外教生活 in 中国山東省濰坊-淄博-泰安-済南&北京=>故郷へ

北京五輪の翌年(2009年)からの外教(外国籍教師)生活と地元での留学生との触れ合いを綴っています。

美人薄命?

2011年04月01日 | 日記
3月31日(木) 晴れ

3月最後の一日、と言って特に何も無いのですが、明日の授業でやはり何か
言わなければいけないかと考えています。『突然ですが試験をします』では
ありきたりですからね。
『今日は授業をしません』でもつまらない。面白い嘘を探すのは難しいですね。

春分が過ぎてからちょうど運動中に朝日が昇ってきています。ここ最近はとても
綺麗ですね。一体誰がそばに来ているのかさえ判別がつかない冬の朝とは
大違いです。

今日は午後の授業が終わった後、日曜日の列車のチケットを買いに駅まで
行ったのですが到着してみたらすごい人。連休前のチケット売り場は
大混雑です。1時間で買えるかどうか・・。
迷っていると同じく連休中のチケットを買いに来た1年生と遭遇し、一緒に
学校に帰ることにしました。彼女達もあまりの行列に諦めたのだとか。

「センセイ、歩いて帰りましょう」ということで、滅多に歩かない道を彼女らと
4人で散歩。昨年の今頃は突然の幹線道路工事で外出の際は歩かざるを
得なかった道を久々に歩きました。暫くして一人が買い物をしたいと市場の
中へ入っていったので、私も一緒に入って行きました。
野菜や果物を売っている市、夜になるにつれ賑やかになる場所です。
以前はこのあたりから出てくる車で幹線道路が大渋滞を起こしていました。

「にわとりを見ます」と一人の学生。
にわとりね・・・。鶏肉のことかな・・・と思っていたのですね。
まさか活きている鶏を買って学校の寮の中で裁くとも思えないし。
歩いていると海産物を売っているおじさんの前で彼女達がかがんでいる。
不思議に思って見たら、海産物の真横になにやら小さなな物体がうごめいて
『にわとりって、ひよこのこと?』
箱の中にいるわいるわ、ピヨピヨピヨピヨ。お互いの嘴がくっつきそうなくらい
押し込められているんですね。
一匹1元なのだそうで・・・。安い。。。
で、ただ鑑賞するだけか、と思っていたのですが、買っちゃいました、2匹。
『どうするの、これ?』「飼います」『どこで?』「教室で」

可愛いのは確かですが、どうやって面倒を見るのか。。。
『何を食べさせるの?』「小米です」日本語で言う粟なんですかね。
そんなものでいいのかな・・・。
『籠は?』「ありません」
ま、どう見ても衝動買いにしか思えませんからね。
そして最後に素朴な質問。
『清明節の休み中は誰が面倒を見るの?』
3人が3人ともお互いの顔を指差す。
どれくらい生きながらえるのかな・・・。わずか1元で売られた命とはいえ、
買って貰う相手が悪かったかな。可愛そうに。。。
コメント
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