社内で「イチロー」を育てる法 スター人材に必要な能力と、その身につけ方PHP研究所このアイテムの詳細を見る |
書名 :社内で「イチロー」を育てる法
著者名 :児玉光雄
出版社 :PHP
刊行年 :2005/10/31
日付 :2005/12/22
定価 :1,300円
入手法 :図書館
評価:◎
今月14冊目 今年267冊目
【書抜き】
*イチロー成功の理由
・重圧に負けない精神力
・効果の上がる科学的トレーニング
・正しいメンタル・テクニック
・日々の絶え間ない努力
*単純作業は断じておろそかにできない。
単純作業の積み重ねと、継続によって、仕事のテクニックは高まる。
単純作業の積み重ねがあればこそ、成功の扉を押し開くことができる。
その本質は永遠に変わることはありえない。
*ここまでヒットを重ねるには、それよりはるかに多い凡打を重ねなくてはいけない。やっぱり思うことは表に出る数字ではなくて、それ以上にはるかに多い数の悔しさを味わってきたことの方が僕にとっては重い気がします。
*最初から質の高いことは出来ない、だからまず量をこなさなければいけない。量をこなすと自然に質が上がっていく。
*僕の中のスランプの定義というのは「感覚をつかんでいないこと」です。結果が出ていないことを、僕はスランプとは言わないですから。
*どんなに苦しいときでも、あきらめようとする自分はいなかったし、あきらめる自分もいなかった。そのときのベストを尽くそうという自分がいたということ、それはとても心強いことでした。
*試合でも人生でもあれこれ戦略を立てることはできる。だが、いざはじまったら、予想通りの展開になるとは限らない。その場合、反射神経だけが頼りだ。つまりは、練習をどれだけ積んできたかだ。そのときになって、ロードワークをやってきたかどうかの差が出る。まだ薄暗い明け方、ぐずぐず言っていたやつは、まばゆいライトの下で、自らの不甲斐なさをさらけ出すことになるんだ。
*ミッションとは「個人の全人生にかかわる強烈な信念であり、終生追い求め続けるもの」と定義したい。
*目標設定とイメージ思考に70%のエネルギーを注ぐ。
これがチャンピオンに学ぶ仕事術のエッセンスである。
*感謝の言葉、自分の意志を貫く言葉を口癖にするもことでやる気を高める。
*「必ずこのパットを入れてやる」と考えて、ボールがカップに沈み込むイメージを描いてパットすれば、脳は「カップにボールが吸い込まれるストロークのプログラム」を作成してくれるから、入る確率は必ずアップする。
*危機意識と切迫感を持って、「毎日一歩前進」をしていかなければ、人間は成長していけない。
*一生懸命に頑張った部下に「ねぎらい」と「感謝」の言葉をかけてあげることはリーダーの大切な責務である。
【コメント】
*スポーツ心理学を専門とする著者がイチローを題材にした自己啓発、成功ノウハウを書いた本。
*イチローをはじめとした、スポーツ選手の名言集ともいえる本。
*イチローのストイックな考え方がすごくいい。
単純作業をいかに継続的に続けていけるか。
あきらめず、ベストを尽くせるか。
イチローを見習いたい。
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