今年はひとり息子が結婚するという一大イベントがあり、季節も寒暖差が大き過ぎてすっかり体調がおかしくなりましたが、無事に終わってくれたら幸いです。
最近は結婚までの過程がいろいろで、まずは入籍、挙式前の新婚旅行といった具合。古い人間からするとよくわかりません。順番には拘らないのでしょうね。
息子の挙式はこれからなのですが、すでに入籍も新婚旅行も済ませています。旅行先はドイツ。ライン下りを楽しみ、かの名城ノイシュバンシュタイン城を見学してロマンチック街道の旅を満喫してきたようです。今年はその時の写真をもって終わりにしたいと思います。
ノイシュバンシュタイン城遠景
このお城はバイエルン王ルートヴィヒ2世が19世紀に建てたもの。ただただ中世への憧れから生まれた近代的建造物なのですが、ルートヴィヒ2世は自身の作品として残したいと考えたようです。ですから要塞としての機能も、宮殿としての機能も充分ではありません。いわば趣味のお城なのですが、伝統的な石造りではなく、コンクリートやモルタルが使ってあるという、これまた中途半端。
こうした王の趣味に費やす経費は膨大で、危機感を募らせたバイエルン政府は王を軟禁します。そして謎の死を遂げることになるのですが、王がこの城に住んだのはわずか102日あまりだったとか。ディズニーランドの城のモデルともいわれ、観光客を集める名城となっているノイシュバンシュタイン城。当時は浪費の対象とされたこのお城が、今では外貨を稼いでいるのですから何が幸いするかわかりませんね。こういう王様がいないと、壮大な文化遺産は生まれてこないのかもしれません。
今年一年、つたないブログにおつき合いくださった皆様、本当に有難うございました。来年もよろしくお願い申し上げます。
そして新しい年が皆様にとって最良の年となりますように…。
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最近は結婚までの過程がいろいろで、まずは入籍、挙式前の新婚旅行といった具合。古い人間からするとよくわかりません。順番には拘らないのでしょうね。
息子の挙式はこれからなのですが、すでに入籍も新婚旅行も済ませています。旅行先はドイツ。ライン下りを楽しみ、かの名城ノイシュバンシュタイン城を見学してロマンチック街道の旅を満喫してきたようです。今年はその時の写真をもって終わりにしたいと思います。
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このお城はバイエルン王ルートヴィヒ2世が19世紀に建てたもの。ただただ中世への憧れから生まれた近代的建造物なのですが、ルートヴィヒ2世は自身の作品として残したいと考えたようです。ですから要塞としての機能も、宮殿としての機能も充分ではありません。いわば趣味のお城なのですが、伝統的な石造りではなく、コンクリートやモルタルが使ってあるという、これまた中途半端。
こうした王の趣味に費やす経費は膨大で、危機感を募らせたバイエルン政府は王を軟禁します。そして謎の死を遂げることになるのですが、王がこの城に住んだのはわずか102日あまりだったとか。ディズニーランドの城のモデルともいわれ、観光客を集める名城となっているノイシュバンシュタイン城。当時は浪費の対象とされたこのお城が、今では外貨を稼いでいるのですから何が幸いするかわかりませんね。こういう王様がいないと、壮大な文化遺産は生まれてこないのかもしれません。
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