ひとひらの雲

つれづれなるままに書き留めた気まぐれ日記です

源氏物語 千年の謎

2012-01-18 18:06:42 | 日記
 「源氏物語 千年の謎」を見てきました。謎はたいしたことありませんでしたが、道長邸や御所、牛車などの絢爛豪華な美しい映像は一見する価値がありましたよ。道長と伊周(これちか)の死霊との戦いも、意外性があって面白かったです。東山さん、上手くなりましたね。


 あの長い物語のどの部分をチョイスするのか興味があったのですが、源氏が須磨へ流される前のほんのさわりの部分、六条の御息所(みやすどころ)の情念がメインだったように思います。そしてそれに絡ませて、作者紫式部と道長の関係が描かれています。現実と物語の世界が行ったり来たりするので、戸惑われる方もいるかもしれませんが、陰陽師(おんみょうじ)安倍清明(あべのせいめい)まで登場するという、それはもうエンタメ満載。楽しませてくれること間違いなしです。勿論、ラブシーンも…。


 確かに道長と清明との接点はあったようですが、清明はかなり高齢だった筈なので、あれは作者が作った世界。他にも非現実的と思われる場面が多々ありますが、それでも観客を納得させてしまうもの。それはあの時代背景でしょう。死霊(しりょう)や生霊(いきりょう)が信じられていた時代。伊周の死霊も御息所の生霊も、人の怨念や嫉妬、情念を表現したものと捉えれば、決して非現実的なものではないからです。伊周の怨念や御息所の情念は、おそらく誰の心にも存在するでしょう。
      


 また源氏が「青海波(せいがいは)」という舞楽の舞人をつとめるのですが、これは後世、清盛の嫡孫・維盛(これもり)が舞います。この方もたいそう美しかったようで、女房たちに光源氏の再来と謳われたことが「建礼門院右京大夫集(けんれいもんいんうきょうのだいぶしゅう)」に書かれています。

 雅な王朝文化に取り込まれた平家の公達(きんだち)は武将としての機能を失ってしまい、維盛は富士川の戦いで大敗北を喫します。そしてその後、平家一門の中で浮いた存在になり、那智沖で入水(じゅすい)自殺するのです。

 今年始まった大河ドラマには、果たして出てくるのでしょうか。



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貴ブログを拝見してのお願い (shimanuki)
2018-06-14 12:09:58
初めてご連絡させて頂きました。
私、株式会社スプリックスの島 貫と申します。
突然のご連絡で大変失礼致します。

弊社では、学校の先生方向けに授業準備のための無料情報サイト
「フォレスタネット」を運営しております。
この度、貴ブログに投稿されている記事の数々を拝見し、
是非私共にお力をお貸し頂けないかと思いご連絡致しました。

「フォレスタネット」は全国の先生方が実践等を共有し合うことで
先生方の授業準備をご支援するサイトです。
総数10万点以上の教材や実践例等の情報を掲載させて頂いております。
他にも、授業内で使える小噺、小ネタ、資料やプリントに利用できる素材となる
画像やイラスト、写真も掲載しております。

しかし、全国の先生をご支援する為に
より多くの情報を揃えていきたいと思っております。
つきましては、貴ブログにございます記事について、
是非フォレスタネットへ掲載させて頂けませんでしょうか。
掲載作業の一切は全て我々の方で進めさせて頂き、管理人様のお手間はとらせません。
また、記事を掲載する際の名義は管理人様の名義のまま掲載させて頂きます。

ご不明な点も多々あるかと存じますので、何なりとご質問頂ければと存じます。
この度は突然の不躾なお願いとなり、大変申し訳ございません。
ご検討の程、何卒宜しくお願い申し上げます。

ご連絡いただける際は下記のメールアドレスまでお願い致します。
r.shimanuki@sprix.jp
ご依頼の件について (ひとひらの雲)
2018-06-16 18:25:32
コメント有難うございます。
追ってご連絡申し上げます。

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