札幌のクリスチャン鍼灸師

札幌市中央区山鼻地域、石山通沿い側で、脈診流による経絡治療専門の鍼灸院をしています。

「アラビア遊牧民」を読みました

2018-05-22 18:37:21 | 時事ネタ・その他社会
本多 勝一著
アラビア遊牧民 (朝日文庫)
を読みました。
氏は朝日新聞の記者ですが、中学生2生の頃だったか、氏が書いた「エスキモー探検気」を読んだ事があります。
今回の「アラビア遊牧民」も、1965年にサウジアラビアの砂漠の遊牧民を取材したものです。
当時と今では状況は違うかもしれませんが、少なくとも30年ぐらい前だったか、この様な砂漠の遊牧民がテレビで取り上げられていた事を思い出します。
さて、この本を読んで、直接的にはこの遊牧民に限った事ではないのですが、5月1日にTwitterで書いたものをここに載せておきます。

今読んでいる本によると、平気で嘘を言う民族はけして珍しくなく、むしろ日本人の感覚で「嘘つきはいけない」という民族は、世界的にはそう多くはないらしい。

と、Twitterで書きましたが、他民族に支配された時期が長いほど、言う事が信じられない、嘘を平気で言う民族が多いらしいです。
氏がそれまで取材したカナダのエスキモー(イヌイット)や、今日も石器時代の生活をしているニューギニアの高地人などは、ちょっとした事でお礼を言ったり、間違って取材陣のカメラに泥を付けてしまっただけでもすまなそうに謝ったとからしいです。
今日の外交、特に日本の戦争問題などなどが絡むと、この様な事からも言えるのかもしれません。
これは民族差別でもなんでもなく、文化人類学的にも興味深いですね。




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする