おもしろきこともなき世を おもしろく すみなすものは・・・

セロ弾き 呑み鉄 蕎麦打ち~趣味とともに楽しく過ごしたい今日この頃

呑兵衛たちの月9 その345

2017-09-11 21:55:51 | 
 先週は、大人の休日倶楽部で三内丸山遺跡(青森)、久保田城趾(秋田)を巡り、五能線と花輪線を楽しんだ。五能線・リゾートしらかみ、普通列車(快速)扱いではあるが、雰囲気、座席がとてもよろしい。そして車内販売有り。津軽のお酒、「じょっぱり」をいただきながら呑み鉄、これ、やめられない。花輪線は、大館から好摩、そして、いわて銀河鉄道経由で盛岡まで。約3時間の旅。その詳細は、後日アップすることにする。



 ということで、ありったけの小銭かき集め、今日もこんなに呑んじゃった。呑兵衛たちの月9、類氏は今日も旨そうに呑んでいる。


 今日は仙台。類氏は住宅街とおぼし所を歩く。「つゝみ人形製作所」へ。つつみ人形は300年の歴史を持つ土人形。伊達政宗が足軽の内職として奨励したもの。木型があり、そこに粘土を押しつけて型を作り、乾燥させる。乾燥させると人形は少し縮む。江戸時代の武士の内職が、伝統工芸として根付いている。

 まだまだ明るい中、文化横丁「源氏」へ。横丁から細い路地へ、かなり奥まったところに入口がある。類氏、縄のれんをくぐり、カウンターに座す。創業は昭和25年、明治初期の穀物倉庫を改造した。2代目女将が店を仕切る。このお店、日本酒の値段はお通し代込みである。先ずは「高清水 初しぼり 新酒」1,000円、最初の「お通し」はブロッコリーの和え物とぬか漬け。そして、2杯目「浦霞 特別純米 生一本」1,100円、これをぬる燗で。燗つけ器は年代物、上の方から注ぐと、燗酒になって下から出てくる。「お通し」は山形産の大豆を使用した奴豆腐。冬場は豆腐を温めてくれる。
 ここで単品注文。「自家製鮎の開き」800円は愛知県産の鮎、骨まで食することができる。類氏、ガッツポーズ。3杯目のお酒は「國盛 にごり酒」900円、「お通し」はお造り(サンマ、しめ鯖など)。またまた単品で「ホヤ塩麹漬」500円、このしょっぱさが、甘めの濁り酒に合う。4杯目は「高清水 辛口」900円、「お通し」はおでん(卵、ちくわなど)。味噌汁を選ぶこともできる。
 で、このお店、日本酒は4杯で打ち止め。きまりが良い。
 40年以上かよう御常連もいる。その理由、分かるような気がする。


 先週の土曜日、いわき芸術文化交流館アリオス・音楽小ホールで、吉野せい賞40周年記念事業「朗読と邦楽器で奏でる『吉野せいの世界』」が開催された。吉野せいの作品を邦楽器の音に合わせて朗読する。朗読したのは、地元高校の放送局生徒。とりわけ、吉野せいの次女で、生後9ヵ月で逝去した「梨花」の朗読、その客観的表現に恐ろしさすら感じた。10月14日には、大宅壮一ノンフィクション賞を取った「洟をたらした神」の映画上映会が開催される。もともとテレビ放映される予定であったが、諸々あって放映されることはなかった。これを映画という形で観ることができる。
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