捕》   (07年12月4日)
「・・・所有していた漁船(9・71トン)の底に穴を開けて大量の石を積んだ上で、別の船で由良町沖1・2キロに曳航(えいこう)して沈めて投棄した疑い。石は直径10-20センチぐらいで、軽トラック数台分に上り、坂田容疑者は「船の処分に金がかかるのでやった」と供述しているという」

海とは縁遠い山国 長野県 。
ここでは、ごみ処理施設の建設がなかなか進みません。
最近目にとまった二つのニュース。
ひとつは「諏訪南行政事務組合」が富士見町に計画する焼却灰の溶融施設。
もう一つは、「長野広域連合」が千曲市に計画する二つ目の焼却施設・・・。

   《灰溶融建設白紙に 諏訪南行政事務組合》    (1月25日長野日報)
「諏訪南行政事務組合長の柳平千代一茅野市長は24日の組合議会全員協議会で、茅野、富士見、原の3市町村のごみの焼却灰を処理するため同町休戸に建設する方針だった灰溶融施設について、「事業が立ち上がってから6年が経過し、当初よりだいぶ状況が変わってきた。現計画を含める中でごみ処理計画を再検討するべきと判断した」と述べ、事実上、建設計画を白紙に戻し、再度検討する考えを明らかにした」

この施設は、バーナーの熱を使って焼却灰を溶融・スラグ化する方式で、見直しの理由には「燃料価格」の高騰があげられています。
組合によれば、

「・・・燃料代高騰に伴う溶融施設の維持管理費増大や計画地が県の急傾斜地指定が確実でその対応に多額の費用がかかる可能性があることのほか、地元住民らの合意が得られず建設スケジュールが不透明な点、3市町村の可燃ごみを焼却している諏訪南清掃センター(茅野市米沢)が10年後に更新時期を迎え、それも併せて総合的にごみ処理を検討する必要がある点などを挙げた」

ということですが、
現計画では規模も小さくイニシャル、ランニングともにコストは“割高”。
当面は受け入れ可能な「民間処理委託」でつなげながら、
新たな最終処分場の建設を含めて、
総合的に検討しなおすというのは、
 妥当なところとうかがえます。

  (参考イメージ:NK社のバーナー溶融炉)

千曲市の場合。
一旦は予定した候補地での地元協議が進まず、市長選を挟んで「白紙」化されたところ。
近藤新市長は、市内全域を対象に先ずは「公募」・・・。
そのための地区別説明会が始まりました。

   《ごみ焼却施設、候補地公募で説明会 千曲》    (1月24日asahi.com)
「長野市や千曲市など11市町村でつくる長野広域連合のごみ焼却施設建設計画で、千曲市は22日夜、同市雨宮地区を皮切りに、焼却施設の建設候補地公募に向けた説明会を開始した。今後各地区で説明会を開き、来月20日~4月25日の間、候補地を公募する」

応募があってほしいですね (
説明会の中では、
  「もし、どこからも応募がなかったらどうするのか」
  「平地だと必ず反対が出てくる。山間地に建設するしかない」
  「造ることを前提に話をしている。このような施設は千曲市にはいらない」
などの意見が出されたと報道されています。

「住宅のない山間地へ・・・」
の一方で、
「なぜ街のごみを山に。問題ないなら街の中につくれ・・・」
というのがこの問題の構図。
が、
急峻な山と僅かな盆地で成り立っている長野県 (

日本のごみ処理技術は、 世界のトップ  
街の中に共生しているところも、たくさんあります。

  (武蔵野市クリーンセンター)

どうしても必要な公共施設でありながら、
「中止」や「白紙」は抵抗なく進んでも、
合意形成を図るのは数十倍も難しい・・・。
仮に「応募」がなければ、
「客観的な適地の検討」(一般的には複数候補地からの絞込み・・・・)に移行せざるをえないのでしょうが、
それだけの“手順”を踏むからには、
『検討結果を尊重するという市民合意』 が大切。

 ポジティブにとらえて。
でなければ、
いつまでも堂々巡りの「ババヌキ」状態・・・。
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オラガ先生は 「$$$ ドンダケ~?」

2008-01-27 | Weblog
1月27日(日)
『かがやき国体』が昨日開幕。
ナガノ冬季五輪から10年・・・。

春の訪れは早くなりそうです ・・・。
気象庁の3か月予報。
春は 
で、
予想通りとはいえ、
長野県からセンバツに2校  
「長野日大」と「丸子修学館」。 
健闘を祈ります。

       《「春2校」23年ぶり》      (1月26日読売新聞)
「・・・昨秋の北信越大会で優勝した長野日大(長野市)、準優勝の丸子修学館(上田市)が北信越地区からダブル出場を決めた。県勢2校の同時出場は、1985年の長野、松商学園以来23年ぶり。長野日大は春、夏通して初の甲子園出場、丸子修学館の選抜大会出場は、前身校の丸子実時代を含め、31年ぶり4回目となる」

「春」も「青春」も、可能性とエネルギー 
満ち溢れて、 
いいですね (




オラガ先生は 「$$$ ドンダケ~?」
まあ、
後援会や政党活動が別にありますし、
「少なくする工夫」もあるのでしょうが、
それにしても 「思ったよりは少ない」 というのが率直な感想ス (

特権や地位を悪用した、
“不正な蓄財”を監視するため、
国会議員の資産は公開 (「国会議員資産公開法」)。

   《07年当選参院議員の平均資産2378万円》   (1月7日読売新聞)
「・・・読売新聞社の集計によると、1人当たりの平均資産額(株式、貸付金、借入金は除く)は2378万円で、05年1月に公開された04年参院選当選者の2605万円より8.7%減少し、1993年の公開制度開始以来、最低を更新した」

平均資産を政党別にみれば、

① 国民新党   4846万円
② 自民党     4730万円
③ 民主党     1386万円
④ 新党日本   1105万円
⑤ 公明党     1048万円
⑥ 社民党      954万円
⑦ 共産党      420万円

となり、
(★家族資産や取得額100万円以下の車、普通貯金は対象外)としても、
 公開対象資産ゼロが14人、
 共産党は平均で420万円。

それこそ「体一つ」、「情熱だけ」で for the people してるわけですね (
ましてや選挙の洗礼を受ける、不安定な立場。
厳しい政治の現実が伺えてきます。

個人的には、極めてプライベートな部分を覗き込むことには“戸惑い”。
少ないほどクリーン、というわけでもありませんし・・・。


蓄財 。
子どもや老後のためにと、“蟻のように” コツコツ蓄えるのは日本人 。
「ある程度の蓄財」があって自然ですが、
そこを、
悪どいハゲタカ共 が、  狙っています。

  《二男を名乗る男が振り込め詐欺、81歳男性800万円被害》   (1月19日読売新聞)
「・・・調べによると、16日午前9時ごろ、二男を名乗る男から、「株を買うために会社の金を使いこんでしまった。400万円を振り込んでくれ」という電話が男性方にあった・・・」

  《77歳が振り込め詐欺1千万被害、長男帰省で判明》    (1月3日読売新聞)
「・・・調べによると、昨年12月17日午前10時ごろ、男性宅に男の声で「会社で不祥事を起こしたので金がいる」などと電話があった。男性は、北海道に住む会社員の長男(49)からの電話と思い込み・・・」

「オレオレ詐欺」を百も承知なはずなのに、ついつい騙されてしまう。
親心が判断を狂わる?
それにしても詐欺師の手口。
信じさせてしまう「何かの情報」を、
事前につかんでいるのかねぇ (

中でも、 
 これは極めて知能的 

携帯電話を替えたと、  「新しい携帯番号」を教えてしまう。
だから、
後で確かめようと子どもの  「新しい携帯番号」にかけても、犯人にしか繋がらない?!


アッタマいい!!

  《振り込め詐欺:筑紫地区で新手 被害2000万円、お年寄り女性狙う》  (1月23日毎日新聞)
「・・・18件ともほぼ同じ手口で、新しい携帯番号を先に知らせるのが特徴。60~70代の女性が多く、金融機関側から「オレオレ詐欺ではないか」と注意されても世間体を気にして「違う」と答えて振り込むという。被害者は教えられた新しい携帯番号に電話をかけているが、後日に子供からの電話でだまされたことに気付くケースが多い」
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2兆6千億円を、「このまま」での「10年延長」では納得できませんね。

2008-01-26 | Weblog
1月26日(土)

あの参院選がなければ 、
「暫定税率」だの「道路特定財源」だのと、
大きな争点にもならず、
ほとんど関心もないままに、
10年間延長されていたでしょうね・・・。



My car  が月に走る距離は、約800km。
燃費を10km/Lとすれば、消費ガソリンは80L。
暫定税率分の「ガソリン税」は
   80L×25円/L
で2,000円。
他に女房用、子ども用、農業用軽トラ。

財務省が示した国と地方の「暫定税率分」は、
2兆6943億円 (07年度税収見込み)。
膨大な金額です。
となれば、確かに与える影響は大きい。
地方では首長や議会関係者が、強く存続を訴えています。

  《福岡県知事ら暫定税率廃止に反対「地方財政危機に」》  (1月22日産経ニュース)
「全国知事会長の麻生渡福岡県知事は22日の定例会見で、揮発油税の暫定税率延長問題について「延長しなければ福岡県も、道路補修などをほかの予算から回して行わなければならなくなり、財政は本当に危機的になる」と述べ、暫定税率廃止を主張する民主党を改めて批判した」

道路整備が行き詰まる・・・
廃止するとすれば、その財源穴埋めはどうするのか?
“環境サミット”開催国として、ガソリン消費を高めるような政策は問題・・・
諸外国に比べて日本の「ガソリン税」は安い!
新たに「環境税」としたらどうか?

ーーなどなど出てきて、
野党内も足並みが揃わず、
『ガソリン税国会』を目指す民主党内からも「造反」が囁かれ、
風向きは微妙に変わりつつあり、
マスコミの論調も変わりましたね。

が、
逆に見てみれば、
「暫定」といいつつ長年にわたって、
2兆円を超える税金が ほんの+α で徴収され続け、
その『潤沢な財源』が、
様々な無駄や弊害をも生み出してきたのに 、
さらに「このまま」での「10年」という法律なのです (

原油の高騰で物価が連鎖上昇し  株価などの投資価値が暴落し  経済の先行きが懸念される (
そんな中で、
環境税の新設、
消費税のアップと、
増税ばかりがのしかかりそうな雲行き  



「月に2,000円の問題・・・」
と言えばそれまでですし、
首長や議会関係者の心配も理解できるのですが、
「このまま」での「10年延長」 では、
納得できませんね (

ここは来年度予算編成もありますから、
取り敢えず、
「1年の暫定の暫定延長」 として、
さらに議論を深めたら 
また地方では、必需品の「車」にかかる税のウエイトがきわめて高いことも事実。
取得税重量税は、ガソリンの消費量に関係なく課税されるものですから、この軽減は「車」を必需品とする地方にはメリット。
肝心の、
 歳出の「削減」 を含めて、
徹底的に論議したらどうでしょう?

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例え、100円といえども「中身」が問われますから・・・。

2008-01-25 | Weblog
1月25日(金)

《美しすぎた? “八戸市議会のアイドル”HPが一時アクセス不能に》

こんなタイトルに惹かれてアクセスしちゃいました。
確かに美人です (
女は涙で勝負?
のヒラリー・クリントンさんじゃありませんが、
「美人」はやっぱり徳 

(1月24日産経ニュース)
「美しい容姿から“八戸市議会のアイドル”としてネット上で密かに人気を集めていた青森県八戸市の藤川優里議員(27)の公式サイト(http://www.fujikawa-yuri.com/index.html)が22日、一時的にアクセスが集中した影響で、同日午後2時半までの数時間あまり、アクセス不能な状態に陥っていたことがわかった」

「・・・ネット掲示板や個人ブログでは、「美人すぎる」「予想以上にかわいい」といったコメントが数多く書き込まれており、それらを読んで興味を持った多くのユーザーが、一斉にアクセスしたことで障害が発生したと見られる」

ここまでくれば、政治の世界でもITは“強力な武器”。
まあ、議員としての 「中身」 は分かりませんが・・・。

IT に押されている『本』の世界。
産経ニュースの文化欄には、 web小説 『青雲の大和 。
楽しみに読んでいます。

とは言っても、『本』の力はまだまだ絶大。
それこそ知識の源、楽しみの泉・・・。
インタビューを受ける学者の背景には、「本棚」が定番。
それだけで「人格」も、話の「中身」も格が上がります。

自分の“砦”。
書斎を持ちたいと、あこがれる人は多いはず。
「自費出版」 もそうなんですね~

  《新風舎、未出版の著者1000人から前受け金10億円》   (1月20日読売新聞)
「民事再生を断念した自費出版大手、新風舎(本社・東京都)は19日、港区の本社で記者会見を開き、契約を交わしながら本が出来ていない未出版の著者は約1000人で、受け取った前受け金は計約10億円に上ることを明らかにした」

“人生の集大成”として、自分の『本』を発行したい (
そんな夢を砕いた新風舎の話。
で、

「・・・既に出版された本についても、約600万冊(著者約1万5000人)が流通経路に乗らずに在庫のままになっており、「全国の書店で販売される」などの宣伝文句とはかけ離れた実態が浮き彫りになった」

というわけで、

「・・・自費出版を巡っては近年、トラブルが多発。退職者の「第二の人生」に関する情報を提供しているNPO法人「リタイアメント情報センター」(東京都港区)には、昨年1年間で、自費出版の被害相談が約200件寄せられた。「全国で売れる」などと持ちかけられたのに一部の書店にしか置かれていないなど、契約不履行の訴えが多いという」

  

まあ、
これが実態でしょうか!?
書店に溢れる新刊本。
他人様に買って貰うとなれば、例え100円といえども 「中身」 が問われますから。

最近、
迷った末にかなり高価な、
『信州の古城』(湯本軍一監修・郷土出版社刊)を求めました。



好きなものなら晩酌を減らしても・・・(と言っても減らないくせに)。
目新しい内容があるわけではありませんが、県内の主な城を集大成。
わが家の近くでは 「井上城」 が掲載されています。

  (左が「小城」で、右が「大城」)

清和源氏の一族で、戦国期まで信濃国高井郡を中心に展開していた井上氏。
須坂市井上にその館があり、詰城の中心が「井上城」だったというわけです。
妙徳山から北西に伸びる山麓上で、南側は長野市若穂。
 生家に近く子どもの頃にも登った場所ですが、まさか、山城跡とは知りませんでした。
落葉すると、「竪堀」の跡が遠くからでも分かります。

  (頂部のV字に見える切れ込みが「竪堀」跡なのですが、やっぱり分かりにくいですね)

で、
さらに南にあたる太郎山の山麓上にあったのが、
大塔合戦などにも登場する 「春山城」 。
今ではトレッキングコースにも組み込まれていますが、巨岩が露出する険しい場所もあります。



もう少し暖かくなったら登りたいですね。
いずれからも善光寺平が一望でき、犀川と千曲川がみごとな流れを見せてくれます。
 情報が疎い時代。
山頂から「敵」を伺うことは、 生死を分かつ貴重な情報取得 だったことでしょう。

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そつなく原稿棒読みの、何と味気ない ☆☆

2008-01-24 | Weblog
1月24日(木)
今日は長野も含めて  の予報。
比較的穏やかな朝と感じたのは5時頃のことで、今は雪・・・。

このところ、
県職OBの当選が続いていましたから、
 これは新鮮!!
3月16日投票の松本市長選。
女性の 市川博美さんが、立候補するようです。

   《市川元収入役 立候補へ/松本市長選》    (1月20日asahi.com)
「・・・元収入役の市川博美氏(49)が立候補する意向を固めたことがわかった。市川氏は県NPOセンター事務局長だった04年10月、菅谷昭市長に請われて同市で初めての女性収入役に就任したが、任期半ばの07年3月に退任した。滞在先のバンコクで19日、朝日新聞の取材に対し、「住民参加を進め、人間中心で活力ある町づくりを目指したい」と抱負を語った」

このところといえば、
1月20日の須坂市長選は、元下伊那地方事務所長の三木正夫さん。
同じ日の、駒ヶ根市長選は元県教育次長の杉本幸治さん。
そして、
昨年6月の大町市の牛越徹さん(元上伊那地方事務所長)、
9月の千曲市の近藤清一郎さん(元県警警備部長)、
といずれも県職OB。
松本市の現職菅谷昭さんも、当時の田中康夫知事に乞われて短期ながら元衛生部長。

「対話」「協働」「情報公開」「目線」・・・。
経験上、
市民という有権者の “空気が読める” のでしょうね 

で、
チョット逸れますが、面白いデーターは駒ヶ根市長選の信濃毎日新聞出口調査。
当選した杉本さんは民主党支持層の58%、自民党支持層の30%、共産支持層の25%をGET。
一方のライバル北澤洋さんは、自民党支持層の67%、公明党支持層の83%。
公明党の83%。
この、きわめて高い “結束力” に注目。
地方でも中央でも、キャスチングボートを握る“結束力”です (

話を戻して松本市。

  (松本城:松本城管理事務所HPより)

前回は4期目を目指す “天敵” 現職有賀正さんに、田中知事が送った “刺客” が菅谷さん。
今回は、その菅谷さんが一時は助役に起用した市川さんが、 ”反旗” を翻すという構図!!

「・・・市川氏は退任後、「市民社会や教育・福祉の現場を見たい」として、アジアや北欧、中南米を1年間の予定で歴訪していた。昨夏以降、「市民派を掲げて当選したのに、市政改革が進んでいない」などと菅谷市長に不満を抱く市民グループのメンバーらから、立候補を要請するメールが殺到、「強い危機感と熱意に動かされた」と決意したという」

な~るほど、
推してはみたが期待に反していると・・・。
支持層の分裂 (
加えて、市川さんには「女性」「若さ」「NPO」「海外勉強」などの “受けそうな要素” もありますから、対立軸としては注目ですね。


一方、現職の菅谷さん・・・。

《松本市長選 菅谷氏出馬を正式表明 「引き続き街づくり」と抱負》 (1月22日読売新聞)
「・・・1期目の菅谷昭氏(64)が21日、市内で記者会見を開いて正式に出馬を表明した。菅谷氏は「信頼される、心の通う行政を念頭に、引き続き市民が主役の街づくりに取り組みたい」と抱負を語った。具体的な政策、公約は後日発表するという」

また、

《松本市長選 萩原県議が出馬に意欲 元収入役・市川氏も立候補へ》  (1月22日毎日新聞)
「・・・菅谷昭市長に批判的な市民らで構成する「松本の活力を取り戻す市民の会」は20日までに、前県議会議長の萩原清県議(57)に出馬要請する方針を固めた。萩原県議は「松本市を何とかしなければいけないという思いでは、会と一体だ」と話し、出馬に意欲を見せた」

ということですから、
野次馬とすれば、
選挙としては『面白い構図』になりそう。

 起用してくれた菅谷さんに、「反旗を翻す」だけの“何か”が市川さんにあるのか?
 実績をもとに、菅谷さんが死守するのか?
 有賀後継の萩原さんが、奪還するか?
 鷲沢正一さんの長野市に対抗する、新機軸が打ち出されるか?
などなど、 “見所満載春の陣” です。

それにしても菅谷さん。
松本市民のSさんのブログ(1月22日)で、
「あの公約は、私の従兄弟の××が全国の市民派といわれる政治家のホームページから適当に拾って、ただ繋ぎ合わせただけのもの」
「田中康夫さんに指名されて市長になった菅谷市長には、自分で政策を書く力量がありません」
とまで書かれては (

見たとおりの、温厚な方?なのですね~
でも、
ブレーンが急遽(他を参考にして)「公約原案」を作る、ということはよくあることですし、
挨拶ではもっぱら原稿を読む、というのも政治家や首長には多いみたいですし (
あの、福田康夫首相だって・・・。

が、
下手でも、
たまにはオフレコ・問題発言があったとしても (そこは寛容に)
肝心なところは「自分の言葉で語る」リーダー  にこそ、
親しみを覚えますね。
そつなく原稿棒読みの、何と味気ない 。

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新聞紙の古紙配合率は ダイショウブ?

2008-01-23 | Weblog
1月23日(水)

再生紙の古紙配合偽装。
大手5社の全て が、でした (

   《大王・三菱・北越も再生紙偽装、業界ぐるみ不正の様相》   (1月18日読売新聞)
「 「日本製紙」と「王子製紙」が再生紙に含まれる古紙の割合を偽装していた問題で、「大王製紙」、「三菱製紙」、「北越製紙」の3社が18日午後、記者会見を開き、コピー用紙などの再生紙で、古紙の割合が表示を大幅に下回る偽装があったと発表した。製紙業界大手5社がいずれも再生紙の古紙配合率を偽装していたことで、業界ぐるみの不正の構造が浮かび上がった形だが、談合などの行為は各社とも否定している」



再生紙はがきだけでなく、コピー用紙なども。
で、
大王製紙では、「古紙100%」が実際は「41%」。
中には、まったく含んでいない製品も (
どうりで、ツヤも手触りも良いわけです・・・。 

     《日本製紙、官公庁にも偽装再生紙》     (1月18日読売新聞)
「・・・同社では1990年代から、古紙の配合率が表示より低い再生紙の出荷を始めており、2001年のグリーン購入法施行後も、配合率を偽装した再生紙の出荷を続けていた。印刷会社など納入先の求めに応じて発行する品質保証書には虚偽の配合率を記載していた。同社は「グリーン購入法の趣旨に関する理解が不足していた」(総務・人事本部)などと釈明している。同法では、紙類や文具類など約220品目を「特定調達品目」として指定、官公庁などが購入する際の基準を示しているが、違反した場合の罰則などはない」

5社の言い訳は、
古紙配合が、
紙の品質に影響する技術的な問題。

 となると、
一番の需要先、
新聞紙はどうなんでしょう?
どこのマスコミも切り込んではいませんが、
従来から、
新聞紙への古紙配合は、
「紙質」や「重量」の壁があったわけですから・・・。



環境シフトは、官庁や企業にとっても重いテーマ。
グリーン購入法』もあるし、『ISO』の関係もあるし・・・。
だから、
ユーザーとすれば、
「古紙の配合率が高くて」
「紙送りにもトラブルがなく」
「印刷仕上がりも美しく」
そして、「価格も安い」ものが一番!!
そこに、
『偽装』がフィットしていった わけですね。

環境の時代。
ソーラーや風力には“時代の流れ”を感じます。

風力発電 。
が、
こんな問題もあって気になりました。

   《風力発電、トラブル続き 「管理に問題」指摘も》   (asahi.com)
「クリーンエネルギーとして各地に設置が進む風力発電をめぐり、風車が落下したり、塔が倒壊したりするトラブルが相次いでいる。設計段階の見通しの甘さによる故障で廃止に追い込まれた施設もあり、「安易な設置や管理が問題」との指摘も。原油高の中で無尽蔵の自然エネルギーを生かす手段としても注目されてきた風車が、思わぬ「逆風」にさらされている」

〈07年01月〉   
青森県東通村で高さ68メートルのデンマーク製大型風車1基が根元から倒壊
〈07年12月〉   
三重県伊賀市の青山高原に設置された小型風力発電機の風車部分(高さ約4メートル、幅5.5メートル、重さ1.9トン)が鉄塔から落下
〈07年07月〉  
徳島県は事業費約1億5千万円をかけて01年に稼働させた「大川原夢風車」(発電出力280キロワット)を廃止

「新エネルギー・産業技術総合開発機構」(NEDO)の調査によれば、926基の内、06年4月~07年2月の11カ月間で77基が「停止期間が3日以上」の故障や事故が発生していたとか・・・。

一方、静岡県は 東伊豆町 。
~風のとおり道~ を生かした、『東伊豆町風力発電所』。
「売電計画達成率」や「決算」資料が HP に公開されています。
素人判断ですが、ここは見事な成績だと思いました (

が、
一般的には、
風の状況に大きく左右されることや、
予測どおりには採算がとれにくい問題も。
また、
出力変動=不安定電力(短時間の変動・長時間の変動)
強風
落雷
騒音
用地確保(道路、送電線などの建設や森林の伐採)
鳥への影響
景観など、
まだまだ課題があるようです。

立地条件や風況などを十分検討しないと、「クリーンエネルギー」という 時流に乗った税金のムダ遣い にもなりかねません。

これは「環境」全体にも通じることで、
上辺ばかり追ってしまって、
実は投資効果が出ていなかったり、
多大な税金の投資で支えられていたり、
総合的に見ればむしろ「反環境」になっていたりすることも。

ところでこの風力発電。
長野県内でも「計画」があるわけですが、いずれも反対運動がみられます。
報道で知る限りの理由は「景観」・・・。
エネルギー問題について言えば、水力も、火力も、原子力もそれぞれ長・短と課題があって100点満点はありません。
何をメインとして、何を耐えるか?

  (茶畑に林立する温度管理?の風車)

菅平高原に巨大な風車があっても、
それも一つの「景観」  だと思うのですが、
いかがでしょうか?

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あの時も、「歴史は動いていました」ね・・・。

2008-01-22 | Weblog
1月22日(火)

昭和64年(1989)1月7日、昭和天皇崩御 。
翌日から「平成」が始まり 早くも20年 ・・・。
時の小渕恵三官房長官が、会見で掲げた「平成」の文字が焼きついています (

平成元年 。 
この年もいろいろありました。

  消費税、3%の導入。
  「ベルリンの壁」崩壊。
  美空ひばりさん、手塚治虫さん、松下幸之助さんの“旅立”・・・。
  政治の世界では竹下登内閣がリクルート事件で総辞職して宇野宗佑内閣。
  が、それも束の間、参院選大敗北で海部俊樹内閣へバトンタッチ。
  「山は動いた」の名言を残した社会党土井たか子委員長と、“マドンナブーム”。

  人手不足は深刻で、
  3K(「キツイ」「汚い」「危険」)の仕事は敬遠され、
  求人難での倒産も続出・・・。
  それを穴埋めしたのが外国人労働者。
  どんな地方でも「外人」を見かけました。

  川崎市の竹やぶからは、2億円!!
  他方で、「一杯のかけそば」物語が多くの涙を誘う(これは現実との裏返し!!)。 

バブルの絶頂期でした (

1月20日の『the・サンデー』。  
20年前と現在。
面白く「世相」を比較していましたね・・・。

●携帯電話の普及率   0.7%→78.7%
●サラリーマンの小遣い  53,000円→48,800円
●日本の株価  38,916円→15,308円

いやいやその株価・・・。
連日下がり続けて、今日は1万3千円割れ。

  《日経平均1万3千円割れ、2年3か月ぶり》   (1月22日読売新聞)
「22日の東京株式市場は、欧州など世界各国での株安や、円高の進行を嫌気し、大幅に続落して始まった。日経平均株価(225種)の下げ幅は、一時、前日終値比500円を超え、1万3000円の大台を割った・・・」

何やら日本経済の先行きを暗示しているようで、気持ちが塞ぎます。

“経営の神様”松下幸之助さんの「松下電器」&「ナショナル」&「パナソニック」も、社名を「パナソニック」一本にして再飛躍  を期しますが、

♪ 明るいナショナル 明るいナショナル ラジオ、テレビ 何でもナショナル~

あの頃は、
「明るい」というフレーズがピッタリで、
団塊世代には、
頭の奥まで沁みこんだ、
「世相」を代表するコマーシャルソングです。

平成20年目 のNHK大河ドラマは、『篤姫』。
3回目にして、初めて観ることができました。
女性が主人公ということもあってか、イントロはやさしくて華やか。
ストーリーも青春ドラマ風・・・。
『風林火山』みたいな、男のダイナミックさはみられません。
が、激動の幕末劇に巻き込まれていく篤姫。
一年をかけて展開される「大河」ですが、どこからoyajiの”ワクワク感”を満たしてくれるかな?



大河ドラマといえば、 
そのドラマ化を目指している『名君・保科正之』 。
徳川2代将軍秀忠の4男、つまりは家康の孫。
故あって信濃国高遠藩に預けられ、高遠藩主にして、後に会津藩祖。
『篤姫』でも、末裔の会津藩主松平容保(かたもり)が「京都守護職」という形で、重い役割を担って登場してくるはずです。

2011年は、保科正之の生誕400年。
ドラマ化実現のための全国組織が立ち上がるそうですが、応援したいですね。

  《保科正之大河ドラマ化 全国組織来月12日発足》  (1月14日長野日報)
「旧高遠藩主の保科正之(1611-72年)のNHK大河ドラマ化を目指している「名君保科正之公の大河ドラマをつくる会」は2月12日、東京都新宿区役所で全国組織の設立総会を開く。発足後初めての活動は7度目になるNHKへの要請。正之生誕400年に当たる2011年までのドラマ化実現に向けて始動する。

つくる会(会長・伊東義人高遠町地域自治区長)は旧高遠町が04年に設立した。福島県会津若松市、猪苗代町など正之ゆかりの地と協力して100万人が目標の署名活動を展開。昨年11月には目標の4分の1に当たる25万人を突破した。

全国組織は伊那市が中心になり、これまでの協力団体と長野、福島の両県が参加。徳川300年の礎を築き、殉死の禁止や玉川上水の開削、大火直後の江戸の復興などの善政を敷き、江戸時代初期に「天下の三賢」といわれた正之の功績を全国から発信する・・・」

ちなみに「保科氏」のルーツは、
長野市の千曲川右岸、
 若穂の保科地区です。

  (保科の入り口にある「発祥の地」の看板)


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またまた「お宝」 ☆☆ が・・・。

2008-01-21 | Weblog
1月21日(月)

今度は800万円 
「たんす貯金」?
捨てられた、衣装ケースの中からです。

  《「たんす預金」?廃品の衣装ケースから800万円…大阪》   (1月15日読売新聞)
「大阪府羽曳野市のリサイクル業者に廃品として運び込まれた衣装ケースの中から、帯封付きの一万円札7束を含む現金約800万円が見つかり、羽曳野署が持ち主を探している。調べでは、ケースはピンク色のプラスチック製」

で、
念のため、
■搬入先は近畿全域
■ケースが廃棄されていた場所や時期などは不明
■遺失物法の保管満期日(3月12日)を過ぎると所有権は業者
■問い合わせ先は   羽曳野署(電話072・952・1234)



昨年9月は 1140万円 で、市の清掃センターの「不燃ごみ」。
またまたのお宝  は、
リサイクル業者に運び込まれたリユース品のようですが、
プラスチック製のケース。

9月13日の ブログ (『ごみの中から1140万円☆ 捨てる前にはチェック、チェック!!』)をもとに情報をまとめてみれば、
   廃品の衣装ケースから800万円  大阪   (08年1月15日読売新聞)
   羽生市のごみ処理場で旧札1140万円見つかる    (07年9月11日読売新聞)
   ごみの中から現金500万 千葉、処理施設で発見    (8月17日山陽新聞)
   回収品から現金300万円 伊丹    (7月28日神戸新聞)
   ごみ置き場のバッグに100万 神戸・灘区    (7月17日神戸新聞)
   釣り竿ケースの600万円、持ち主見つかる    (2月14日産経新聞)
となり、
お宝は「プラスチックの箱」「手提げカバン」「ショルダーバック」「釣竿ケース」「粗大ごみ?」と在所は様々。

造成地を掘ったら、
   ビックリ5000万円 愛知・尾張旭市の造成地    (3月12日iza)
というものも・・・。

『隠そう』という意図があるわけですから、どこから出てくるのかは、まったく分からない!!
 「わが家には、あるわけねえよ~~」
などと即断せずに、
捨てる前には確認・・・。
 故人のもの は特にチェックが必要ですね。


「ごみは宝」で、もう一つ。

  《資源ごみ持ち去りに罰金 ホームレスの困窮懸念 /熊本》  (1月8日毎日新聞)
「・・・今年、熊本市内のホームレスは冬の寒さ以上に、世間の冷たい風が身に染みそうだ。昨年10月、市条例で収入源だったごみ捨て場からの空き缶集めが禁じられ、今年4月からは違反に最高20万円の罰金が科される。民間支援団体は一層の困窮を懸念。来月にも支援センターを設立する準備を進めているが、資金確保など課題も多い」

リサイクル業者などによる、ごみ集積所からの有価物(資源)持ち出しは、このところ大きな社会問題 (
背景には、
古紙をはじめとする資源価格の高騰があり、
行政としても「収入源」に関わることから、
「持ち出し禁止」を条例化するなどの動きが強まっています。
当然ですね。

「・・・熊本市の調べでは、市内のホームレスは92人(昨年1月現在)。NPO法人「熊本ホームレス自立支援の会」によると、これまでは空き缶集めで日に3000円ほどを稼ぐ人もいたが、今、多くの人が半分か、それ以下に収入が減っているという」

う~ん、
そういう波及もあるんですか・・・。

が、それとこれとは別でしょう。
 
“世間の冷たい風” という分析も、
時代錯誤の 「ごみ捨て場」 という認識も、
焦点がズレていませんか!?

一面的過ぎるように思います (
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終のフレンドは、無機質なロボットさん・・・。

2008-01-20 | Weblog
1月20日(日)

寂しい話です。
増える孤独死 ・・・。

  《孤独死、7年間で2・5倍に 都市再生機構の集合住宅》   (1月7日産経ニュース) 
「都市再生機構が運営管理する賃貸住宅約77万戸(1806団地)で、「孤独死」が平成18年度に517人に上っていたことが分かった。平成11年度の死者数は207人で、7年間で約2・5倍となっている。独り暮らしで、誰にもみとられずに死亡する孤独死は社会問題となっており、厚生労働省は孤独死を防ごうと、今春から全国100カ所に「見守り役」を配置する新事業を始める」

子どもがいなかったり、
いても仕事の関係で離れている・・・。
それに、
「迷惑をかけたくない」「一緒に住めない」親子関係も増えていて、
高齢者の一人暮らしは増える一方。
当然の帰結かもしれません (



「起きて半畳寝て一畳 天下取っても二合半」
『悟り』の境地 (

どんなに地位を得た人でも、
名もなき庶民でも、
起きている時は半畳、
寝る時でも一畳あれば十分で、
いくら食べても二合半の飯・・・
というわけですが、
「孤独死」は、そんな境地がピッタリしてしまいます。

終のフレンドは無機質なロボットさん ・・・。
そういう時代が近づいています。

  《ヒト型ロボット:軟らか、繊細 介助もできる--早大教授ら開発》  (07年11月28日)
「・・・デモンストレーションでは1人暮らしの高齢者が起床して朝食を準備するまでを想定。高齢者役の学生と言葉を交わしながら▽ベッドから車椅子に移る人を両手で支える▽冷蔵庫からケチャップを取ってくる▽トーストを皿に載せ盆をテーブルに運ぶ--などの動作を滑らかな動きで披露した。一体1000万~2000万円程度で、2015年までの実用化を目指すという」

で、
あっちこっちのブログでコピーされている 「例え話」 。
「幸せ」ってナア二?
と、
考えさせられます。



========================
メキシコの田舎町。海岸に小さなボートが停泊していた。

メキシコ人の漁師が小さな網に魚をとってきた。
その魚はなんとも生きがいい。
それを見たアメリカ人旅行者は、
「すばらしい魚だね。どれくらいの時間、漁をしていたいの」と尋ねた。
すると漁師は「そんなに長い時間じゃないよ」と答えた。
旅行者が「もっと漁をしていたら、もっと魚が獲れたんだろうね。おしいなあ」と言うと、
漁師は、自分と自分の家族が食べるにはこれで十分だと言った。
「それじゃぁ、あまった時間でいったい何をするの」と旅行者が聞くと、
漁師は、「日が高くなるまでゆっくり寝て、それから漁に出る。
戻ってきたら子どもと遊んで、女房とシェスタ(昼寝)して。
夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、歌をうたって
・・・・・ああ、これでもう一日終わりだね」

すると旅行者はまじめな顔で漁師に向かってこう言った。
「ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得した人間として、きみにアドバイスしよう。
いいかい、きみは毎日、もっと長い時間、漁をするべきだ。
それであまった魚は売る。お金が貯まったら大きな漁船を買う。
そうすると漁獲高は上がり、儲けも増える。
その儲けで漁船を二隻、三隻と増やしていくんだ。やがて大漁船団ができるまでね。
そうしたら仲介人に魚を売るのはやめだ。自前の水産加工工場を建てて、そこに魚を入れる。
そのころにはきみはこのちっぽけな村を出てメキシコシティーに引越し、
それからロサンゼルス、さらにはニューヨークへと進出していくだろう。
きみはマンハッタンのオフィスビルから企業の指揮をとるんだ」

漁師は尋ねた。
「そうなるまでにどれくらいかかるのかね」
「20年、いやおそらく25年でそこまでいくね」
「それからどうなるの」
「それから?そのときは本当にすごいことになるよ」と旅行者はにんまりと笑い、
「今度は株を売却して、きみは億万長者になるのさ」
「それで?」

「そうしたら引退して、海岸近くの小さな村に住んで、日が高くなるまでゆっくり寝て、
日中は釣りをしたり、子どもと遊んだり、奥さんとシェスタして過ごして、
夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、歌をうたってすごすんだ。
どうだい。すばらしいだろう」
======================

『アリとキリギリス』 (イソップ物語)に例えれば、
まさにキリギリス的・・・。
“ものぐさ”の薦めみたいにもとれますが、これも 一つの「幸福観」 ?
 南米らしい話です (
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「日本一のゴミ男」

2008-01-19 | Weblog
1月19日(土)

正月に帰れなかった長女が、遅くに帰省。
2度目の「正月」気分。
あ、
もう日付けが変わってる・・・。


初めの頃は、「岩國」という苗字から「岩国市長」を連想してしまいました。
元 出雲市 長の 岩國哲人 (てつんど)さんです。 

メリル・リンチ社から、乞われて故郷の市長に一念発起。
現在は、民主党の衆議院議員です。

もう何年前になるでしょうか?
あれは確か、
丸子町(現・上田市)で開かれた、
羽田孜さん主催?の講演会・・・。
友人と二人で出かけました。

それから“注目の人”ですね。
出雲市長としての、数々の ユニークな実績 。

で、
一番注目していたのが 「ごみ」行政 。
岩國さん曰く、「ゴミ市長と呼ばれたい・・・」 。
”珍しい”・・・(
世界経済の中枢にいた華やかな経歴からは、想像できない地道な一面でした。

 (これはイメージです)

が、
「ごみ」は人間社会の原点みたいな問題。
そこをギュとつかんで、 お見事 


配信されたメルマガ『一月三舟』の最新号は、 
「日本一のゴミ男」 (07年12月24日付)。
出雲市長時代を回顧されています。

「東京にはゴミが多い。受験のために初めて東京の町を見たときの印象だった。ゴミの多いところほど文化度が高い。「ゴミは文化のバロメーター」、そう言っていた時代があった。大量生産、大量販売、大量消費、大量廃棄……。東京はアメリカ型文明を追いかけるシンボル都市だったころのおとぎ話である」

から始まり、

「・・・初期の目的を果たした出雲市のゴミ行政は、いま新市長と職員の手でさらに改良され、前進が続いている。「ゴミこそ行政の醍醐味(だいゴミ)」との思いを大切にしながら」

と結ばれていますが、
その間には、
●課名を分かりやすく「ゴミ対策課」(現在は資源リサイクル課)
●収集を全面的に民間委託
●収集に同行して現場で直接市民の声
●「ゴミ戦争」を提起し収集を有料化(これが、ユニークな『出雲方式』)
など、
「ゴミ市長」としての奮闘があったわけです (

もう変わっているかもしれませんが、
『出雲方式』とは、
 各家庭に年間100枚の指定袋を無料配布
 不足の場合は1枚40円で購入
 余った場合は、逆に市が1枚40円で買取り
というもので、
「努力する」「しない」によって、
直接的にメリット、デメリットが反映される仕組みには メリハリ があります。
勿論、何処でも可能な方式というわけではありませんが。

さらにメリハリがきいたのは、
節約できた年間1億円を「出産祝い金」に充てたこと。
3人目が生まれたら30万円、
4人目の時は40万円、
5人目は・・・。
市民の努力が目に見えて、 メリットとして還元された わけです。

  (ごみ焼却は「出雲市エネルギーセンター」:出雲市HPより)

“地方自治が面白い”というのは、このような施策を「考えて」「実現」できる 小回り性 でしょうね。
第一、
首長には、
それを執行できるだけの大きな権限。
歯がゆい思い をされているはずです 国政に 、
岩國さんは・・・。

ところで、中田宏横浜市長は「政治の原点は岩國さん・・・」と公言していますが、ごみ行政に注ぐ熱意には 岩國イズム を感じますね。

ヨコハマG30 は、
Gomi (ローマ字のごみ)  Garbage(英語のごみ) Genryou(ローマ字の減量)
の三つの頭文字と、
30%の削減目標 を示しているのだそうです。 

  (出雲大社:出雲市HPより)

神話の国、出雲。
縁結びの神様「出雲大社」は、その昔、ささやかながらの新婚旅行  で訪れた地です (

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残したいですね、こんな資料館に“村の歴史”を。

2008-01-18 | Weblog
1月18日(金)

冬の越前海岸。
沿道には「蟹」、「カニ」・・・。
「越前ガニ」 は、「加能ガニ」(石川)、「松葉ガニ」(山陰)と並んでブランド品。
お馴染みの、上越の 「紅ズワイガニ」 とは別ものなんですね。
(値段もダンチ)

「越前ガニは水深200m~400mの海底に生息していますが、ベニズワイは400mよりも深いところに生息する別の種です。大きさに違いはありませんが、ゆでたカニの色は越前ガニが黄色を帯びた淡い赤色であるのに対し、ベニズワイはきれいな紅色になります」
(福井商工会議所の「Q&A」)

それにしても、打ち寄せられた 海岸の「ごみ」 。
何とかならないの? (



水仙 が咲いています。
殺風景な冬の日本海に、清楚な彩を添えて。
一帯は、房総半島や淡路島と並ぶ三大群生地。
中でも旧 越廼(こしの)村 (現在は福井市)付近は日本一の規模とか・・・。
 
  

で、
感心した のは「越前水仙の里公園」にある、「越廼ふるさと資料館」 。
ここには太古の昔からの、村の歴史が残されています。
「民族資料館」は結構あるのですが、越廼はハイグレード 



  (展示の一部です・・・)

合併が進んで村や町が消えていく昨今・・・。
残したいですね、こんな資料館に 先人が築いてきた“村の歴史” を。
が、やはり施設は合併前でした。
合併してからはもう無理でしょうね、立派なハコモノは (

  (つぐら)

義母がよく、娘の女房に話します。
  「お前が小さかった時は、『つぐら』に入れておいて田圃にでかけた・・・」
  「かわいそうだったけどなあ~」
と。
そうなんです。
『猫つぐら』ではなくて、『子どもつぐら』。

 わが家を振り返っても、たった半世紀の間に、随分と沢山の『もの』が消えていきました。
養蚕の道具や、機織り機。
冬場の“藁仕事”の道具。
稲作の、牛に引かせた鋤や手押しの草取り機。
水冷式の発動機やリヤカー、ガーデントラクター。
餅つきの臼や杵。
うどんを作った伸し棒や製麺機。
父の自慢の電気蓄音機。
勿論、子どものおもちゃ類の数々も・・・。

まあ、これらは広い地域に共通するものですから、個々に保存する必要はないにしても、 旧村(概ね中学校区でしょうか?)単位の“村の歴史” は残したいものですね。
立派なハコモノは無理としても、学校の空き教室や、行政の出先施設のスぺースを利用するなどして、写真やパネル、特徴的な「お宝」などを展示する。
その地が生んだ、功績ある先人も顕彰したり・・・。

「昭和の時代」と言えども、
家庭に眠っている『もの』も、
人の『記憶』も、
消えていくのは早いものです。
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拍手で迎えられるか? 『25円の値下げ隊』。

2008-01-17 | Weblog
1月17日(木)
雪が舞っています。
寒い!!

奈良へのミニ旅では  144円が最低価格 でした。
146~147円 が多かったのですが、 154~155円 も。
高値安定したガソリン価格・・・。
地域によってもかなりの開き。
「ガソリン税」は同じですから、この差はどこから?
輸送費・・・
販売量・・・
“地域の競争性” も大きいはずです。



糸魚川市で見かけたポスター・・・。
民主党衆議院議員の 筒井信隆 さん。 
確か妙高や上越、糸魚川が選挙区。
北信濃とは縁が深い地域で、前々から名前は焼き付いています。

次の“争点”を、
「暫定税率」 と見据えていますね、
このポスターは。

およそ 54円の内、暫定分は25円 。
当時はまだ、車は贅沢品・・・。
が今では、
なくてはならない必需品。
とりわけ、
公共交通が不便な地方では、
世帯で3~4台も珍しくなく、
「暫定税率の10年延長」は、
”大衆課税”の強化でもあります (

しかし、
地方ではまだまだ道路整備へのニーズが高く、
行政担当者や議会関係者は、
今後の道路整備に大きな危機感を持っています。
長野県の試算によれば、346億円の減収とか・・・。

代替財源を含めて、ここをどうするのか?
まさに“両刃の剣”で 民主党の実務能力 が試されます。

   《自民「暫定税率」再可決の方針、民主は問責決議案を示唆》  (1月14日読売新聞)
「自民党の伊吹幹事長は13日、通常国会の焦点の一つである租税特別措置法改正案の年度内成立を目指すとともに、野党が改正案に反対すれば衆院で再可決する方針を明らかにした。これに対し、民主党の山岡賢次国会対策委員長は福田首相への問責決議案提出を示唆し、与野党が激突する様相を呈している」

ガソリン価格を気にながらも、
 は、
名神から京滋バイパスを経て、
R24(奈良街道)。
木津川を越えて 奈良市 に入ったのは、もう夕暮れ。

ん!
彼方に見えるのは何だろう?

  (走る車から撮影。ブレてます・・・)





ごみ焼却炉の排ガス(水蒸気)でした。
R24沿いの、奈良市の 環境整美センター
夕暮れの 逆光に映し出される 「それ」は、かなりのインパクト。
現在、
移転が検討されているようですが、
排ガス規制は十分クリアーしていても、
「視覚」の影響 は大きいですね (



翌朝、若草山から望んだ奈良盆地。
遥かに、
白くたなびくのは「炊飯の煙」?
ならぬ、
環境整美センターの排ガス(水蒸気)でした。

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