市内の桜は散り始めましたが、山の上の桜は満開です。
一年365日のうちで僅か10日間、狂ったように咲いて散ってゆく桜は、生と死の共通のメタファとして日本人の魂を揺り動かします。
遥か彼方の山桜に誘われて、獣道に迷い込むと「4代目・フロンテ」の草ヒロが・・・。
セローでも大変なのに、昔は道路が有ったのかなぁ?。
山の上から、大型の青い風船みたいな物が見えたので行ってみると、三菱・ジープでした。
ブルーシートが風をはらんで、騎馬武者の母衣(ほろ)みたいです。
「赤母衣衆」や「黒母衣衆」ではありませんが、一騎となった青母衣衆のジープには趣が有ります。
アメリカのクルマ文化を象徴である「ジープ」を、戦国時代の騎馬武者に見立てるとは、なかなか…(自画自賛)。
職場では、勤続38年と42年の方々が退職された。
ひとつの会社に、定年まで勤められた古き良き時代の幸運な人達だと思う。
本当に、お疲れ様でした。
これで、4月から純粋な平社員は、私だけになる。
日本の社会同様に、職場も高齢化している。
残った人達をベテランとかシニアとか言うが、「えんごうジジイ」or「いんごう ジジイ」の集団のような気がする。
錆(さび)とは、「わび・さび」の寂(さび)のことである。
寂(さび)は、老いて枯れた物の中に、かつて新鮮で豊かだった物の美しさを想う人の心の動きである。
草ヒロは、C言語に例えると錆(さび)型の構造体を指し示すポインタのポインタに似ている。
さらにこの構造体は、個人ごとに美意識や記憶や経験・等々のメンバが異なるので共用体を成している。
長い 時間が降り積もった姿に、風情を感じるのはジジイの特徴かな?。
ボディーの退色が特にいいねぇ・・・。