ひとひらの雲

つれづれなるままに書き留めた気まぐれ日記です

土方歳三の青春、日野宿本陣

2012-02-23 18:40:25 | 日記
 母がインフルエンザで入院したため、ブログの更新が遅れてしまいました。でも病院へ行っている時に、新たな発見もあったんですよ。日野宿本陣を見つけたんです。

 日野はいうまでもなく、土方歳三のふるさと。私は高校生の頃、司馬遼太郎さんの「燃えよ剣」を読んで夢中になり、歳三さんの生家を訪ねたことがありました。一介の高校生風情にも土方家の人は優しく応対してくださり、池田屋で使った鉢金(はちがね)や歳三さんが作った俳句などを見せてくださいました。愛刀・和泉守兼定(いずみのかみかねさだ)は見せていただけませんでしたが、現在は資料館に展示されているということです。

   本陣の冠木門   瓦葺の屋根と入母屋造りの玄関


 さてその日野宿本陣ですが、ここは土方歳三の姉ノブの婚家です。末子の歳三さんは幼い頃に親を亡くし、この姉夫婦を親代わりにして育ったのだそうで、無論青春時代もここで過ごしました。

 姉が嫁いだ佐藤彦五郎さんは日野宿の名主であり、この本陣の主でもありました。身分は百姓でしたが、瓦葺の屋根や入母屋造りの玄関、式台などに格式の高さが感じられます。下手な武家よりずっと裕福で、新撰組を陰から支え続けたのだそうです。

 この本陣には長屋門(現在は駐車場)があり、そこに「佐藤道場」というのがありました。天然理心流の道場です。若き日の歳三さんをはじめ、近藤勇、沖田総司、井上源三郎等が明日を夢見て稽古に励んだところと聞けば、何だかわくわくしてきますね。



屋内から見た玄関の式台(瓢箪の絵柄が彫り込まれている)   庭から見た南縁



 マイホームページ   アメリカ(ラスベガス・シリコンバレー・サンフランシスコ)全編アップしました!   

梅だより

2012-02-07 18:32:52 | 日記
 今年は寒いせいか、梅の開花も遅いですね。昨年は前年の暮れごろから数輪の開花が見られましたが、今年は1月下旬になってやっと1、2輪開花している(一分咲きとも言えないような)早咲きの梅を見つけました。近くの公園にある八重関守(やえのせきもり)という梅の木です。
 ここには梅林があって、5、60本(もう少し多いかも)の梅の木が植えられており、鄙の都(ひなびのみやこ)とか夏衣(なつごろも)とか清竜枝垂(せいりゅうしだれ)、八重冬至(やえとうじ)といった雅な名前がつけられています。早咲きと遅咲きがあるので、3ヶ月くらいは楽しめるんですよ。
やっと開花した今年の梅(2月2日)    昨年2月3日

 梅は可憐でいいですね。満開の頃は少し離れたところからでも匂いますし、ちょっと幸せな気分になります。。昔の人は梅の枝を一枝手折り、「君ならで 誰にか見せむ 梅の花 色をも香をも 知る人ぞ知る」などと詠んで渡したものでした。もらった方は胸キュンですよね(憎からず思っている人でしたら)。
 今は手づくりチョコといったところでしょうか。もうすぐバレンタイン。今年はチョコに梅の花を一輪添えてみては。あ、公園の梅を手折ってはいけませんよ。

 マイホームページ   ラスベガス編、一部アップしました!