伊賀上野が元気になればいいなあ!

上野の城下町、どうなっていくんだろう、、、見守る元気はないけれど、静かに生きていこうと思う(笑)。

中町(だんじり)印の見送り幕 お披露目!報告

2007-06-28 12:34:11 | おまつり大好き!
上野天神秋祭りの楼車巡行の内、中町のだんじり(其神山 葵鉾:きしんざん あおいぼこ)の前を行く印は「菊慈童(きくじどう)」といいます。
享和二年(1802)菅公九百年を契機として作られたという伝えがあります。

その印の見送幕は 中国の清代初期(17世紀)に製作された官服を解いて仕立て直して撒くとしたものだそうです。以前はだんじりの見送幕であったそうですが、その見送り幕もかなり傷んでいましたので2年間かけて新調事業として㈱龍村美術織物販売に制作を委託していました。


「官服」の再現図。この官服の前身と後身をつなげて「幕」として使っていたようです。

その見送り幕が見事出来上がりまして、今日の「お披露目」となったわけです。

地区の皆様や上野文化美術保存会の方々へのお披露目の前に「プレス発表」
筆者は記者さんたちに混じって写真撮ってました。


「保存会」八尾会長の挨拶。


修理修復では大変お世話になりました「伊賀市教育委員会 文化財室長」豊岡 勇先生の修復に関わっての詳しい説明やら苦労話を伺いました。
下の写真は先生が手で指し示されている部分の拡大ですが、旧幕と新幕とあまりにもかけ離れていると思われるでしょうが1800年当時の再現ですから、年月を感じるわけです。






前中町自治会長高橋さん、現自治会長大谷さんほか中町の担当者の方々、ご苦労様でした。
いいものを見せていただきました。
お祭りデビューが楽しみですね。

取り急ぎご報告まで
(半日お休みをいただきましたので、今から仕事に行きます)