大宮喜三郎の腹黒徒然草  下巻

     沖の干潟遥かなれども、磯より潮の満つるが如し

二年ぶりの入院

2024年08月30日 10時14分21秒 | 日記
 今回は、大腸ポリープの切除手術のための一泊二日の入院だったが、私にとっては少し特別な事情があった。心臓にはペースメーカーが埋め込まれており、電気メスを使用する手術では、その設定を変更する必要があったのだ。このため、通常なら検査当日に終わるはずの処置が、手術日を大幅に延期してようやく実施されることになった。
   
 手術当日は、メーカーの技術者が来てペースメーカーの設定変更を行い、その後に手術が行われた。1cmにも満たない小さなポリープであったため、手術そのものは短時間で終わった。術後の経過も順調で、翌日には無事に退院することができた。
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角間温泉 岩屋館でのひととき

2024年08月25日 14時12分33秒 | 日記
 市内が35度を超える猛暑に包まれていたその日、私たちは息子夫婦とともに角間温泉の岩屋館を訪れた。
   
到着すると、そこはまるで別世界。温度計が示す25度という涼しさが、自然の力を感じさせる。エアコンがないのも、納得の快適さだった。
 この宿には、地上波のテレビが映らないし、自動販売機もない。それが逆に魅力となり、大人が静かに温泉を楽しむには最適な場所だと感じた。現代の喧騒から離れ、ただ温泉と自然に身を委ねる時間は、心の奥深くまで癒しをもたらす。
   
 しかし、この静寂とシンプルさは、子供連れや若者にはあまり受け入れられないかもしれない。今の時代、利便性や娯楽が求められることが多いが、この宿では、逆に「何もない」ことが最大の贅沢だと感じた。息子夫婦も同じ思いを抱いていたようで、彼らもまた、この秘湯の魅力に心を奪われていた。

 こうして、自然と一体になれる場所で過ごしたひとときは、忘れられない思い出となった。
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涼を求めて

2024年08月20日 15時16分27秒 | 日記
市内の気温が30度を超える猛暑の日、暑さから逃れ涼しい場所を求めて移動を決意した。エアコンの冷気に頼るのではなく、自然の中で心地よい涼を感じたいと思ったのだ。
      
最初に訪れたのは、菅平高原の入口に位置する唐沢の滝。この滝は高さ15メートル、幅10メートルで、目の前に立つとその迫力に圧倒される。滝壺から吹き上がる冷たい霧が肌に触れるたび、心地よい冷気が体を包み込む。しかし、その涼しさを堪能する間もなく、周囲を見渡すと若者たちで賑わっていた。静かな涼を求めていた私は、残念ながら退却を決意する。
   
次に向かったのは、美ヶ原高原美術館。そこから遊歩道を歩くこと約10分で到達するのが、牛伏山だ。標高2000メートルを超えるこの地は、まさに別世界のような涼しさだ。エアコンの冷たさとは異なり、自然の風がもたらす涼は肌に優しく、心まで冷やしてくれる。風が吹くたびに広がる緑の香りと共に、日々の喧騒を忘れさせるような静寂が広がる。目の前に広がる絶景と心地よい涼しさに、しばし時間を忘れてたたずんでいた。

猛暑の中、自然の涼しさを求めて訪れた二つの場所。それぞれに異なる魅力があり、心と体をリフレッシュさせてくれた。しかし、何よりも感じたのは、自然がもたらす涼しさの素晴らしさだ。エアコンにはない心地よさと、心に残る涼しさを味わうことができた一日だった。

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高校の夏休みにタイムスリップ

2024年08月19日 20時48分35秒 | 日記
 毎日が日曜日のように過ぎ去り、気がつけば昼寝ばかりしている自分がいる。その怠惰さに少しばかりの恥ずかしさを覚え、ガレージに眠っているW1-SAを引き出すことにした。このバイクは、かつての青春の象徴であり、乗るたびに体力も気力も高校時代の夏休みに戻るかのような感覚を呼び覚ます。

 エンジンをかけ、アクセルを回すと、風が体を包み込み、時間も空間も忘れさせてくれる。アクセル全開で走るその姿は、まるで「鞍馬の天狗の化身、鬼もたじろぐ猛虎の如し♪」だ。笑いがこみ上げてくるが、それもそのはず、昔の自分が蘇ったような気持ちになるからだ。
    
 バイクにまたがり、道を駆け抜ける瞬間、現実の時間が止まり、無邪気で自由だったあの頃にタイムスリップする。そして、そんなひと時が、再び今日を特別な日に変えてくれるのだ。
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ツルヤのスイカパン

2024年08月11日 14時44分58秒 | 日記
 ツルヤで見かけたスイカパン。たったの100円という価格に惹かれて、つい手を伸ばしてしまった。手に取ると、その見た目はまさにスイカ。鮮やかな緑と赤のコントラストが、思わず「本当にスイカの味がするのだろうか?」と期待を抱かせる。

 しかし、一口食べてみると、驚いたことに味はメロンパンそのものだ。スイカの形や色に騙されたのかもしれないが、まさかメロンパンの甘い風味が口の中に広がるとは思わなかった。

 こんなにも豊かな体験ができるとは、ツルヤのパン作りへのこだわりに感謝したい。
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