書名 :人生生涯小僧のこころ
著者名 :塩沼亮潤
出版社 :致知出版社
刊行年 :080310
日付 :130521
定価 :1600円
入手法 :図書館
評価 :◎
今月 28冊目 今年 201冊目
【書き抜き】
著者名 :塩沼亮潤
出版社 :致知出版社
刊行年 :080310
日付 :130521
定価 :1600円
入手法 :図書館
評価 :◎
今月 28冊目 今年 201冊目
【書き抜き】
※行とは冒険でもなければ探検でもありません。
大切なのは、いかに功績をあげるかではなく、後悔を残さないように日々丁寧に根気よく、心を込めて神仏との絆をいかに深めていくか。
ただそれだけでを念じて一日一日を惜しむように積み重ねてきました。
※行とは行じるものではなく「行じさせていただくもの」。
人生とは生きるものではなく「生かされているもの」。
行とは、人生とは、ひとつひとつ見えない徳を積み上げていくもの。
※人は苦しむために生まれてきたのではございません。
苦しみの中から喜びを得るために生まれてくるものだと思います。
※肉体的にも精神的にもギリギリの状態のところに自分自身を追いやって、その場所にしか咲いていない悟りの花みたいなものを見て帰ってくる。
※持っているものが少なければ少ないほど、より良いものが心の中からどんどんどんどん湧いてまいります。
足るを知ることによって、人は幸せになれるのだと思います。
※雨や風は自分に何を教えてくれるのか。
少し足を止めて考えてみると、自分が一本の木であるとしたなら、ただ天に向かって真っ直ぐ伸び、風は自分を鍛え、雨は自分を潤し、太陽の光を受け、ただ天に向かって成長するひたむきさ。
大きくなるにつれ、しっかりと根を下ろす木に考えさせられた。
※人生は論ずる暇はない。
今はこの時を情熱をもって生きるのです。
※本当の喜びというのは、あぁなるほど、こうなんだ、ああなんだ、と当たり前のことに自分が気づいた瞬間に湧き上がってくるものです。
※今日より明日、明日より明後日。
※自分の限界を越えようと考えたのではありません。
ただ、その限界を押し上げたいと考えておりました。
自分の持つ力量の上限を押し上げることができれば、それが自分の成長につながると考えておりました。
そのために、日々百パーセントの自分を出して心の成長を願い、行じさせていただきました。
※苦しみの向こう、悲しみの向こうには何があるのだろうと思っていたが、そこにあったものは、それは感謝の心ただ一つ。
※人生最後の最後まで途上でありたい、いつも自分を抑える心を持ち続けていたい。
人としていつまでも花でありたい、輝いていたい。
※現実を受け入れ愚痴らず精いっぱい生きると、そこに道が開けてくる。
※さまざまな行の中で私が感じた「人間が生きていく上で一番大事なもの」とは、「足るを知ること」と「人を思いやる」の二つです。
※行を終えた今も「今日より明日、明日より明後日」と、いつもいつも過去最高の自分になれるように神仏に手を合わせ、祈っています。
※人生とは常に挫折と挑戦の繰り返しです。
上手でも下手でも心を込めて実践することに人生の意義があるように思います。
みんなで幸せになれるように、それぞれが自分のできる範囲内で努力していけば、必ず道は開けると信じております。
【コメント】
※千日回峰行という苦行を乗り越えた僧侶の言葉には、生きるヒントが溢れている。
苦しい時こそ噛みしめたい1冊である。
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