院長のひとりごと

私、竹村院長が食べ物から健康まで基本的にノンジャンルでかきつづります。

「サラリーマン王子。」

2008年09月04日 06時44分40秒 | ノンジャンル
毎月買ってる「ゴルフレッスンコミック」には毎号興味深い話がある。


ゴルフが趣味のサラリーマンは多いが、忙しさにかまけて

練習場から足が遠のくケースも多い。

コンペが近づいてくるとようやく最後の悪あがきに練習場へ出かけるが

普段から打ってないので当然変な球しか打てずにムシャクシャしながら

練習場をあとにする。


そんなサラリーマンゴルファーの主人公は古ぼけた場末の練習場で

淡々と球を打つ初老の紳士に興味をひかれる。

初老の男は忙しさを理由に練習場に来なくなるという主人公をたしなめる。

「あなたはゴルフの練習の意味をわかっていない」と。


その紳士はゴルフの練習場はボールを打つ快感を味わうために来る場所だという。

そしてその、ゴルフでしか味わえない球を打つ快感は、仕事で溜まった

心の垢を一球一球でこそげ取ってくれ、明日への活力となってくれるとも言います。



院長、ここにビビビときましたね。


1かごに千円というお金を払って球を打つ際にバックスイングの方向がどうだの

トップの左肩の位置がどうだの、インパクトの時のあごの向きがどうだの・・・

で、いい球が打てるなら良いのですが、だいたいはうまく出来なかった事だらけで

不満をたくさん抱えて帰ることになります。


だから多くを望まない。

ただ、気持ちよく芯を食った当たりだけを求める。

たとえ方向がおかしくても、距離感がずれても、手に残るその

快感だけを求めればいい。



たまにこういう言葉というか、考え方に触れるとスッと楽になることがあります。


たかが遊びのゴルフですが、院長にとっては真剣な遊びです。

だから知らぬ間に自分を縛ることもあるし、追い詰められたりする。

誰にじゃなくて自分に。


趣味を突き詰めて内にこもり、苦しくなることも多い院長だけど

そういう時は雑誌の端に書いてあるような一言で楽になることもある。


そうやって少しづつ人にも優しくなれたらいいと思う。