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なでしこkiss-3

■「なでしこkiss」はなでしこジャパンと関係がありますか。

あるよ、あるある。
ちょうど、曲を作っているときに
女子サッカーが勝っているときだったような気がするなあ。
なでしこ、いい言葉じゃないか。

もっと有効活用されるべきだと思っていたね。
でも、この曲はほんとうはこういう曲じゃなかったんだよ。
もともとはね、
「ポンジンロック」って曲を作っていたの。

よく日本語の歌で、
「きみのそばにいるよ」とか「きみのよこがお」とかっていう
定型的な表現がでてくるでしょ。
あれさあ、男性側の女性描写なんだよね。

女性って、そんなに情緒的な存在じゃないから(笑)。
そばにいてうれしいなんて思ってくれるのは、
高校生のカップルくらいまでじゃないの。
その年齢を越えると、もっと実質的なことを望んでいると思うよ、女性は。

だからねえ、分かってねよな、
オトコはって思うわけよ。
分かってねえとなにがいけないかっていうと、
結婚後にその反動が来て自分のつくった家庭から

離反しようとするんだよね、そこには恋がないから。
おっと、いかん、熱くなってきた、
冷静に、冷静にね。
でね、そんな歌を作っていたら、

そういう歌を作る自分に飽きてきたんだよね。
なに批判的になってんのよ、オレ、
はい、笑え、笑えってな具合に。
でさ、曲調を変えようとして、

ポンジンをまずなでしこに変えたね。
なでしこと来たら、つぎは接吻でしょ(笑)。
それも触れているのかいないのかみたいな
ガラス越しのキスみたいなイメージね。

なにか隔たり感のある感じなんだよね、
なでしこのキスっていうのは。
それはきっと、
「迷子の子供が泣いているような」キスだと思うんだ。

で、なんで距離感があるんだろうって考えてみると、
こころが通じ合ってないからなんだよね。
なんで通じ合わないんだろう。
なぜかなあって考えてみたら、

それはだね、
女性が自分のなかには
恋がないっていうことに
気付いているからなんだなって思ったんだよ。

自分の中に恋はないけど、
恋につきあわなくてはならないというこのジレンマね。
このジレンマをじゃあ、
男性の方からはどう見えるのかなあって思ってさ。

いや、本当はそんなに考えたわけじゃない(爆)。
言葉っていうのは、集まってくれるからね。
でも、結局、「ポンジンロック」の方もボツにせずに、
そのまま完成させたりはしたんだけどね、すみまそん。

聞いてみたくなったら、
こちらへどうぞ。


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