@昨今の問題はネット上の情報(個人情報も含め)は誰ものか?である。 日本の法規制は米国のように厳しいように見えて実際は開放的(無断使用=漏れている)である。 「あなたの趣味嗜好は既にネット上でも利用されている」(アップル・グーグル等)はご存知だと思うが、ここでは決算情報を含めた個人情報だ。米国は通信、金融、医療上での情報管理は厳しく規制されおり、今後日本はその厳しさ(大きな事件へと派生する)を経験するだろう。 よってプライバシー・セキュリティー始め機器およびアプリケーションでのデータを収集・保持する企業には要注意だが、自己管理は念には念を入れて確認することをお勧めする。特にEC=決済情報(銀行・カード)がらみの情報には要注意、例えば少額で毎月引き落とされていても人は気がつかない。
もう一つは、高齢社会はこれからの社会に重大な問題をはらんでくる。特に最長年齢層(長寿)が多い日本では最先端を利用した社会が望まれるが、先端だからこそ問題になるのはその整理・管理。そこでのあらたなビジネスキーワードは「予防」である。健康維持のための「予防」もあるがここではIoT社会での情報化されたサービス「予防」である。昔の情報管理がそのまま継続され、いざという時にIDもしくはパスワードを忘れ解約、停止できないこともある。 大きな災難に会う前に過去のデータ情報を見直し、できる限り早めに処理(根絶)しておくことをお勧めする。特にこれから遺族(故人の情報がどこに登録され、いつ、どこで利用されていたかを知ることは極めて困難)にとってこれは今後大きな災いをもたらす可能性も高い。
抜粋キーワード
- 新しいIoTビジネスモデル
- 個々の製品ではなくシステム全体に焦点を当てる
- アフターサービス
- ワンストップサービス
- 遠隔サービス
- 予防的サービス
- ARを用いたサービス
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- GE戦略
- クラウドベースの共通ソフトウエアープラットフォームと連結
- ユビキタスなデジタル接続性
- 定義:顧客への価値提案と収益化
- 過去136製品の中、利益を出している製品は17製品、それは別々の開発、チーム組織だった。
- 要は、「ビジネスインパクトを生み出したのかどうか」だけ
- 「箱を売る」だけからの脱却、顧客の業績を確実に向上させたかどうかにフォーカスする。 そのためには契約を見直し、さらなる効果を生み出す方法を提案する。それには相手の財務まで入り込む人材と工夫が必要。
- 資産を最適化して予期せぬ休止時間を防ぐというエコシステム構築が必須
- ネスト
- サーモスタットから住宅内の温度管理プロセス全体
- 情報:燃料の購入、室温設定、暖房器具、換気扇、空調システム等を電力会社に提供
- 電力会社はエネルギー消費量予測精度が向上、改善し効率的な電力供給ができる
- 消費者は電力量の消費節約で料金の節約につながる
- ネストの価値
- サーモスタットの単価は通常の2−3倍で販売
- 成果ベースで電力会社からの報酬
- グーグルはデータ解析を電力会社にサービス提供し、節約したコストの一定割合を報酬として受ける
- ネストはコスト節約分の一部を消費者に還元する
- スマートウール(スポーツウエアー企業)
- 今までは専門家、アスリートに意見を聞きながら製品改良をしていたがフェイスブックを通じモニター(ファン)を募集、沢山の意見を受けることになり、効果大となった
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- データの所有者
- 個人のデータを誰の管理下に置くかが問題
- 与信業者か、グーグルか?
- 米国では通信、金融、医療のデータは事業免許を必要とし、規制が厳しいだから個人データは利用されない。 今後ニューディールで方向が変化する可能性が大。 基本的に個人の裁断で決まる。 信頼置ける与信業者であれば集中する可能性も高い。