ひとひらの雲

つれづれなるままに書き留めた気まぐれ日記です

紫陽花・菖蒲?咲いてます

2012-06-20 18:29:15 | 日記
 6月には珍しく台風が上陸して、あっという間に本州を駆け抜けていった昨日。去年の震災以来、自然の驚異を感じている日本人にはやはり落ち着かない一夜だったと思います。今日は嘘のように青空が広がりましたけれど、風が強かったですね。うっとうしい季節になりました。せめて紫陽花や菖蒲の花でも愛でて、気分を変えてみるのもいいかな、なんて思ったのですが、未だにあやめと菖蒲とかきつばたの区別がつきません。私は一体何の花を撮ったのかな。何はともあれこの花が咲くと、「らころも つつなれにし ましあれば るばる来ぬる びをしぞ思う(ふ)」という在原業平の歌を思い出します。最近「業平橋駅」が「とうきょうスカイツリー駅」に改称されてしまったのはちょっと残念ですが、せめて「言問橋(ことといばし)」という名前だけは残しておいて欲しいですね。業平が隅田川を渡ったという話を忘れないために。

         

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コデマリ・薔薇咲いてます

2012-06-11 19:11:17 | 日記
 先日近くの公園で可愛い花を見つけました。コデマリというのだそうですが、本当に手鞠のような小さな花がたくさん咲いていました。

 薔薇も今、見頃です。バラ園には多くのアマチュアカメラマンの姿もありました。
      
 そろそろ紫陽花の季節ですね。

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忠孝の精神に苦しんだ清盛の嫡男

2012-06-01 20:02:54 | 日記
 今年の大河で清盛の嫡男重盛(しげもり)が登場しますが、この人は文武両道に秀でた立派な人物として「平家物語」には描かれています。ドラマでは今のところまだ子供で、今後どう描かれるのかわかりませんが、平治の乱では活躍し、「鹿ケ谷事件」の後、後白河院と父清盛の間で苦悩することになります。


 事件の後、後白河院と清盛が対立を深めていくのですが、父の暴挙に対して、「忠ならんと欲すれば孝ならず、孝ならんと欲すれば忠ならず。重盛の進退ここにきわまれり」といって涙を流します。後白河院に忠義を全うしようとすれば親に対して不孝になり、孝養を尽くそうとすれば院に対して不忠者の逆臣になる。ここに自分の進退はきわまった。どうかこの上は自分の首をお召しください、と清盛に訴えるのです。さすがの清盛も、頼りにしていた嫡男の悲愴な決意の前には矛を収めざるを得なかったのですが…。


 重盛はほどなく病没します。「平家物語」では熊野に参詣し、自らの命を縮めてくれるよう祈願したということになっているのですが、思慮深く、実直な人ほど世の中の矛盾に苦しむんですね。



 ここ1週間、自殺や心中事件が多かったような気がします。年間自殺者は交通事故で死ぬ人よりずっと多いんだそうですよ。最後の頼みの綱であるセイフティネットがあてにならない、いえ、あてにしてはいけないという印象を与えてしまうと、絶望の淵に沈む人も増えることになります。早く希望の持てる日本になるといいですね。

「沙羅双樹(さらそうじゅ)の花の色、盛者必衰の理(ことわり)をあらわす」という沙羅の木



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