約40分の1

先日
とある県の意見の聴取に同行してきました。

僕の御依頼者様は死亡事故だったんですが
その場での取消処分は一時保留にして
処分無しも含めて内容を再検討するということになりました。

この意見の聴取というのは都道府県によりますが
他の人の様子も見れる場合もあります。
また大部屋で一斉になる形式の時には他の人のやり取りは嫌でも耳に入ってきます。

今回はいつもよりも人数が多くて
40人くらい、他の人の様子を見ると
なるほどネットなどで情報が入手しやすくなった現代社会ですので
皆さん色んな準備をしてきている人もいます。

しかし『正しい行動』ができている人は
見る限り一人もいませんでした。

ここでいう正しい行動というのも
人によって微妙に違い、ある人にとっては最良の行動が別の人にとっては最悪だったりすることも珍しくありません。

ちなみに
今回行った県はネットなどでは厳しい県として位置付けられていますが、
実際には『ちゃんとやってくれる県』です。

だからこそ正しい行動をすれば、正しい結果につながりやすいということです。

細かい状況などは分かりませんが
「弁護士に相談して自分は処分が軽くなるって言われたんだ！」と主張している人もいました。
色んな情報を仕入れているのか、上申書を提出している人もいました。

結果はその日取消処分にならなかった人は僕の御依頼者様一人だけ。
つまり他の人は全員取消＋軽減措置は無しということです。

何が正しいか、
この結果が何よりも雄弁に語ってくれていると思います。

☆人間心理として
・自分で見つけた情報は特別なもの＝正しい情報と思い込みやすい。
・正しい情報よりも、希望通りの情報の方をより信じやすい。
・『裏情報』のような胡散臭い情報ほど強く信じこみやすい。

どんな情報を見つけたかではなく
重要なことはその情報が正しいかどうかです。

運転免許取消の回避＆軽減専門で２５年の内村特殊法務事務所
代表行政書士：内村世己
URL：http://www.seiki-office.jp/
東京都新宿区歌舞伎町２丁目４５－５永谷ビル７０３
TEL03-5285-1840：090-9341-4384