昨日はスロバキヤ側のKomarno, 橋を渡って対岸のKomarom（ハンガリー）を往復してみたが、Komarno側の町が綺麗でこざっぱりした感じがした。
今日はKomarnoからEsztergom までの走行だ、、。 後、一日でBudapest に着く。旅もほとんど終わりに近づいた。今日は朝から小雨が降っている。この2週間の旅ではじめての雨だ、、。合羽を着るまでも無く、そのまま走り続ける。快調に走っていると、大きなトラブルに見舞われる。
Donau川に沿ってEsztergomまで走る途中で、道を間違えて草むらの小道に入ってしまう。でこぼこ道で早く元の道に戻ろう、、、とした時に、大きな音がして、自転車のサドルのボルトが折れてしまった。
自転車のサドルがポストから止めボルトが折れて外れてしまった。レンタルで自転車を借りた当初、サドルの角度を自分で調整したと時に気がついたのだが、2本必要なボルトが１本で止めてあり、大丈夫かな、、と思いながらボルトを締め直していたが、やはり強度が足りずに折れてしまった。
草むらから外れた留め金を拾い集めて、サドル無しで、立ち姿勢で自転車を走らせること20km。雨も本降りになり、やっと、Sturovoの町に入る。一回目は道路脇で仕事中の大工さんに仮に針金で縛ってもらったが、役に立たず、そのまま立ちこぎで、次の工場を探す。 事務所から顔を出した叔父さんに、壊れたサドルを見せてHelp me Please !!. 全く英語が分からないが、事情はすぐに分かったようで、工場の裏の作業場に連れて行かれた。二人の金属作業員が適合するボルトを探し、切断し金属加工して、直してくれた。 お金は受け取らない、、。本当に嬉しくて二人に厚い握手をして御礼を述べた。
本当に親切な方々のお世話になってしまった。最初の事務所の伯父さんも後から顔を出して、直って良かった、、、と、大きな握手で私を送り出してくれた。
これで、また、最後のゴールまでたどり着けるぞ！！ 雨の中、、橋を渡って、Esztergom に到着、、。
今日の走行： Komarno--Kelemantia--Moca--Cenkov--Sturovo--Esztergom=74km
ローカルピープルの親切は本当に嬉しいものです。ボクも土砂降りの中のパンクで、チュウブ交換のため、大理石加工工場の軒先を借りたことがあります。コンプレッサーで空気を入れてくれようとするので、そうじゃなくてチューブに穴が空いているのだということを、身振り手振りで伝えるのがたいへんでした。
ほかにも、道がつながっていなくて、高さ数メートルの高架橋の手前で途方に暮れていたところを、深い溝を越えて土手まで行ける道を川を渡りながら、ハンドルやバゲージを支えてくれたり…。そんなときは、思い切り相手の太い手を握るのですが、握りかえされて、とても痛かったり。想い出は尽きませんね。