母がインフルエンザで入院したため、ブログの更新が遅れてしまいました。でも病院へ行っている時に、新たな発見もあったんですよ。日野宿本陣を見つけたんです。
日野はいうまでもなく、土方歳三のふるさと。私は高校生の頃、司馬遼太郎さんの「燃えよ剣」を読んで夢中になり、歳三さんの生家を訪ねたことがありました。一介の高校生風情にも土方家の人は優しく応対してくださり、池田屋で使った鉢金(はちがね)や歳三さんが作った俳句などを見せてくださいました。愛刀・和泉守兼定(いずみのかみかねさだ)は見せていただけませんでしたが、現在は資料館に展示されているということです。
本陣の冠木門 瓦葺の屋根と入母屋造りの玄関
さてその日野宿本陣ですが、ここは土方歳三の姉ノブの婚家です。末子の歳三さんは幼い頃に親を亡くし、この姉夫婦を親代わりにして育ったのだそうで、無論青春時代もここで過ごしました。
姉が嫁いだ佐藤彦五郎さんは日野宿の名主であり、この本陣の主でもありました。身分は百姓でしたが、瓦葺の屋根や入母屋造りの玄関、式台などに格式の高さが感じられます。下手な武家よりずっと裕福で、新撰組を陰から支え続けたのだそうです。
この本陣には長屋門(現在は駐車場)があり、そこに「佐藤道場」というのがありました。天然理心流の道場です。若き日の歳三さんをはじめ、近藤勇、沖田総司、井上源三郎等が明日を夢見て稽古に励んだところと聞けば、何だかわくわくしてきますね。
屋内から見た玄関の式台(瓢箪の絵柄が彫り込まれている) 庭から見た南縁
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日野はいうまでもなく、土方歳三のふるさと。私は高校生の頃、司馬遼太郎さんの「燃えよ剣」を読んで夢中になり、歳三さんの生家を訪ねたことがありました。一介の高校生風情にも土方家の人は優しく応対してくださり、池田屋で使った鉢金(はちがね)や歳三さんが作った俳句などを見せてくださいました。愛刀・和泉守兼定(いずみのかみかねさだ)は見せていただけませんでしたが、現在は資料館に展示されているということです。
本陣の冠木門 瓦葺の屋根と入母屋造りの玄関
さてその日野宿本陣ですが、ここは土方歳三の姉ノブの婚家です。末子の歳三さんは幼い頃に親を亡くし、この姉夫婦を親代わりにして育ったのだそうで、無論青春時代もここで過ごしました。
姉が嫁いだ佐藤彦五郎さんは日野宿の名主であり、この本陣の主でもありました。身分は百姓でしたが、瓦葺の屋根や入母屋造りの玄関、式台などに格式の高さが感じられます。下手な武家よりずっと裕福で、新撰組を陰から支え続けたのだそうです。
この本陣には長屋門(現在は駐車場)があり、そこに「佐藤道場」というのがありました。天然理心流の道場です。若き日の歳三さんをはじめ、近藤勇、沖田総司、井上源三郎等が明日を夢見て稽古に励んだところと聞けば、何だかわくわくしてきますね。
屋内から見た玄関の式台(瓢箪の絵柄が彫り込まれている) 庭から見た南縁
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