加藤シヅエ104歳の人生―大きな愛と使命に生きて大和書房このアイテムの詳細を見る |
書名 :加藤シヅエ104歳の人生
著者名 :加藤シヅエ・加藤タキ
出版社 :大和書房
刊行年 :2002/03/12
日付 :2006/12/11
定価 :1,700円
入手法 :図書館
読書ペース/分:2.00P
評価:◎
今月 8冊目 今年 245冊目
【書抜き】
*人は生きていくとき、物差しを持つことを忘れてはならない。それは歴史的物差しである。
*一歩踏み出したものはけっして後へは退かない。
*毎朝、主人の写真の前で心の洗濯をします。生きているとどうしてもゴミがたまりますから心を見つめ、反省するんです。
*生きている限り、学び続ける幸せ。
*感動とは心を耕す肥やしのようなものである。植物によい肥料が必要なように、人間には強い感動が必要で、それが心を太らせてくれるのだと思う。
*選択に迷ったときの私の判断の基準は、いつも決まっています。「後で公開する事のないように」ということ。ものの道理をよく見極め、正しいことだと思うほうを選択したときというのは、決して後悔はありません。往々にして人は利益に走りがちですが、損か得かで走ったら必ず後悔することになります。
*今はどんなに心が寒くても、春の訪れを告げる梅のように凛としてなさい。
*継続して物を、人を、育てる力、大切にしたい!
*愛とは、自分自身の身体の中から沸き起こってくるもの。人の悲しみ、苦しみに涙がこぼれてくるようになって、本当に愛情が満ちてくると、愛が深くなる。そして、その人の物言いが相手への共感にあふれた円満なものになってくる。そのとき、相手に愛が伝わるのです。
【コメント】
*加藤シヅエの104年の人生を、娘のタキが書き綴るエッセイ。
*常に背筋をシャッキっと伸ばした凛とした彼女の愛と信念にみちた生き様に感動。前向きな気持ちをもらえる一冊。