第60回重症心身障害児(者)を守る全国大会第4分科会「母親部会」

2023年09月11日 | 日記・エッセイ・コラム

 9月9日(土)~10日(日)に標記大会が広島市内のホテルで開催されました。いや、今の私の立場からすると、正確には「開催した」となるのでしょうか。私はこの4月からその大会を主催する団体から顧問などという、なんとも要領を得ない、得体のしれない肩書をいただいてしまっているのですから。

 そういうこともあって、その全国大会の4つの分科会の中の第4分科会「母親部会」に参加されるお母さん方に主催団体の「全国重症心身障害児(者)を守る会」の成り立ち、これまでの歩み、考え、在り方、目指すところ、そして親として母親としての心構えなどについて話をすることになったのです。はるか四半世紀以上も前に、私はその団体の職員ではありましたが、それはそれこそ想定外のご指名でした。

 しかし、現在の団体の置かれた組織内外のさまざまな状況、そして現在の私の立ち位置を考えたとき、これは確とお受けしようと覚悟したのです。

 第60回重症心身障害児(者)を守る全国大会初日。第4分科会「母親部会」で、およそ1時間20分ほどだったでしょうか、お話しさせてもらいました。

 主催団体(通称「守る会」)での通算17年、そしてその後の知的障害福祉サービス事業所でのおよそ25年。その42年間の年月の中で、それぞれに私が体験し、経験し、思ったこと、感じたこと、考えたこと、そして目の前の重症心身障害児(者)のお母さん方にお伝えしたいことをできる限り、分かりやすく、時にお互いに笑いもしながら、硬軟交えてお話しさせていただきました。

 話し終えて、質疑に入って、10人ほどのお母さんたちから手が挙がり、質問や感想を述べられました。およそ80人ほどの参加者でした。私の見知っているお母さんは5人だけで、さみしい思いもありましたが、それも時の流れです。

 発会からおよそ60年が経ち、守る会もゆるやかに世代が移っていきます。しかし、それを超えて、これからも発会の理念と意志を継ぎ、重症心身障害児(者)の命とその人生と生活の在りようを世に問い続けねばなりません。

 果たして、参加されたみなさんのご感想はいかがだったでしょうか。

 なお、この大会の様子は、「2023年(令和5年)9月10日(日曜日)の中國新聞」に『重症心身障害児 どう支える』という見出しで掲載されています。

 

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