滋賀医科大学ハンドボール部

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最後の西医体

2011年07月29日 02時08分06秒 | Weblog

いよいよ西医体まであと4日。
ついにこの時がきた。

 

この西医体を境に、現役じゃなくなる。

 

4年間、大学生活の大半をハンド部で過ごした。

よくわからないまま迎えた1年の西医体、

とにかく先輩に言われるがままに必死やった。キャプテンが熱出して試合に出れなかったり、体育館がサウナ状態やったり、色々あったけど、たくさんのOBさん・OGさんが福岡まで応援に来てくださって、西医体に懸ける想い、ハンド部の歴史の重みを感じた。

 

幹部として迎えた2年の西医体、

準備の段階でも現地でも、先輩マネさん・後輩マネちゃんにいっぱい助けてもらった。そして一点の重さを嫌というほど感じた大会。その一点が悔しくて悔しくて、幹部としてもっとできることがあったんじゃないかってずっと考えた。引退される先輩方に「あゆちゃん等が幹部の時に引退できて良かった。」て言ってもらったのも胸にしみて、帰ってきてからも思い返しては毎日泣いた。絶対負けたくないと思った。

 

後輩たちを見守り支える立場になった3年の西医体、

何より先輩が引退されるのが悲しくて、めちゃくちゃ寂しかった。秋から最高学年になる不安もいっぱいあった。また優勝には届かなくて、優勝を経験したマネはいなくなるけど、先輩方から学んだこと・感じたことを精一杯後輩に伝えていこうと思った。

 

そして最後となる今年の西医体。



この一年、自分が最後やから、何か少しでもチームのためにできることはないか、伝えられることはないかって考えた。

それを伝えるのも必死で、時には不満をぶつけることになったし、部員さんにもマネにももっともっとって求めてた。それがかえって後輩たちにプレッシャーをかけてしまったこともいっぱいあったと思う。




正直、雰囲気が嫌になったとき、今すぐに引退してしまおうかと何度も考えた。


それでも同回がキャプテンのこのチームを見捨てたくなかったし、私にとって最後のチーム、どんな結果になろうとも最後まで見守らせてもらう権利、見守る義務があると思った。


やから色んな人と話したし、その日寝れなくなっても毎回部活に行きたかった。

部員さんや他のマネが何を考えてるのか、チームで何を目指しているのか知りたかった。


マネだってチームの一員なんやって伝えたかった。

 

優勝するチームは、マネも一番なんやって伝えたかった。




それが、現役のとき頑張ってこられた歴代マネさん、引退してからも応援してくださるOGさん方が私たちに残してくれた大切な想いでもあるから。

実習先で「最近部活どう?」と声をかけてくださり、ご多忙ながらも部活に足を運んでくださるOBさん方に、「今のチームはここを頑張ってます!応援してください!」と自信をもって言いたかったから。

そして、いつもチームのことを想って、戦術のことだけでなく人間的に大きなものを問いかけてくださる櫛田さんに、チームの良いところや勝利の報告をしたかったから。



ミーティングの度に、誰かが衝突する。収拾がつかへん時もあった。でもそれが必要なんやったらとことん言い合ったらいい。


そうして年が明けて、少しずつやけど変わってきた。

今では全員が優勝を目指している。



ハンドのルールもよくわからん時から、積極的に学ぼうと一生懸命練習する1回生。

上のマネがしていることを見て、あれは何ですか、こういう時はどうしたらいいですかって聞いてきてくれる1マネちゃん。


試合でも活躍するようになって、成長とともに悔しさも味わって、色んなことを吸収して日に日に伸びている2回生。

幹部として迎える西医体、忙しいやろうに、準備に励んで上回生に少しでもいい引退をって頑張ってくれる2マネちゃん。


OF,DFともに責任あるプレーを求められ、悩みながらもチームに貢献してくれて、ひと足早い幹部でひでちゃんを支えてくれた3回生。

去年幹部やった時から目覚ましい成長を遂げて、部員さんのこと、マネのこと何でも話せて、チームがよくなるためにはどうしたらいいやろうって一緒に考えた3マネちゃん。


痛い足を引きずって走って、痛む肩を押さえながら全力で打って、誰よりも頑張って努力して、何が何でも守ってやるという気迫を出して。自分にもチームにも妥協しない5回生。


時には的確に指摘し、時には優しくフォローして。自らにプレッシャーを与えて、誰よりも熱く楽しそうにプレーして、誰よりも悔しがり、誰よりも大喜びする6回生。


そして、
学年に1人で悩みもなかなか話せへんかったやろうに、上回生やOBさんに気にかけてもらい、下の子たちに助けてもらい、もがきながらもチームを引っ張ってきてくれたキャプテンひでちゃん。

4年間色んなこと話し合って、お互いの考えや気持ちを理解して、部員さんのため、マネのため、チームのため、そして自分のために日々励まし合って一緒に頑張ってきたのぞみ。


こんなに大好きな人たちに囲まれて、大好きな滋賀医大ハンドボール部の一員でいれること。



ほんまに幸せです。

ほんまにありがとう。





自慢のこのチームを見てほしい。


みんなで悩んで、みんなでぶつかって、みんなで見つけた優勝への道。

 



ただ、優勝に向かって。

 

 

全力で駆け抜けろ。 

 

 



4マネ     谷 亜悠未

 


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