「残業ゼロ」の仕事力吉越 浩一郎日本能率協会マネジメント 出版情報事業このアイテムの詳細を見る |
書名 :残業ゼロの仕事力
著者名 :吉越浩一郎
出版社 :日本能率協会マネジメントセンター
刊行年 :2007/12/30
日付 :2008/03/25
定価 :1,400円
入手法 :購入(再読)
読書ペース/分:3.17P
評価:◎
今月 30冊目 今年 99冊目
【書抜き】
*問題を顕在化し改善する絶好の機会が、残業によって奪われてしまうのです。
*仕事には必ずデッドラインをつけ、さらにそれを会議の席上で発表して、守らざるをえない状況を社内に作り、その上で残業を禁止するのです。
*問題を見つけて問題を作り出せ、問題がなくなったとき組織は死滅する。
*「緊急対策」「再発防止」「横展開」が基本。
*あくまで「会社にとって正しいことを優先する」、これがデッドラインの決め方の極意です。
*「早朝会議」こそ、残業をなくすための大きな「しくみ」だったのです。
*私のいう「完璧なたたき台」とは、現状はどうなっているのか、何が問題なのか、どう対処すべきなのか、それにはどれくらいの時間や費用がかかるのか・・・、そういうことを担当者が会議に先立ち整理して解決策をまとめてくる、ということです。
*二分間で結論を出す「即断即決」、それを可能にする「完璧なたたき台」と「問題の細分化」。これらはみな、効率化のためのしくみにほかなりません。
*人の「いい言葉」や「いいしくみ」を見つけたら、どんどん取り入れる。オリジナルにこだわる必要なんてまったくない。
*大切なことは毎日仕事を終えた後の3時間あまりを、「自分の人生のために投資する」、と考えることです。
*会社での仕事は、あくまで自分の生活を構成する一要素に過ぎません。
*組織を変えられるか否かは、ひとえにリーダーの決断にかかっていると思ってください。その際、部下との軋轢を恐れてはいけません。リーダーがやるといったら絶対にやる、それでいいのです。
*やはり最後は勇気を振り絞って自分で決めるよりほかありません。その苦しみに耐えて正しい決断を下すのが、組織の上に立つ者の宿命だといってもいいでしょう。
*仕事、そして人生を楽しむ。一番大切なのは「健康」と「人生そのもの」
*成功する確率が六割なら迷わず川に飛び込め。
*仕事と人生を同一視しない。仕事を客観的に見て、会社にとって最良の結果を出せるのが本当のプロフェッショナル。
【コメント】
*トリンプを60歳で退社した吉越浩一郎氏の「即断即決」&「論理思考」の仕事術を公開する。
*「早朝会議」「デッドライン」「ノー残業」「がんばるタイム」等々、ユニークかつ本質を突いた効率的な施策を実行し、増収増益を続けてきた著者の強いリーダーシップに感動を覚えた。最後はリーダーの覚悟であり、リーダーがやると決めたらやるという、強い気持ちと勇気をもって立ち向かわなければならないと思った。部下との軋轢も恐れてはいけないのだ。
*そして、本当の意味でのライフワークバランスの考え方も示している。本当の人生---「本生」を充実させるために、「残業ゼロ」を実行に移したい。
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