竹村整骨院

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私、竹村院長が食べ物から健康までノンジャンルでかきつづります。  
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「勝ち負けの縮図。」

昨日紹介した「しょうが祭り」について。

これは昔、この地に疫病が流行った時、神饌の生姜を頂いて食べた所

たちどころに良くなったことから今なお続いているお祭りで、

遠方からも見物客が来る、けっこう有名な祭りなのです。


駅前の夏祭りもそこそこ盛大ですが、駅前の方は健全すぎるというか、出店も

テキヤを入れずに地元の商工会の人々でテントを張ったりしてフランクなんかを

売っているのでイマイチ雰囲気が出てないんですよね。

なんせ歴史が浅いし。


しょうが祭りはカッチリとテキヤが出て、雰囲気はばっちりです。


そんなしょうが祭りは小、中学校のころはかなりのハレ感をともなう

大きいイベントだったのです。

テンション上がりまくりでした。


しかし、このしょうが祭りにはいささかのネックが・・・


それは我が母校秋多中学で夏休み明けに毎回行われる英語のスペリングコンテスト

(通称スペコン)の時期と祭りが重なるんです。

だいたいスペコンの前日がしょうが祭りとかいうジャストミートっぷりでしたね。


ここで我らは葛藤するわけです。


スペコンは一大イベントで、確か1回目は95点以上とらないと合格出来ません。

合格できないと、何度も何度も無限ループのように追試地獄にはまります。

担任の先生は自分のクラスの合格者の数が大事ですから、先生も気合入ってます。


そして100点で合格するととても高い羨望のまなざしでみられることウケアイで

どの生徒もそれはそれは頑張って英単語を覚えるのです。

「単語テスト?たりーよ」なんて冷めた生徒はいなかったように記憶しています。


しかし一番の仕上げにかかる前日には大イベント「しょうが祭り」が非情にも

バッティングします。


ここで前日には2つのグループに分かれます。

しょうが祭りに行く組といかない組です。


行きたくないから行かないという奴はほとんどいないので、行かない奴は

スペコンの重要性のほうが上と判断し、涙を呑んでしょうが祭りをあきらめるのです。


行く奴は、スペコン対策はばっちり余裕なので、祭りを謳歌しようという奴と

きわどいとこだけど単純に誘惑に負けた奴。 

そしてスペコンを投げた奴です(笑)


スペコンの結果は合格か不合格かの2つですから4つのグループが生まれます。


・祭りに行って受かったやつ

・祭りに行かないで受かったやつ

・祭りに行って落ちたやつ

・祭りに行かないで落ちたやつ(苦笑)



思えばこの頃からすでに勝ち組負け組みの縮図は綿々とあったのですね。

祭りに行って受かったやつ(しかも100点の奴は神です)はいうなれば勝ち組。

涙を呑んで我慢したにも関わらず落ちたやつはそれは不憫です。


問題は祭りに行って落ちた奴です。

これがタチが悪い。

落ちたことには変わりないくせに「行かないで落ちたやつ」よりはマシで

「行かないで受かったやつ」と同等とすら考えるフシがあるのです(笑)


んなわけねーだろ


でもこの辺が中坊なので同じ落ちるんでも、しょうが祭りに行ってるか

行かなかったかの違いで不合格の重みが違ってくるのです。

だからやばそうな奴は敢えて行くことで後の言い訳を用意するのです。


中学生がそこまで姑息にいろいろ考えるかって?


間違いありません。


院長がそうだったから。


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