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「移動」の未来、日本は超時代遅れに

2017-12-07 09:05:50 | 世界の動きから見えるもの

@未来の「移動」。物・人にかかる様々な移動時間と輸送コストは劇的に改善へシフト化する時代を迎えている。 特に環境問題(CO2への削減)、現代の運搬車・輸送船の燃料消費、「渋滞問題」で発生する無駄な時間と燃料消費は必ずやAIで改善・改良される。 未来のインフラは最新技術を駆逐し、「ガソリンエンジン車」社会から「自動運転車」、「電動自転車」へのシフトは大きな「移動」の変化につながる。特に超高齢化の激しい田舎では革新的な自動運転巡行バスなど都会よりもその進行速度は一段と増すだろう。中国のEV改革は既に日本の規模・技術を超えており、このままではインフラ整備に費用と時間(話合い社会:会議・討論が継続的に続く日本)をかける日本は超時代遅れの国になるかもしれない。

現状と課題

  • ロサンゼルス405号線の渋滞問題。2014年1年間で@一人当り約80時間無駄な時間を消費している。
  • NYでは74時間の渋滞時間を車の中で無駄な時間を費やし、日中は膨大な駐車場にほぼ停車している。
  • 車をもっていない家庭は10軒に1軒となり、ミレニアル世代は運転者が減り、ウーバー、リフトを利活用しており「車保有意識」に変化がある。
  • 自動車死亡事故、1歳から39歳で死因の第1位、112人に1人が死亡(人口の1%)。2014年1年間で3万5400人、ベトナム戦争、朝鮮戦争、イラク戦争、アフガニスタン戦争より年間死亡者が多い結果となる。
  • 自動車事故負傷者数は250万人、原因は飲酒運転30.8% (酔っ払い運転でなければまず起訴されることがなくなった米国社会の現状)、歩行者の死亡は毎日16名、負傷者は毎日466名
  • ミレニア世代の車の保有率は低下傾向にあり「車をもつことで束縛され、単なる出費が増え駐車場を探すだけでも重荷になっている、お金をかけないで移動したいだけ」と意識変化が現れており、16歳から34歳の走行距離は2001年と比べ2009年が23%も低くなっている。
  • 「物」米国は衣料の97%、靴の98%、家具は3分の2が海外生産・輸入物となっている。
  • 「道路」1950−1960年代高速道路4万8760マイル完成、100歳を迎える頃の道路に「良」と言えないものが65%となり、橋は25%以上が補修必須と査定され危険度が増している。
  • アメリカのインフラ評価は海運16位、鉄道15位、道路16位
  • 旧式のシステム・保守・補修部品等はすでに海外に製造が移り、緊急処置が即できる状態ではない。それらを調達するまでに運送含め4ヶ月かかるという。(@海外生産シフトの1つの「悪」がここに現れてきた)
  • 5つのトレンド
  •     生産拠点海外の労働賃の高騰
  •  「リショアリング」米国で再生産可能
  •  3Dプリントの技術革 (大幅な物流コスト削減)
  •  E-コマース 電子決済        
  •  移動手段の変化「無人自動車」「電動自転車」「自転車」
    • 未来への1マイル
    •             NYでは400マイルにおよぶ自転車専用レーン
    •             監視カメラ、スピードカメラ設定 (交通事故低減)
    •             歩行者広場を作り、車を追い出す (歩行者優先へと変化)
    •             カープールレーンの利用者減少、再活用化 (通勤者の19.7%が利用)
    •             ウーバー・リフトのライドシェアーが向上、利用率3%にアップ
    •             路面電車のライドシェアー(車)化
    • コペンハーゲンでは50−60歳台で50%を自転車通勤としている。