里山人雑記

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煌めく目、燻銀の嘴

2024年03月30日 21時50分16秒 | Field Note<観察>
あのブローチを頂いて以来、カラスの羽衣の美しさを撮り留めたいと考えているけれど、良いシーンを探す時間をつくれていない。今回の写真もそれを伝えられるような写真ではまったくないが、カラスの良さがちょっとは伝わるかな?と思ってアップしてみる。

ハシボソガラス Corvus corone
何かこう、心が弾むような緑が見え始めた幹に、夕方、ハシボソガラスが止まっていた。繁殖を控えた時期のためか、特定の範囲に執着するようにして行動していた。ピリピリした雰囲気ではなかったが、営巣場所を大方絞り込み、その近辺の様子をチェックしていたのかもしれない。

ここで印象に残ったのは、研ぎ澄まされた金属のような質感を見せる嘴、そして顔から少し飛び出して煌めく目だ。

拡大するとこんな感じ。伝わるかな。
真っ黒い鳥という印象が先行しがちなためか、輪郭から内側の部位をじっくり観察するような人にはあまり出会ったことがない(研究者は除く)。
煌めく目、光沢を伴う嘴、そしてその形、嘴の横に生えるヒゲのような羽毛、他1枚1枚の羽毛…観れば観るほどその存在が魅力的に思えるこの鳥を、もう少し多くの人に、もうちょっとだけよく見てもらえたら嬉しいなと思ったりする、ここ15,6年である。長いな。

OM SYSTEM OM-1 + M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO

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