何を書いていいのかわかりませんが、とにかく始めてみました。
早くも東日本大震災から8ヶ月が経ちました。我が家のリビングボードにはあの時の爪あとが今も残っています。
9階にある我が家はあの時かなり揺れました。私はこたつの下に潜って「もうやめて!」と叫んでいたのを覚えています。かなり長い時間でした。リビングボードや周りの棚から物が投げ出され、昔子供が作ったゾイドが炸裂しました。
揺れが止まってもまたすぐに揺れ始め、携帯電話も通じなくなりました。叫びながら主人にメールを送っていたのを思い出します。揺れが止まってふと気づくと、テレビも消えており、その時停電に気づきました。陽は傾き始めています。このまま電気がつかなければ大変。そう思って散らかった部屋を片付け始めました。今夜寝る場所だけは確保しておかなければと思ったのです。
あの日はまだ結構寒かったのでコートを着、懐中電灯や非常食、水などを準備しました。明るいうちに、できることはやっておかなければ…。
あいにく携帯ラジオを準備していなかったので、何の情報もありません。携帯電話のテロップで震源地が宮城県沖だと知りました。その携帯電話もバッテリーが残りわずかになっていました。
真っ暗になっても電気がつかず、町もあたり一面闇に包まれていました。物音ひとつせず、静まり返った部屋の中で、私は布団をかぶって寒さに震えていました。体力を消耗させないためにじっとしていたのですが、それでなくとも血流が悪いので、動かずにいるのも不安でした。寒さで体が震えていると自然に力が入り、血圧も上がっていくようで少しも休まりません。心筋梗塞になるかも、と思った時でした。やっと子供と電話が繋がったのですが、バッテリー残量が少なくなっていたため、無事を確認するくらいですぐに切らなければなりませんでした。普段は口数の少ない子ですが、あの時だったらいろいろ話してくれたのかもしれないと思うと、今でも残念でなりません。
余震も多く、蝋燭をつけて夕食をとろうとすると揺れがきます。蝋燭を消し、懐中電灯を持ってトイレへ駆け込むといったパターンを何度繰り返したことでしょう。何を食べても喉を通らない状態でした。主人も帰宅困難者で、8時間後に電気がついたあと(真夜中)にやっと帰ってきました。この地域が震度5弱だったと知ったのも、それからのことでした。被災地の方とは比較になりませんが、本当に怖い思いをしました。これを契機に、何か自分が生きた証しを残したいと思うようになったのです。
というわけでこの10月に「栄光のかけら」という電子本を出版。現在ホームページ制作中です。
早くも東日本大震災から8ヶ月が経ちました。我が家のリビングボードにはあの時の爪あとが今も残っています。
9階にある我が家はあの時かなり揺れました。私はこたつの下に潜って「もうやめて!」と叫んでいたのを覚えています。かなり長い時間でした。リビングボードや周りの棚から物が投げ出され、昔子供が作ったゾイドが炸裂しました。
揺れが止まってもまたすぐに揺れ始め、携帯電話も通じなくなりました。叫びながら主人にメールを送っていたのを思い出します。揺れが止まってふと気づくと、テレビも消えており、その時停電に気づきました。陽は傾き始めています。このまま電気がつかなければ大変。そう思って散らかった部屋を片付け始めました。今夜寝る場所だけは確保しておかなければと思ったのです。
あの日はまだ結構寒かったのでコートを着、懐中電灯や非常食、水などを準備しました。明るいうちに、できることはやっておかなければ…。
あいにく携帯ラジオを準備していなかったので、何の情報もありません。携帯電話のテロップで震源地が宮城県沖だと知りました。その携帯電話もバッテリーが残りわずかになっていました。
真っ暗になっても電気がつかず、町もあたり一面闇に包まれていました。物音ひとつせず、静まり返った部屋の中で、私は布団をかぶって寒さに震えていました。体力を消耗させないためにじっとしていたのですが、それでなくとも血流が悪いので、動かずにいるのも不安でした。寒さで体が震えていると自然に力が入り、血圧も上がっていくようで少しも休まりません。心筋梗塞になるかも、と思った時でした。やっと子供と電話が繋がったのですが、バッテリー残量が少なくなっていたため、無事を確認するくらいですぐに切らなければなりませんでした。普段は口数の少ない子ですが、あの時だったらいろいろ話してくれたのかもしれないと思うと、今でも残念でなりません。
余震も多く、蝋燭をつけて夕食をとろうとすると揺れがきます。蝋燭を消し、懐中電灯を持ってトイレへ駆け込むといったパターンを何度繰り返したことでしょう。何を食べても喉を通らない状態でした。主人も帰宅困難者で、8時間後に電気がついたあと(真夜中)にやっと帰ってきました。この地域が震度5弱だったと知ったのも、それからのことでした。被災地の方とは比較になりませんが、本当に怖い思いをしました。これを契機に、何か自分が生きた証しを残したいと思うようになったのです。
というわけでこの10月に「栄光のかけら」という電子本を出版。現在ホームページ制作中です。
読み通すには一頑張りが必要かも。
読めば日本史の盲点に気付くでしょう。
ネット小説も面白いです。