齋藤大悟 : Daigo Saito

http://blog.goo.ne.jp/sd5-photograph

ブナの森へ

2009年05月03日 | 山の麓

Photo_2

                 静かに、そして強く / Nikon COOLPIX P5100

   

Photo_4   

                          流れ、潤い / Nikon COOLPIX P5100

   

Photo_3   

                   倒木、大地の糧 / Nikon COOLPIX P5100

      

Photo_5

                巨木、太古と現代をつなぐ / Nikon COOLPIX P5100

   

中島台、鳥海山麓に広がるブナの森です。

ゴールデンウィークという事もあり、この日も訪れる人々の姿がありました。

私はリュックに水筒と少しの食糧、そして重ね着などを詰め込み、

首からコンパクトデジカメを下げ、午後からこのブナの森へと足を運びました。

少し残雪もある中、遊歩道を一歩一歩、森の営みを感じながら春の息吹を堪能しました。

ミズバショウ群生地、湧水地(出つぼ)、奇形ブナ・鳥海マリモ群生地には、

思ったほど人の姿はなく、遊歩道ですれ違ったのはたった一人という状況でした。

あがりこ大王(一番下の写真)のエリアには、

ご夫婦や親子、友人たちと訪れる方々の姿がありました。

すれ違う際の「どうも!」「こんにちは!」など、ちょっとした声の掛け合いというものは、

さりげなさの中に、人間の温かさや優しさを感じる瞬間でもあります。

これから益々新緑の輝きを深めていくであろうブナの森。

そして足元にも可憐な花々が咲き始め、

訪れる人々の目を、そして心を、豊かにしてくれる事と感じています。

コメント (6)

断崖絶壁へ

2009年05月02日 | 日本海

Photo_4

                         突端より / Nikon COOLPIX P5100

   

Photo_5

                         切り立つ / Nikon COOLPIX P5100

   

Photo_3

                    見下ろす大海原 / Nikon COOLPIX P5100

   

Photo_2

                                 絶壁の谷間より / Nikon COOLPIX P5100

   

昨日の夕方、写真家でトレッキングガイドもされている

HIROさんの案内で、海辺の断崖絶壁へと行ってきました。

以前より計画していた事でありながら、なかなか都合が合わず、

昨日やっとの事で実現した計画でもあります。

ほど近い場所へ車を止め、きっちりと身なり装備を整えその断崖絶壁へと向かいました。

最初、草木をかき分け防風林を抜けます。

すると眼前に雄大で壮大な、遥か彼方まで広がる大海原が現れました。

そして巨大な崖の表情にも凄みがあり、自身の小ささを痛感します。

先ほど車を止めてきた場所からは、想像も出来ないほどの景色の変わりようで、

自然の迫力を強烈に感じるほどの光景が広がっていました。

断崖絶壁という事で、かなりの高さがある所でもあり、

足を踏み外さぬよう注意しながら絶壁突端へと足を運びました。

上の写真は、その突端からカメラを構えるHIROさんの姿です。

油断は命取りにもなります。

しかし、こういった心構えというのは、

本来、自然の中に身を置くという事において、欠かせないものであると感じます。

その緊張感の中、約2時間、この断崖絶壁での充実した時間を過ごし、

HIROさんと共に帰路に着きました。

最後に、お忙しい中ご案内して下さいましたHIROさんには厚く御礼申し上げます。

コメント

野焼きの中で

2009年05月01日 | 山の麓

Photo

                                                                            立木 / Nikon COOLPIX P5100

   

 春、田園風景の中に野焼きをする光景が見られます。

 焼かれた枯枝や枯草は灰となり、辺り一面を黒く覆い尽くします。

 その中に、一本の大きな木を見つけました。

 周りには、田打ち・代掻きに追われる人々の姿があるのですが、

 この木だけを見ていると、焼け野原にあって炎を逃れたようにも感じられ、

 また、孤独感も漂ってくるような、そんな雰囲気が感じられました。

 その雰囲気をよそに、撮影している時の煙いのなんのって・・・(涙)。

 煙りの中、ただひたすらシャッターを押していましたが、

 撮影後はゴホッ、ゴホッと、咳をしながら戻って来ました。

 帰宅してもなお、体は煙の臭いに包まれていました(笑)。

コメント (4)