ケント・ギルバートさんとの出会い(2)

前回の続きです。
ご存知のようにケント・ギルバート（Kent Gilbert）さんは末日聖徒イエス・キリスト教会、一般的にはモルモン教と呼ばれていますが、その熱心な信者としても知られています。
モルモン教会の人達は、禁酒禁煙はもちろんの事、カフェインを含んだ物も口にしません。
彼と喫茶店に入った時、彼に合わせて私もコーヒーを控えて他のものにした方がいいかなと考えていました。
ただ、最近私はあまり甘い飲み物は好んで飲む事はないのです。
しかし、彼がメニューを読んでくれた時、コーヒー・紅茶類も読み上げてましたので、つい「コーヒー飲んでもいいですか？」と聞いてしまいました。
彼は「いいよ・・・」と言ってくれましたので、アイスコーヒーを飲む事にしました。
一応飲む前に「ケントさんの前で失礼かとは思いますが・・・」と断りも入れましたが・・・・・。
おそらく、彼はパフェのようなものを食べていたような気がしますが、私には聞いた事がないような名前のものだったかと思います。
と、このように私はプロテスタントのクリスチャン、そして彼も「自分達が唯一のキリスト教」」とするモルモン教で、プロテスタントとは事にする教会の立場であります。
その事で彼を区別するとかという感覚は全く私にはありませんが、やはり空いての立場に合わせなければならないという気持ちから、飲み物を頼む時信仰心の違いを意識してしまいました。
もちろん、彼はそんな事考える事なく、私に接してくれていた事でしょうが・・・・。
彼はその日朝教会に行って、それから札幌に飛んできたそうです。
そして、私に会うか会わないかで帰りの飛行機の時間を決めたようです。
私もその日教会からかけつけた訳ですが、彼に「ブログを読んでいただいてご存知でしょうが、僕はバプテスト教会に行っているんですよね」と彼に言いました。
彼は「どこに在るの？」と聞きましたので、「LDS（末日聖徒イエス・キリスト教会の英語名The Church Of JEsus Christ Of Latter-Day Saintsの略）の藻岩ワードから歩いて５分もしない所なんですよ・・・」みたいな事を言いました。
彼らは自分達の事を「モルモン教」などと言わない事が多いようですので、私も会えて「モルモン教会」とは言わないようにしました。
私は１９８４年の夏から２年近く、モルモン教会の英会話クラスに通ってました。
日曜日には５回ぐらいそこの礼拝に行ったかと思います。
ちなみに、彼らは「礼拝」とは言いませんが・・・・・。
そんな事もあり、私は一時期モルモン教会の人達と接触がありました。
その後私は今の札幌バプテスト教会に行き、クリスチャンとなった訳ですが、その後も何度かモルモンの宣教師に声をかけられて、話を聞いてあげた事もあります。
ただ、彼らは宣教師という立場があるのでしかたがないと言えばそうなのですが、こちらとしては議論したくないのに、どうしても反論しざるをえない話の流れになってしまう事が、珍しくなかったりします。
それに加え、彼らは「宣教師」といえども、二十歳前後の社会経験に乏しい青年です。
宣教師以外で一般のモルモン教徒と会う機会がなかったものですから、彼らと仲良くしたいと思っても無理な事なのかなあなんて、考えた事もありました。
しかし、ケントさんはモルモン教徒ではあってもモルモン宣教師ではないですから、信仰心の違いを超えて、今回良い出会いを持つ事が出来、本当に感謝な事です。
という事で、今回は良い体験が出来ました。
ただ、私のような名の知れぬ一個人のブログに過ぎなくても、どこで誰が読んでおられるか、改めて知らされもしました。
とはいえ、私は身元を隠してはいないだけに、無責任な事は書いていないつもりです。
これからも思った事を書いていくつもりですので、どうぞご愛読よろしくお願いします。
また、このようにつたない内容ではありますが、読んでいただいている人達に感謝しています。