外教生活 in 中国山東省濰坊-淄博-泰安-済南&北京=>故郷へ

北京五輪の翌年(2009年)からの外教(外国籍教師)生活と地元での留学生との触れ合いを綴っています。

研修指導

2016年10月18日 | 日記

10月18日(火) 曇り

1年生の発音指導の授業、先週に続いて2年生がTUTORとして参加してくれました。
1組は2人、2組は3人。
誰が参加するのかという配分は全て学生に任せています。

昨日参加してくれた1組の二人は「(教えた)経験がありません」と緊張気味でしたが
終了したときには「いい経験になりました」と笑顔でした。

そんな二人から興味深い話が。
来月から南キャンパスで実習生の日本語研修を担当するのだそうです。
参加者は希望者のみだそうですが、1組からは6人いるのだと。
その6人はほぼ私のTUTORに参加してくれるメンバーです。

濰坊でも以前、濰坊学院が市内の商業学校が実施していたホテルへの実習生派遣に
積極的に参加し学生を送り込んでいたことがあり、その後日本語研修そのものを
濰坊学院で実施するかもしれない、という噂を聞いたことがあります。

同じようなことをこの学校がやるのでしょうかね。
学生にとってはいい機会でしょうし学校側も教師にかかる人件費は節約できる。

詳細は分からないので何とも言えませんが、一つ懸念材料もあります。
経済的理由で留学できない学生も引き込もうとしていないだろうかと。
以前実際に実習生になった教え子の話では
実習生に登録するには「就業経験2年以上が必須条件」なので経歴詐称が起きる。
場合によってはビザ申請の学歴が高卒扱いになるため後々留学に不利になる場合も
ありうると。
例えば濰坊学院のように4大生でありながら実習に参加すると履歴書には高卒扱いに
なりそれが日本で登録されるため1年の研修が終わって大学に戻り卒業しても
その就学期間は日本では認められず大学院への進学が不可になる可能性がある。

深読みし過ぎの懸念材料ですから、実際にこの学校がその方向に進むとは思えませんが
もし学生が興味を示したら注意喚起の必要がありそうです。

コメント
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