ユーロな日々

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マドリード  史上最低の作戦で惨めな敗北 [マドリード - バルサ 0-3 リーガ12節]

2005年11月20日 | 欧州2010-2003
メッシとエトーの二人にたちまちゴールを割られ、がっかりした。
 が、これはまだプロローグにすぎなかった。
 いきなりスピードアップしてPA内に進入してくるバルサの選手たちを、マドリードは止められない。 カシージャスが、3点は止めたのだろう。
 ロビーニョとメッシ、ロナウドとエトー、ジダンとロナウジーニョ、エルゲラ&セルフィオラモスとプジョル&マルケス。
 ここまで、力の差は明らかだ。すべてバルサが上回っている。

さあ、後半。 ルシェンブルゴ、どうするのだ。

痛んだラウルにかえてグティをいれてよくなったのに、バティスタを入れたのはいいのだが、パブロガルシアを下げるという愚行を犯した。
 これでまたグティが死んでしまい、マドリードはバラバラになった。
 誰がせめて、誰が守るのか、わからない。
 ひとりひとりが、自分の勝手なイメージでプレーを始めた。
 そして完全に自由になったロナウジーニョが、ひとりで、マドリードを引き裂き、2点をとった。
 2点目の瞬間、ベルナベウの観客はスタンディングオベーションの形で、怒りと失望を表した。

体調が万全でない選手を先発に選んだこと。
 ロナウド、ロビーニョ、ラウルを同時に使ったこと。
 パブロガルシアを下げて、グティとバティスタを殺してしまったこと。
 エルゲラと セルフィオラモスのコンビを、前節、前々節、使わずに、いきなりこの大一番にぶつけたこと、などなど。
ルシェンブルゴがやったのは、地上最低の作戦だった。
 こんなゲームを、世界中で、ぼくを含めた1億2千万人が見たらしい。
 [リーガ12節 マドリード - バルサ 0-3]